『染付・青絵の世界』展から思ったこと… 瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

“これこそ、せともの”セトノベルティの魅力を紹介し、その技術継承に努める市民活動団体です。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

瀬戸ノベルティ文化保存研究会 We are the Seto Novelty Culture Preservation Society, a citizens’organization in Seto City, Aichi Prefecture 、Japan◆瀬戸ノベルティに“最高の評価”!レース人形の最高峰・TK名古屋人形製陶所製「アン王女」が皇室に献上!★瀬戸から「ノベルティ」と「昭和の青春切符~集団就職の記録~」を『日本遺産』に!◆時を超えて香り立つ魅力・ノベルティこそ“瀬戸の華”!セト・ノベルティこそ「せともの」!【瀬戸ノベルティ倶楽部:The Seto Novelty Club〈office〉、Americans who love SETO NOVELTIES, your mail to us is deeply welcome. address :setonovelty_club@yahoo.jp】 写真などこのブログでの画像の無断使用は固くお断りします!

≫ EDIT

『染付・青絵の世界』展から思ったこと…

1月5日
★本日、愛知県陶磁美術館で開催中の『染付・青絵の世界』展を観てきました。染付(そめつけ)は一般にコバルト顔料で絵付けを施し、透明釉を掛けて焼成したものですが、この企画展では、中国語で「青花」、英語で“Blue and White”と呼ばれる広義のコバルト顔料で絵付けされた陶磁世界をテーマに、西アジア、中国、ベトナム、朝鮮半島、ヨーロッパ、そして日本の様々な染付・青絵の文様の特徴を訪ね、製陶技術の相互交流や世界的スケールでの伝搬、また模倣や新たな創造性を検証しようというものです。

IMGP7853ds.jpg

IMGP7854ds.jpg

*この企画展では、それぞれの染付が時代や場所、国の盛衰や東インド会社による交易事情などによりさまざまな変質を遂げ、その中で量産化が実現し、また文様やデザインのなぞりや模倣が行なわれてきたことが開示されています。

IMGP7856ds.jpg
(↑上・景徳鎮窯 : ↑下・有田窯)

IMGP7858ds_201801052205524cd.jpg
(↑景徳鎮窯 : ↓有田窯)
IMGP7859ew.jpg

*製品の多くは、ジャー(水差し)や茶器をゆすぐボウル、皿や碗や瓶、鉢やプレート、水柱など、量産された実用品や鑑賞品なのです。それは量産品であること、世界的な版図を持っていたこと、文様やデザインなどの模倣や複製が多く、デザインや模様のオリジナリティというものが交錯し、薄められ、新たな変質を遂げていきますが、そうした陶磁製品が今、時を隔てて美術館のガラスケースの中から見る人を惹きつけているのです。中には重文に指定されている量産された製品もあるのです。量産品であること、文様やデザインなどの模倣や複製が多いこと、デザインや模様のオリジナリティというものが交錯し、薄められ、新たな変質を遂げてきたという点から低い評価の下に置かれ続けてきた瀬戸のノベルティの運命を同時に深く考えさせられたことです。瀬戸のノベルティも時と見る人を得ることができれば、こうしたガラスケースに入れられ、照明を当てられる日が来るかもしれません。

IMGP7860ds.jpg

※この『染付・青絵の世界』展は今月14日まで開催。8日(月・祝)は開館し、翌9日(火)は休館。
※お問い合わせは、 ☎ 0561-84-7474 (瀬戸市美術館から車で約10分です)

| 記事 | 22:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://setonovelty.blog65.fc2.com/tb.php/954-2e28eb6b

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT