“犬のノベルティ”に寄せて… 瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

“これこそ、せともの”セトノベルティの魅力を紹介し、その技術継承に努める市民活動団体です。

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“犬のノベルティ”に寄せて…

1月29日
☆今年は戌 (いぬ) 年。犬と言えば、青森県鰺ヶ沢のブサカワイイ犬の飼い主の女性が亡くなったニュースとか、ソフトバンクのCMで白犬の「おとうさん犬」が有名ですが、ノベルティの世界でもとても有名な白犬がいます。あのビクターマークで知られる「ニッパー君」です。この犬を当会がこれまで紹介してきた記事を改めてご紹介します。

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       (↑ビクターマーク 「ニッパー」)
*当会ではいろいろなサイズのの「ニッパー君」を収拾しています。
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*この9点の他にもう一体…↓
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*箱入りの「ニッパー君」もあります。
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*ビクターマーク「ニッパー君」の由来は次のとおりです。↓
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*この箱入りの「ニッパー」は ほぼミント(新品)のように思われます。
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☆ノベルティという点でいえば、犬は猫ほど人気がないように思われます。しかし、戌年を機に目.。するいろいろな文章を読んでいて思うことがあります。それは、「猫は“カワイイ”が命。犬は“思惟する存在”」という魅力の違いです。

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(↑当会が収集している犬のノベルティ)
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(↑当会収集のノベルティ :ボルゾイ犬・丸利商会製 “MANN”ブランド)

*朝日新聞1月14日の記事「読書」欄に深く感動させられた文章があります。町田康さんという方の一文からの引用です。藤野千夜さんが犬と暮らす一家の物語「親子三代・犬一匹」に寄せて町田さんは次のように書かれています。『家族の、ともすれば崩れて離ればなれになってしまいがちな心を支えているのは、マルチーズのトビ丸である。訳のわからないいとおしさが身の内にあふれる。犬は待っている。行ったことを恨みに思わないで、帰ったことを喜ぶ。犬の心で生きたいものである』。

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*「犬の心と言えば『犬心(いぬごころ)』という本がある。書いたのは詩人の伊藤比呂美である。犬には何世代にわたった積み重なってきた犬の心がある。それはどんなに訓練しても克服しきれない心で、人と一緒に居ることが好きで自らそれを選び楽しんでいる犬心との間で揺れる。人はそれを見て切ない気持ちになる。なぜなら人間のなかにも理屈で割り切れない心の働きがあるからで、それはときに非常識であったり不道徳であったりして、人の世で人はその心に苦しむ。ただし人間は言葉を話す。なのでその苦しみを言葉に置き換えて少し楽になることができる。だから黙って、なにも話さないで生きる犬の姿を見て、自分を重ね合わせて切ない気持ちになるのである」。(町田さんの文「何も話さないその姿が切ない」から)
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(↑神野製陶所が製造した白生地で「白雲陶器」が製品化したもの)

*「犬は時間を持たないというが、そんなことはないように思う。多分、犬は時間を持っている。でも、それは人間が感じている時間とはよほど違う犬独自の時間に違がいなく、でも実際にそれがどんな時間感覚なのかは想像もつかないが…」。
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(↑今はすでにない「丸利商会」製のノベルティ :当会の収集品)

☆「犬は何も話さないその姿が切ない」。…町田康さんのこの言葉を田中荘子さんが里帰りさせてくれたオキュパイド・ジャパンのノベルティに寄り添って見つめてみる時、犬の魅力の秘密が一層奥深く味わえるような気がしてきます。↓
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(↑瀬戸市美術館展示最終日撮影:2018年1月28日↓)
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(↓田中荘子さんが里帰りさせてくれたオキュパイド・ジャパン“アメリカン・チルドレン”シリーズ↓)
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1月29日
☆占領期の窯業事情を知ることのできる資料はきわめて少ないのですが、貴重な手がかりと言えるのが「陶業タイムス」です。当会はその資料をできるだけ精読し、当時の貿易の実態や中部地区の窯業が直面していた課題などを知りたいと思っています。昭和26年4月4日の第121号にピーター・ラビットの事例が著作権侵害の事例として重ねて紹介されています。 

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*↑この写真には、「(本紙既報)米国市場で日本業者が著作権侵害問題を起こした英国製動物玩具の見本。左より、Tom ,Kitton, Mrs.Tiggy-Winkle, Porter Rabbit」と添え書きされています。“Porter Rabbit”。作者のPotterとピーター・ラビットのPeter とを混同して、“Porter Rabbit”という綴りになったのでしょう。ともあれ、当時のこれらの製品が今もアメリカに残されていて、当会は、その画像を入手しています。
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(↑ピーター・ラビット)
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*↑Tom Kitton(子猫のトム): ちょうど80年前に誕生したキャラクターです。↓
田中Beatrix Potter TOM KITTEN Figurine Beswick England 1948 BP3css
(↑1948年Beswick社製)

*「ピーター・ラビット」の物語はBeatrix Potterが1905年に出版した絵本でBeswick社から出版されました。そして、その絵画に基づくやきもののノベルティは1948年 から作られてきました。
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*↑ティギー・ウィンクル(Mrs. Tiggy Winkle)はハリネズミ(Hedge hog/やまあらし)の洗濯を専門に行う女性。↓
Lovely Beswick Beatrix Potter Mrs Tiggywinkle Figurine 1948 USe
*瀬戸の人たち、日本人がとうに忘れてしまった輸出品が今もアメリカで愛され続けているのです。

※これらの製品についてのお問い合わせは当会下記へお願いします。

〒489-0814 瀬戸市末広町 3-16  「瀬戸ノベルティ文化保存研究会」 
<メール> setonovelty_club@yahoo.co.jp
<電話:> 090-6339-0791



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