戦前の丸山陶器製ノベルティ 瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

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“これこそ、せともの”セトノベルティの魅力を紹介し、その技術継承に努める市民活動団体です。

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戦前の丸山陶器製ノベルティ

8月4日
☆アメリカから里帰りした丸山陶器製ノベルティと出会いました。戦前の「四ツ活人形」で、当会にしばしば来て下さるノベルティファンの方がお持ち下さり、写真に撮らせていただきました。アメリカ・オハイオ州に住む人から入手されたのだそうです。


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*以前もこの方のこの製品を紹介させて頂いたことがありますが、その後、さらに3体を入手されたとのことです。
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*これらは、丸山陶器のノベルティとしてまさに世に知られている「四ツ活人形」(よつかつ人形)と言われる磁器の無施釉のビスク人形で、極めて状態のよい製品です。
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*手足が胎内でゴム状の紐で結ばれ、手足が動きます。4本の手足が動くので、「四ツ活」(よつかつ)と言われるのです。

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*↑背中に丸山陶器のマークが刻まれていました。
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*↑これは、丸山陶器の創業者・山城柳平の伝記を描いた本『黒い河と白い煙』(小出種彦著)です。その裏表紙に↓
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*この製品のマークから、これらが戦前の丸山陶器で作られたノベルティであることがわかります。
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*↑これらは上記『黒い河と白い煙』にも紹介されている製品でした。
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*こうした「四ツ活人形」(よつかつ人形)を日本で初めて作ったのは瀬戸ノベルティの嚆矢・丸山陶器でした。
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*同社の創業者・山城柳平↑がこの「四ツ活人形」と初めて出会った時の感動を『黒い河と白い煙』は次のように書き留めています。「大正5年、森村ブラザーズの店員ラングヘルダーが初めてドイツ製の四ツ活ビスク人形をもって日本へ来た。ラングは堀内や村瀬らとともに瀬戸へもやってきて、柳平は初めて外人と接した。『これが四ツ活というものだ』、堀内は手足を一ツ一ツ、グルグルと動かして見せた。四ツ活というのは四ツの部分が活動するという意味で、手足をゴムひもでしばりあわせ、人形の体内に通したものである。『ヤアー』と柳平はその精巧なドイツ人形に眼をみはった。いやそれよりも、手足が動くという着想は、なんと素晴らしいことであろう。かつて、水に浮く陶器製金魚にとびついたが、この四ツ活ドイツ人形は、単に手足が動くということよりも、どの位置へ動かしてみても不自然に見えない造型力の素晴らしさに感服せざるを得なかった…柳平の体内から激しい闘志が沸き上がってくるようである」。
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*こうした丸山陶器の四ツ活ビスク人形を日本国内で今持っている人は皆無かもしれません。当会は、ノベルティを生産してきた組合であった「瀬陶工」や瀬戸市文化行政に、今もおびただしい量のノベルティが残されているアメリカを実際に訪れて取材し、如何に深く、また多様に瀬戸ノベルティが愛されてきたか、いや、今なお愛され続けているかについて現地で実際に踏査することを繰り返し慫慂してきました。それが、「瀬戸ノベルティの海を越えてからの新たな物語の始まり」であることを実態として知り、❝陶都の誇り❞を反芻することにのもつながり、衰退著しい窯業の生き残る方途をもたとえささやかであっても考究することにつながるのではないか、と考えるからなのです。しかし、「瀬陶工」は今春、無言のうちに解散しました。当会は、その解散を前に、「瀬陶工」に❝陶都の誇り❞を思い返して欲しいとの切なる願いも込め、来年、瀬戸ノベルティの本の第一弾『カワイイ昭和~幻の瀬戸物・ノベルティ物語』、を発刊することにしたものです。
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