当会、来年秋をめどに「瀬戸ノベルティの本」を刊行予定! 瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

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“これこそ、せともの”セトノベルティの魅力を紹介し、その技術継承に努める市民活動団体です。

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瀬戸ノベルティ文化保存研究会 We are the Seto Novelty Culture Preservation Society, a citizens’organization in Seto City, Aichi Prefecture 、Japan◆瀬戸ノベルティに“最高の評価”!レース人形の最高峰・TK名古屋人形製陶所製「アン王女」が皇室に献上!★瀬戸から「ノベルティ」と「昭和の青春切符~集団就職の記録~」を『日本遺産』に!◆時を超えて香り立つ魅力・ノベルティこそ“瀬戸の華”!セト・ノベルティこそ「せともの」!【瀬戸ノベルティ倶楽部:The Seto Novelty Club〈office〉、Americans who love SETO NOVELTIES, your mail to us is deeply welcome. address :setonovelty_club@yahoo.jp】 写真などこのブログでの画像の無断使用は固くお断りします!

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当会、来年秋をめどに「瀬戸ノベルティの本」を刊行予定!

7月22日
☆当会は、来年、結成10周年になるのを記念して、「瀬戸ノベルティの本」を刊行予定です。本のタイトルは『カワイイ昭和~幻のせともの・ノベルティ物語~』の予定です。


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(↑瀬戸ノベルティの最高傑作と言える ルイ・イカールの作品:山国製陶製)

*当会が「瀬戸ノベルティの本」を刊行したいと考える主旨とコンセプトは以下のようなものです。

【主旨・コンセプト】
 瀬戸ノベルティは、陶都・千余年の歴史の中で最大無比の生産物であり、他の窯業地に比類を見ない特産物であったことから、「瀬戸ノベルティこそ“せともの”」と言うべき瀬戸のアイデンティティそのものであると考える。また、瀬戸ノベルティは、世界の80余の国々、地上の津々浦々に送り届けられ、世界中の人々の傍らにあって、その心を癒し、暮らしを多様に彩ってきた。瀬戸ノベルティは、これまで日本から輸出されたやきものとしては日本最大級のアイテムであったと言える。しかし、円高の試練に曝され、その従属的・受身的な生産構造の弱点が露わになり、デザイン面でのオリジナリティの脆弱さ、メーカー間の秘密主義、業界総体として課題に向かう共同性の欠如などと相まって衰退の一途をたどり、陶都の花形産業たる位置に押し上げてきた高度な生産技術や陶都としての誇りも見失われてきた。
 そうした中で今、世界に目を見開いてみると、弱い波動ではあるが、プラスティックやレジンから陶磁器への回帰の流れがあり、また、特に最大の仕向け先であった北米大陸には膨大な量と種類のノベルティが今も残り、特に1960年代から70年代にかけての製品が、“whimsical”“ Kitsch”などという「喩えようもなく“カワイイ”」やきものとして女性たちの心を熱く捉え、熱狂させているものが少なくない。のみならず、日本の特に女性たちの心を老若を問わず惹きつけ、「レトロ・ノスタルジーでありながら、且つポップで新鮮な魅力」に満ちたアイテムとして熱い注目を集めているし、また、陶都・瀬戸の真骨頂とも言えるレース人形が “至上の陶磁器の華”“無類のせともの”として日本の女性たちの憧れを集めている。
 そうしたことを垣間見てみると、ノベルティが育まれてきた欧米風のライフスタイルが浸透し、居住環境の洋風化も深化をたどるこの日本でも、今、流砂のごとく忘却の彼方に押し流されようとしている瀬戸ノベルティという窯業文化の中にこそ、新たな陶都の再生と蘇生、新生へと結実していく可能性と将来性とが秘められていると言えるのではないか…。瀬戸ノベルティの弱点や根深い課題を凝視する時、この業界の中の多くの部分が去りゆくべき時期にあるのは現実であろうが、それら弱点や課題をシャッフルし、淘汰克服し、新たな創造力・想像力を加えて行く中に「これこそ“せともの”」と言うべき新たなノベルティ産業の可能性と視界が見出せるのではないかと思う。その努力は、また、「陶都の誇りの回復と再生」への課題を問いかけている。
 「瀬戸ノベルティ文化保存研究会」は、これまでの10年にわたる活動の中で、目の前で複数メーカーが消失していく様を目撃しつつ、諸社から“排出”されてきた一万枚にもなろうかという生産・出荷資料を“落穂拾い”のように収拾し、微力ながら瀬戸ノベルティの分析とその評価に関わる考察を続けてきた。そうした作業を通して痛感することは、何よりも、本業界の中にかつての花形産業を担ってきたという「陶都の誇り」が甚だしく見失われてきたということである。当会は、この書の中で瀬戸ノベルティの端倪すべからざる生産実態の諸相の特徴と、「陶都再生の旗手としてのノベルティ文化」の可能性に言及したいと思う。この書では、理屈なしの瀬戸ノベルティの魅力に触れて頂けるよう写真を多く掲載する予定。

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(ルイ・イカールの名品を作ったありし日の「山国製陶」:当会撮影・2013年12月)

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