"憧れ"をふるさと納税の返礼品に!瀬戸の華・レース人形の製作体験を返礼品に! 瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

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“これこそ、せともの”セトノベルティの魅力を紹介し、その技術継承に努める市民活動団体です。

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瀬戸ノベルティ文化保存研究会 We are the Seto Novelty Culture Preservation Society, a citizens’organization in Seto City, Aichi Prefecture 、Japan◆瀬戸ノベルティに“最高の評価”!レース人形の最高峰・TK名古屋人形製陶所製「アン王女」が皇室に献上!★瀬戸から「ノベルティ」と「昭和の青春切符~集団就職の記録~」を『日本遺産』に!◆時を超えて香り立つ魅力・ノベルティこそ“瀬戸の華”!セト・ノベルティこそ「せともの」!【瀬戸ノベルティ倶楽部:The Seto Novelty Club〈office〉、Americans who love SETO NOVELTIES, your mail to us is deeply welcome. address :setonovelty_club@yahoo.jp】 写真などこのブログでの画像の無断使用は固くお断りします!

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"憧れ"をふるさと納税の返礼品に!瀬戸の華・レース人形の製作体験を返礼品に!

9月12日
🌟「『返礼品競争』の過熱が問題視されてきたふるさと納税を巡り、地場産品以外を贈ったり、調達費が寄付額の3割以上だったりした自治体を制度から除外する」措置を国が打ち出しました。中日新聞2018年9月12日の 記事は、この措置を『強硬措置』と批判的な視点で報じています。今回の措置は財源の移譲に制約を加えたいという総務省の思惑もいろいろ取り沙汰されていますが、当会はこの件に関しては、国の方針に賛成したいと思っています。   
「本当に地場産品がない自治体は困っている」、「貴重な財源が減ることへの配慮がない」というような苦衷もわかります。しかし、当会は、本当の地場産品とは”物だけではないはずではないか…”と思っています。有形な物ではない無形の伝統文化や産業観光などの体験型返礼、ユニークな無形のサービスや人間関係づくり、また、その自治体の町づくりサポーターとなってもらうための寄付なども視野に入れれば、他の町にはないモノやコト、その無形の楽しみ、そうした魅力がどの自治体にもあるはずですし、そうしたモノゴトをそれぞれの自治体が官民協同で見出し、創出する努力と工夫を尽くしてみるべきだと思います。過日、中日新聞瀬戸支局でしたか、瀬戸近郊の自治体の墓所への永代供養サービスをふるさと納税の返礼として好評だという好例をすぐれた記事で報じていました。返礼品の選定を行うのは行政だけというのではいかにもいびつでまた不健全です。行政にも能力の限界がありますし、在野にも知恵者が少なくありません。官民協同で知恵や意見を交換し合い、その自治体ならではの有形無形の返礼品選定を知恵を尽して練り上げるべきではないでしょうか?瀬戸市の場合、陶都・瀬戸市ならではのふるさと納税の返礼品選定にもっとノベルティの魅力を活用すべきではないか、と当会は市行政に提案したいと思います。具体的には、例えば、やきものの最高峰と言うべき「レース人形(レースドール)の製作体験を陶都・瀬戸のふるさと納税返礼品の中に取り入れたらどうか」と当会は考えます。何よりも、当会は、「ノベルティこそ瀬戸物である」と考えるからですし、特にレース人形はもっとも熱く憧れられるやきもの産品の筆頭であると言えるからです。当会の主張は「憧れられるモノやコトをこそ、ふるさと納税の返礼品に!」という主旨なのです。
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(↑当会が主催して今年6月30日と7月1日に当瀬戸ノベルティ倶楽部で行った「第3回レースドール製作体験講座」↓)
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✲ “レースドール”は瀬戸ノベルティの最高峰とも言うべき極上のノベルティです。日本では瀬戸市がその唯一の主産地となってきました。1970年代にはレースドールメーカーは数社ありましたが、今、レースドールを作っているメーカーは「TK名古屋人形製陶所」ただ一社となってしまいました。4年ほど前までノベルティメーカーに併設してレースドール教室がありましたが、そのメーカーの廃業に伴ってレースドール教室が瀬戸からなくなってしまいました。以来、レースドールを作ってみたい、どこかレースドール教室を教えて欲しいという問合せが当会に盛んに寄せられるようになりました。瀬戸市だけのオンリーワンであるレースドールは製作に高い技術が求められることから“高嶺の花”と敬遠されがちでしたが、当会は本場の瀬戸市でこそその伝統は受け継がれるべきだと考え、当会会員のレースドール作家を講師に、「瀬戸ノベルティ俱楽部」で初めてレースドール製作体験講座(ワークショップ)を昨年4月29日に開きました。当会がこのレースドール製作体験講座を始めたのは、レースドールのふるさとであるこの瀬戸市でこそもっと気軽にレースドール作りを楽しむことができる機会と場所が生まれるきっかけとなることが目的です。

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*中国で創始された磁器。そして、磁器生産は遅れて日本の有田で開花しました。そうしたアジアの磁器に強く憧れたのがヨーロッパ諸国で、磁器がヨーロッパで初めて製作されたのが18世紀初めのドイツ・マイセンでした。特に磁器で作られた人形(フィギュリン)の人気は高く、宮廷貴族の需要に応えるため18世紀後半、ドイツのザクセンやチューリンゲン地方でレースドール(人形)が生み出されたと言われています。レースドールは新世界・アメリカにも伝えられ、やがて第二次世界大戦後、趣味や生き甲斐を追求するアメリカ女性の工夫と情熱によってレースドールは発祥の地ドイツをしのぐほどの手工芸品の極致と言える精緻な作品が作られていきました。
瀬戸市の窯業関係者がレースドールと出会ったのは戦後のことのようです。「テーケー名古屋人形製陶所」の加藤星鏡さん(現会長)が昭和25、6年頃、アメリカ・シカゴの見本市を訪れた時、会場に一体のレースドールが展示されているのを見ました。*加藤星鏡さんは初めてそれを目にした時、「レースドールはきっと日本でも人気になるにちがいない」と思ったそうです。当時、加藤さんの会社は布製レースを扱う会社と知り合いで、その会社から布レースを納入してもらい、布レースに泥状の粘土を染み込ませて作るレースドールを初めて生み出すことに成功したのだそうです。その「TK名古屋人形製陶所」は今、レースドールを作っているただ一社のメーカーとなっています。

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(↑レースドールの最高峰とされるテーケー名古屋人形製陶所製「アン王女」:映画『ローマの休日』のヒロイン↓)
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✲今回作ったのは次のようなカワイイレース人形です。(材料代と講師料込みの参加費がかかります。また、アクリルケースが欲しい方には、別途経費が必要となります。)↓
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✲↑伊藤保徳瀬戸市長も見学に訪れました。↓
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✲ふるさと納税として寄付をしたいと思う自治体の選定には、返礼品が目当てであることはある意味で自然なことです。しかし、今は、この制度の制定当初とは違って、納付者のその納税のあり方についての考え方や返礼品についての意識にも変化や成熟が伴っているようです。

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✲この問題について当会がとても大切ではないかと思うことは、納付者のモチベーションの中身です。瀬戸市で言えば、やきものの中で最も憧れを集めるやきものの典型がレース人形であると言えます。ふるさと納税の寄付先を考える際、今、家庭の中では女性の思いや意志が次第に大きくなっているようです。そうすると瀬戸市の場合、やはり、この「レース人形を自分で作ってみる」という「体験の楽しみ」とその成果である自分の手で作った美しいレース人形を手にするという楽しみ、つまり、モノ消費とコト消費の二つがともに備わっているという魅力は寄付をしようとする家庭の女性にとっては、他の町や村にはない圧倒的な強味ではないだろうか…、当会は胸を張ってそう主張したいと思うのです。

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✲「もはやレース人形を教えてくれる場所がなくなってしまった今、どうして『レース人形の製作体験』をふるさと納税の返礼品に加えることなんかできるのか!できるわけがない、物という実態がないじゃないか?」という声があるかもしれません。当会は、そこが肝心なポイントだと思います。まさにその点にこそ、ふるさと納税という制度を私たち瀬戸市民のものにする意味というものが見い出せるのではないかと思うのです。「今はもうレース人形の作り方を教えてくれる所がない」のではなく、「教えてくれる所がなくなってしまった」のです。「TK名古屋人形製陶所」という瀬戸の会社は、今、瀬戸市で、いや全国的に見ても、レース人形を作る専門メーカーとしてはただ一つの会社です。当会は同社の加藤徳睦(のりちか)社長と交流を深め、加藤社長から、時機を見て、社長、または、同社のベテラン社員に当倶楽部に来て頂いてレース人形の実践的な製作指導を頂くことになっています。

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(↑瀬戸市長室に置かれているレース人形の最高峰"アン王女":テーケー名古屋人形製陶所製)

✲それのみならず、瀬戸市中にはレース人形を作ってきたかつての職人さんたちが数多くおられます。ですから、当会は、かつてレース人形を作ってきた職人さんたちにも参加を求めながら『レース人形のふるさと』であるこの瀬戸市で、レース人形の伝統を受け継いでいくような取り組みを行っていきたいと考えています。そして、レース人形の製作体験をふるさと納税の返礼品に組み込む官民協同の取り組みの中で、陶都と言われる瀬戸のどんな大切なものが失われ、いまこの瀬戸市で何が残されているのか、また『これこそ、瀬戸の華』と言うべきレース人形を受け継ぐためにどんな課題があるのか、そうした取り組みのプロセスこそが『陶都・瀬戸』の再興に繋がる取り組みの一つになるのではないか、当会はそう考えたいと思っているところです。

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*↑これまで参加者が作ったレース人形。完成品の高さは16センチ強。
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✲こうした美しいレース人形を気軽に作ることのできるような教室が「レース人形のふるさとである瀬戸市」にこそ生まれて欲しい、それが当会の願いなのです。


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