アーカイブ :2017年05月 瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

“これこそ、せともの”セトノベルティの魅力を紹介し、その技術継承に努める市民活動団体です。

瀬戸ノベルティ文化保存研究会 We are the Seto Novelty Culture Preservation Society, a citizens’organization in Seto City, Aichi Prefecture 、Japan◆瀬戸ノベルティに“最高の評価”!レース人形の最高峰・TK名古屋人形製陶所製「アン王女」が皇室に献上!★瀬戸から「ノベルティ」と「昭和の青春切符~集団就職の記録~」を『日本遺産』に!◆時を超えて香り立つ魅力・ノベルティこそ“瀬戸の華”!セト・ノベルティこそ「せともの」!【瀬戸ノベルティ倶楽部:The Seto Novelty Club〈office〉、Americans who love SETO NOVELTIES, your mail to us is deeply welcome. address :setonovelty_club@yahoo.jp】 写真などこのブログでの画像の無断使用は固くお断りします!

2017年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年06月

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6月は“ルイ・イカール”のノベルティを展示

6月1日
☆「瀬戸ノベルティ俱楽部」、6月からの展示はルイ・イカールのノベルティです。ルイ・イカールはアールデコの女性を描いたアーティストとして知られ、その絵画をモチーフとしたノベルティは瀬戸ノベルティの中で今、最も高い評価と人気を集めているノベルティです。

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 (↑ルイ・イカール<1888-1950>の絵画にもとづく瀬戸ノベルティ↓)
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(↑「蘭(ラン)」)
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(↑「蘭(ラン)」のイカールの原画)

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(↑“CoursingⅡ (猟犬Ⅱ)”
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*ルイ・イカール(Louis Icart・1888-1950)はアール・デコを代表するフランスのアーティストで、妻のファニーをモデルにしたエッチング作品を多く発表していました。
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(↑エッチング作品を製作中のルイ・イカール)
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(↑ルイ・イカールの数多くの作品でモデルとなった妻のファニー)
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(↑「Parasol」)
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*ノーマン・ロックウェルのノベルティが複数のメーカーによって作られていたのに対し、ルイ・イカールのノベルティは瀬戸のメーカーではただ一社、山国製陶で1980年代から90年代にかけて作られ、主にアメリカへ輸出されていました。その原型のほとんどを担当したのが原型師の故Kさんで、Kさんと鹿児島県から集団就職した女性見本絵付け職人Sさんとのコンビでイカールの数々の名品が作られていたのです。
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(↑イカールの原型を作った原型師のKさん)

*イカールのノベルティは今、ほとんど入手できないほど評価の高い「伝説的名品」となっています。山国製陶ももうありません。
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(↑ありし日の山国製陶:2012年当会撮影↓)
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(↑ありし日の山国製陶のサンプル室:2012年当会撮影)

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(↑山国製陶の解体:2014年当会撮影)
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(↑山国製陶解体時、当会が廃棄物の中から収拾した作業場のプレート)

*山国製陶が解体された時、沢山の資料が廃棄されました。当会は社主の了解を得て、可能な限り多くの資料を収拾しました。それらの資料により、ルイ・イカールのノベルティについてもその輸出実態を把握することができました。製品の流通相場に高い関心を寄せる人でも、それらの製品の輸出実態について正確な情報を把握している人はほとんどいないようです。↓
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*↑ルイ・イカールのノベルティのインボイス(出荷内容を記した資料)です。この資料から分かることは次のようなことです。
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*これは1987年の取引。この時のバイヤーはHamilton Gifts という会社で、アメリカ・フロリダ州北東部に位置するジャクソンビルという大都市に事務所がありました。
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*製品はフランス語で名づけられており、「Junesse(青春・1930年描)」「le Sofa(ル・ソファー)1937」などでした。
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(↑「Junesse・青春」↓)
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(↑「le Sofa ル・ソファー1937」:イカール1937年の作品↓)
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*この資料によれば、この製品は1カートンに4体詰め。244体。1体の価格約18ドル、2000円ほどでした。今、この製品は驚くほどの高値で売買されることがあるそうです。
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*当会は次のような写真も入手しています。↓
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*↑これは原型師Kさんによる粘土原型の写真です。↓
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*これは次のような製品として完成されました。↓
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*「Perfect Harmony(パーフェクト・ハーモニー)」という作品です。
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*イカールが描いた作品に“Enigma(謎)”という作品があります。そのノベルティは次の製品です。↓
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*そして、その原画は次です。↓
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*しかし、当会が収拾した資料の中にはイカールが描いた原画を新たに描き直した絵画も残されていました。↓
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*そして、描き直されたその絵には原型製作や絵付けにあたっての注意がメモ書きされていました。↓
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*↑1914年、第一次世界大戦が勃発した年に描かれたという「ブーケ」。1989年に作られたこの製品にも今、きわめて高い評価が与えられています。その製品作りにもその原型や絵付けの細部にいくつかの改善要求が寄せられていました。当会はそのメモも入手しています。↓
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(↑“Miss America”↓)
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(↑幻の名品“手紙”↓)
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*↓下の製品もKさんの原型による名品です。
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*Kさんとコンビを組んだ見本絵付け職人のSさんは鹿児島県出身で、昭和30年代に集団就職で瀬戸に来た女性でした。
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*↑Sさんが住んでいた社員寮も解体されて、すでにありません。↓
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*会社の本社工場もすべて解体されて、もう影も形もありません。↓
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(↑ルイ・イカールのノベルティを製造した工場跡)

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*今、ルイ・イカールの製品を見ることができるのは当倶楽部などほんの少数箇所です。イカール人気は収まらず、今、海外から“輸入”されている製品もあるほどです。まさに今、「イカールは幻」となっているのと言えるのです。

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(↑イカール製品を作っていた山国製陶の本社工場があった場所の現在)

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(「バーで」:1936年の原画による)
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「瀬戸ノベルティ俱楽部」の展示はルイ・イカール!

5月31日
☆瀬戸ノベルティの魅力を描き続けている鈴木敏夫さんの『瀬戸ノベルティ絵画展』が明日6月1日から6月30日まで高浜南部第2ふれあいプラザで開かれます。

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(↑高浜南部第2ふれあいプラザ↓)
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*この絵画展では絵画とそこに描かれたノベルティとを合わせて展示します。
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*その絵画展で披露される“瀬戸ノベルティと三河瓦のコラボレーション”を少しご紹介しましょう。
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*高浜南部第2ふれあいプラザは、愛知県高浜市碧海町3丁目5 ☎0566-52-6932
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富士特殊紙業エントランスホールにN・ロックウェルのノベルティを展示

5月30日
☆当会は今日30日(火曜日)、瀬戸市暁工業団地内にある富士特殊紙業のエントランスホールで展示製品の飾り替えを行いました。今回はノーマン・ロックウェルの展示です。 

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(↑富士特殊紙業:瀬戸市の暁工業団地)
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(↑富士特殊紙業エントランスホール↓)
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(↑「少年と少女の四季“春”」)
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(↑「少年と少女の四季“冬”」)

*今回展示したのは「アメリカで一番有名な画家」と言われるノーマン・ロックウェルのノベルティです。ノーマン・ロックウェル(1894-1978)は20世紀初頭に最も人気のあった雑誌『サタデー・イブニング・ポスト』で、47年間に321枚の表紙を飾りました。

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(↑「四つの自由」のうち、“飢えからの自由”)
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(↑“釣りの極意”を息子に教える父)
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(↑四季シリーズ “年末セール”)

*70年に及ぶ画業の中で、ロックウェルは時代の変化に伴うアメリカ社会の情景や心情を卓越した技量と独自のユーモアにより細密に表現しました。「私は皆の心の中にある、しかし誰も気づいていないアメリカを描きたいのです」という言葉にあるように、ロックウェルの主題は“アメリカンスピリッツ”でした。またロックウェルは社会的なテーマを扱った記録性の高い作品も残しました。

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*↑小物入れや花入れともなるヘッドヴェースです。↓
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*「アメリカで最も愛された画家」ノーマン・ロックウェルの絵は瀬戸ノベルティの豊穣なモチーフとなり、おびただしい量のノベルティが瀬戸市で作られ、アメリカなどへ輸出されていました。ロックウェルのノベルティを作っていたメーカーは丸山陶器、光和陶器、丸利商会、テーケー製陶、愛新陶器など数社にのぼりました。
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(↑ノーマン・ロックウェルの「自画像」)
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*↑同社はエントランスホールに瀬戸ノベルティを展示するための専用ケースを新設されました。「瀬戸を代表するのはやはりノベルティでしょう。わが社としても、瀬戸を代表するやきものとしてノベルティを誇らしく展示し、お客様に見て頂きたいと思っています」(同社総務部)。
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(↑七本松製陶製3頭馬)
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(↑丸山陶器製↓)
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*この展示ケースには当会の作品である徳川宗春像も展示して下さっています。↓
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(↑当会製作の“徳川宗春像”)

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(↑瀬戸市暁工業団地・富士特殊紙業エントランスホール)

☆富士特殊紙業のエントランスホールに展示しているこれらの製品は事前に同社へ連絡して了解を得られれば見学することができるということです。
*富士特殊紙業(電話) 0561-86-8511 (総務部) 

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☆撤収したルイ・イカールのノベルティはまもなく当「瀬戸ノベルティ倶楽部」に展示する予定です。










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6月1日から高浜市南部ふれあいプラザで『瀬戸ノベルティ絵画展』

5月30日
☆瀬戸ノベルティの魅力を描き続けている鈴木敏夫さんの『瀬戸ノベルティ絵画展』が6月1日から30日まで高浜第二ふれあいプラザで開かれます。昨29日、その会場準備が行なわれました。 

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(↑高浜第二ふれあいプラザ)
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(↑鈴木敏夫さん)
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*↑会場では当会製作のDVDも上映されます。↓
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☆この展示会は瀬戸ノベルティと高浜名産の三河瓦との魅力を相互に再発見するコラボの試みも行われます。↓
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 ※明日31日(水曜日)は、市中調査のため休館とさせて頂きます。あしからずご了承ください。

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『鈴木敏夫・瀬戸ノベルティ絵画展』:富士特殊紙業エントランスホール展示

5月29日
☆本29日、当会は、瀬戸ノベルティの魅力を描き続けている鈴木敏夫さんとともに高浜市南部ふれあいプラザで『鈴木敏夫・瀬戸ノベルティ絵画展』の飾り付けを行います。

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☆また、明日30日(火曜日)は瀬戸市暁工業団地内にある富士特殊紙業のエントランスホールに於いて展示製品の飾り替えを行います。今回の展示はノーマン・ロックウェルです。
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*「アメリカで一番有名な画家は?」と尋ねられたら、ほとんどのアメリカ人が『ノーマン・ロックウェル』と答えると言います。それは、彼ほど「アメリカとアメリカ人」をテーマに描き続けた画家はいないからです。ノーマン・ロックウェルが特に関係の深かったのが『サタデー・イブニング・ポスト』誌。この雑誌は20世紀初頭の30年間最も人気のあった雑誌で、ロックウェルは1916年から1963年までの47年間に計321枚もの表紙を飾りました。彼の主題はアメリカ人の暮らしや人生、人生観や価値観、アメリカ人としての誇り、アメリカ人の家庭や家族の情景でした。それ故、彼は“アメリカの肖像を見事に描いた画家”と言われているのです。彼の絵はノベルティの重要なモチーフともなり、数多くの製品が瀬戸で作られました。
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★なお、あさって31日(水曜日)はノベルティ資料調査のため、「瀬戸ノベルティ倶楽部」は休館」させて頂きます。あしからずご了承ください。

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「レースドール製作体験講座」が放送されます。

5月28日
☆このほど当会が初めて行った「レースドール製作体験講座」の様子がケーブルテレビで放送されることになりました。

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*放送されるのは「グリーンシティケーブルテレビ」です。
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*「グリーンシティケーブルテレビ」は名古屋市守山区・尾張旭市・瀬戸市をエリアとするケーブルテレビ局です。この局の放送番組の中に『ハロー!マイタウン』という番組があります。これは「そらまめ倶楽部」が制作する番組を放送する枠で、市民ボランティアが番組制作キャスター・リポーター・カメラマン・ディレクターなど様々な役割に挑戦して放送しているものです。当会のレースドール講座は水谷さんがカメラマンとディレクターを兼ねて制作してくれました。
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*放送日は6月1日~6月14日、放送時刻の予定は次のとおりだそうです。
≪そらまめ12CH≫ 毎日8:40~/22:25~  火・木 23:25~  日14:25~
≪そらまめ11CH≫ 水・日 2:00~、     木3:00~

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*当会は、日本ではレースドールが瀬戸市で生まれ、瀬戸市をふるさととすることから、このレースドールの文化と技術が継承されることを願い、また「陶都」の名実が顕彰されることを願って、こうした講座がこの瀬戸市で増えていくことを夢見ています。
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*↑上の写真は瀬戸のノベルティ工場で昭和30年代に撮影されたレースドールの製作風景です。彼女らは九州からの集団就職で瀬戸に働きにきた人たちです。この写真を提供してくれたのは今瀬戸市で暮らすある女性で、この写真の中にその女性の姿もあります。その女性は当会の取材調査の中で出会った人で、押入れの中にしまっていたアルバムの中に埋もれていたものです。
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*「レースドールのふるさとの再興」、それが私たちの夢と願いです。当会はその夢の実現のため、残されている人材、失われようとしている窯業設備、埋もれている資料などを掘り起し、それらを結集させながらこうした講座の実現に向かっていくつもりです。

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本日、「レースドール製作体験講座」の最終施釉作業を実施しました。

5月27日 

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(↑カミオ製陶<株カミオ>2階食堂で↓)
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☆本27日、「レースドール製作体験講座」の最終施釉作業を行いました。 

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*この施釉はグレーズという透明釉を掛ける作業で、レースに強さと輝きを与えるものです。
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*この作業が行われたのはカミオ製陶(株カミオ)の2階の食堂でした。この作業の後、二度目の焼成が行われて完成します。

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*当会は、この「レースドール製作体験講座」の二回目をこの年末にも行いたいと思っています。
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「レースドール製作体験講座」施釉作業のため本日休館です

5月27日
☆本27日、「レースドール製作体験講座」の最終施釉作業を館外で行うため臨時休館とさせて頂きます。あしからず、ご了承ください。

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元駐日大使キャロライン・ケネディさんとのメール交換

5月26日
☆今年12月から来年1月にかけて瀬戸市美術館で開催される『戦後復興と繁栄を支えたやきもの~オキュパイドジャパン・田中荘子コレクション展~』。そのニュースをお知らせするため、本日、当会は元駐日米大使キャロライン・ケネディさんへメールを送らせて頂きました。

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*“JF Kennedy Library Foundation”から当会に届いたのは「ケネディ元大統領生誕100年」と題する次のようなニュースでした。
Dear Friend of the Kennedy Library,This coming Monday would be my father's 100th birthday. As President Kennedy becomes a part of history, I'm often asked how his life, words and actions can help guide us in today's world. On this anniversary, my children and I would like to share with you what his legacy means to us.
「親愛なる皆様、きたる月曜日(5月29日)は私の父の100回目の誕生日にあたります。“ケネディ大統領”は歴史の一部になっています。そこで私は、父ケネディの人生、その言葉、その行動が今日の世界に生きる私たちにとってどのような導きとなりうるのか、としばしば尋ねられます。この生誕記念にあたり、私、及び私の子供たちは“ケネディ大統領レガシー”が私たちにとって意味するものを皆様とともに分かち合いたいと思っています」。
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(↑JF Kennedy Library FoundationのHPより)

*当会は次のような返信をしました。
Dear Caroline Kennedy,
I am Yoshitomo Nakamura, manager of “Novelty Culture Preservation Society”, a citizens’ organization in Seto City, Aichi Prefecture, Japan. I once presented you,Ambassador Caroline Kennedy your father-shaped salt &pepper shaker,made about 50 years ago at a novelty factory in Seto , and I was deeply looking forward to your visit to us Seto then, but in vain.
We miss you very much after you left Japan. I read about your father's 100th birthday on internet mail sent from JFK Library Foundation. Noveltygoods have been made mainly in Aichi Prefecture, particularly in our Seto, and those were mainly exported to America as “silent porcelain ambassadors”. Porcelain novelty figurines were the biggest industry of Seto, but now almost lost here. We are now planning to hold an exhibition “Made in occupied Japan~those supported Japanese reconstruction & prosperity of post War Ⅱ~”,to be cooperated with Shoko Tanaka,female resident in Cal. now the president of “ Occupied Japan Collectors’ Club in America”.She sent already to us several hundred occupied Japan porcelain items that she bought mainly in America, and 3oo to be displayed in the exhibition held in Seto-City Public Museum this December and next January.
If you have a chance, your visit to this exhibition will be warmly welcome.
Sincerely, yours
PS/ If possible, we will appreciate your message for this exhibition.

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*↑瀬戸市で作られたケネディ元大統領一家のノベルティ。田中荘子さんがアメリカで購入し、里帰りさせてくれたものです。
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(↑ケネディ元大統領一家のノベルティの里帰りを報じた新聞)
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*↑ケネディ元大統領のSP・塩コショー入れ:A製陶所の製品で昭和38年頃から41年頃、数万点が作られたことが当会の帳簿調査↓によってわかっています。当会はその一体を駐日大使時代のキャロライン・ケネディさんへ贈りました。

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(↑左・若くして亡くなった長男ジョンさん:右・キャロラインさん)
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(↑キャロライン少女のノベルティ)


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☆“集団就職”の若者たちの心を支えたもの

5月25日
☆“集団就職”への関心が高まっており、大手の新聞社が集団就職に関連した企画記事を掲載する構想を温めているそうです。NHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』の影響があるようです。 

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(↑鹿児島県から瀬戸のノベルティ会社へ就職した女性:瀬戸市在住)
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(↑この女性が製造に関わったノベルティの一つ:“コスチューム・ミュージアム”という裏印のある製品)

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(↑当会の収集写真)
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(↑九州などからの集団就職の若者たちが夜行列車を降り立った旧国鉄名古屋駅)

☆彼ら、彼女らの日々の心を支えていたもの、その一つはスターたちへの憧れでした。

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(↑舟木一夫↓)
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*当会は、集団就職で瀬戸のノベルティ会社へ就職した人たちのアルバムの中にスターたちの写真を沢山見つけました。

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(↑佐川満男)
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(↑黛じゅん)
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(↑日野てる子)
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(↑吉永小百合)
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(↑藤島恒夫↓)
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(↑映画撮影所への慰安旅行の折:大川橋蔵や中村錦之助らと集団就職してきた人たちとの記念写真)

*関西大学教授・山口覚さんは集団就職をテーマに分厚い取材調査を重ねられ、昨年、その成果を『集団就職とは何であったか』という書にまとめられました。↓
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(↑山口覚著 『集団就職とは何であったか』(ミネルヴァ書房↓)
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*その山口さんが当倶楽部においで下さり、親しく語り合う中で「愛知県への集団就職の特徴」についておおいに教示を得ました。そして、確かめることのできた事実があります。それは次のようなことです。
①「愛知県への集団就職」は、商業界やサービス産業界よりも製造業・ものづくり業界への集団就職が多かった。
②愛知県は東京都に次ぐ多くの県外出身者(集団就職者)を迎え入れており、大阪をしのいでいた。当初、近隣県の出身者が多かったが、1960年前後になると九州出身者が近隣県のそれを凌駕するようになった。
③「愛知県への集団就職」は、性別でみれば女性が多かった。
④「愛知県への集団就職」は、高卒者よりも中卒者の集団就職者が多かった。

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(↑長嶋茂雄)
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(↑川上重治)

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(↑左:三沢あけみ、右:守屋浩)
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(↑守屋浩)

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(↑司葉子↓)
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(↑園まり)

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(↑鹿児島県川内市から集団就職してきた女性:現在鹿児島県在住)

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(↑山口覚著 『集団就職とは何であったか』 ミネルヴァ書房刊)

*「愛知県への集団就職は中卒者が多かった」という事実。それは、集団就職が一過性の単純反復作業に従事する若年労働力の安定的供給源となっていたということを語るものです。「このことは円高により壊滅的な打撃を受けた瀬戸のノベルティや洋食器産業に於いて、国内生産からアジアの低賃金国への生産拠点移行につながり、その後の国内産業に於ける製造の空洞化を惹起していく基盤にもなったのではないかと考えられます…」、山口覚さんはそう語っておられます。その指摘は、日本人が売り物としてきた高度な技術創出と継承という点に於いても重い課題を投げかけているとも言え、山口教授の炯眼に頭が下がります。

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*↑瀬戸ノベルティの中で今、一番高い評価を受けているのがルイ・イカールのノベルティ(山国製陶製)です。↓
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*↑このルイ・イカールシリーズのほとんどのノベルティの見本絵付けをしていたのがBさんで、鹿児島県から集団就職で瀬戸の山国製陶へ入社した人でした。
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*Bさんは今、瀬戸市に暮らしておられますが、自分の集団就職体験の記憶を胸に秘めたまま口を閉ざしておられます。
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*ルイ・イカールのノベルティ。
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*中島みゆきの『ファイト!』という歌があります。
「あたし中卒やからね、仕事をもらわれへんのやと書いた 女の子の手紙の文字は とがりながらふるえている ガキのくせにと頬を打たれ 少年たちの眼が年を取る 悔しさを握りしめすぎた こぶしの中 爪が突き刺さる …ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう ファイト!冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ …うっかり燃やしたことにして やっぱり燃やせんかったこの切符 あんたに送るけん 持っとってよ 滲んだ切符 東京ゆき ファイト!闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう…ファイト!冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ …ああ 小魚たちの群れきらきらと 海の中の国境超えてゆく 諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく …ファイト!冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ…」。

*そう言えば、確か吉田卓郎も『制服』という歌で集団就職の若者の心情を歌っていました。この歌は、ある時、民放の集団就職をテーマにしたサスペンスドラマで見たことがあります。ノンフィクションライターの澤宮優さんも先ごろ出版された『集団就職~高度経済成長を支えた金の卵たち~』(弦書房刊)という本のあとがきでこの歌に触れておられ、その暗合に驚いた次第です。↓

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*↑4月に発刊されたばかりの澤宮優著『集団就職~高度経済成長を支えた金の卵たち~』(弦書房刊)。これまでほとんど考察されたことのない九州地方からの集団就職を取材した本です。澤宮さんは瀬戸の町への集団就職についても関心を寄せられ、当会もその書のために瀬戸関連の集団就職情報や写真数枚を提供させて頂きました。

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*「…吉田卓郎の『制服』(昭和48年)という曲…東京駅地下道の人ごみの中を集団就職したばかりの制服を着た娘たちが引率者に案内されて歩いている。憧れの東京だが、これから日曜日だけを待つ毎日、街に悲しみの唄がなぜ流れるかわかってくる、故郷に帰るときは男に騙されたりなど、親に言えない秘密を抱えることだろう、という歌詞だ」(澤宮優著『集団就職~高度経済成長を支えた金の卵たち~』p257)
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☆日本で「集団就職」を研究している人や機関は当会を含めてほんの数人しかいないようです。集団就職は戦後日本のきわめて特異な出来事であったにもかかわらず、「集団就職」というこの昭和史のまぎれもない事実がほとんど一顧だにされていないというのは一体、何故なのでしょうか?集団就職調査の拠点と言える職安に尋ねても「当時の資料は廃棄されていて、今はない」との回答です。集団就職の最大恩恵を受けた当瀬戸市でさえ、官も民もなべて全く関心を寄せず、全く取り組みも行われていません。
☆当会はかねてより瀬戸市に対して『集団就職を“日本遺産”に!』と提唱しています。そして、
①瀬戸市を「集団就職研究中核都市」としてはどうか。
②集団就職の送り出し県と受け入れ県との相互広域交流を地域づくりに活かす取り組みを試みたらどうか。
③コンプレックスからの解放と誇りの回復へ向けた集団就職顕彰のあり方
④集団就職体験者の地域づくりでの役割や居場所のあり方など、集団就職を「昭和無形遺産」として位置づける考えるべき時期   が来ているのではないか、などと当会は考えています。

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*↑ノベルティメーカーの最大手「丸利商会」での集団就職資料。同社の終焉時に当会が収拾した大量の写真の一部です。↓
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*陶都に埋もれ続ける集団就職の記憶。こうした記憶は全国各地でも埋もれ続けています。戦後日本のきわめて特異な出来事であったこの集団就職の記憶を記録として今に活かし、後世に活かすことは今に生きる者として当然な責務ではないだろうか…、当会はそう考えています。しかし、今なお、その記憶を語ることなく、心の奥底に秘めたまま暮らしておられる集団就職体験者も少なくありません。「みなさんの働きがなければ今の日本の豊かさはなかったのです。ですから、そろそろ誇りを以てその記憶を語っていただけないでしょうか。そう願う人もまた少なくないはずです」、私たちはそう考えています。きっとNHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』はそうしたことを心温かく感じさせてくれるドラマであるに違いありません。集団就職体験者に沈黙を選ばせてきたのはある種のコンプレックスというものなのかもしれません。それに加えて、彼ら彼女らの恩恵を受けてきた企業人や地域の人々の“健忘症”も今こそ克服されるべき時に来ている、当会はそう強く感じています。

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(↑集団就職者の見本絵付けによる瀬戸ノベルティの傑作、ルイ・イカールのベルティの一つ↓)
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☆『オキュパイドジャパンコレクターズクラブ』の田中荘子さん、来瀬。

5月24日
☆『愛知製陶所』製造終了、のニュースが今日の朝日新聞に大きく掲載されました。 

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*「瀬戸の窯 火また一つ 消える:愛知製陶所 750年続く製造から撤退」のタイトルで掲載されました。
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*まもなく解体されるという愛知製陶所窯場跡現在の様子です。↑

*ここに“瀬戸の窯屋を丸ごと楽しむ”という『芸術家横丁』活動を立ち上げたのは「瀬戸ノベルティ文化保存研究会」事務局長の中村で、そのきっかけは2001年に中村が呼びかけて開催した窯場前を会場とした「秋日和・窯工房コンサート」でした。↓)
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(↑「秋日和・窯工房コンサート」:2001年10月・中村撮影)

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(↑朝日新聞尾張版:5月24日)

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(↑「秋日和・窯工房コンサート」で挨拶する愛知製陶所の加藤高康社長:2001年10月・中村撮影)
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(↑中年フォークグループ“ピペ・ファートコンサート”:中村撮影)
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(↑国選択無形民俗文化財・岐阜県の“美濃流し仁輪加<にわか>”:中村撮影)
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*約15年間、愛知製陶所を拠点に私たち市民らの手によって続けられてきた“瀬戸の窯屋を丸ごと楽しむ”『芸術家横丁』活動も終焉の時を迎えることになりました。この窯場の風景も陶都・瀬戸から姿を消すことになりました。

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5月24日
☆『オキュパイドジャパン・コレクターズクラブ』代表で当会会員の田中荘子さんが帰国し、瀬戸へ来られました。田中荘子さんはアメリカ在住で、1万点ものオキュパイドジャパン製品を収集されており、そのコレクションが里帰りして瀬戸市で展示されるのです。今日、その盛会を期して伊藤瀬戸市長と懇談の時も持たれました。

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(↑尾張瀬戸駅:5月23日↓)
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(↑伊藤市長との懇談のひととき:瀬戸市美術館で4日午前:当会撮影↓)
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(↑左・伊藤保徳瀬戸市長、右:田中荘子さん)

*今年12月から来年1月に瀬戸市で開催される“戦後復興と繁栄を支えたやきもの~オキュパイドジャパン・田中荘子コレクション展”(仮題)準備のためです。

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(↑瀬戸製の“オキュパイドジャパン”<TK製陶>↓)
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(↑瀬戸製の“オキュパイドジャパン”<A社製>)
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(↑瀬戸製の“オキュパイドジャパン”<丸利商会製>)

*今年2017年は1947年に戦後貿易が再開して70年になります。「戦後民間貿易再開70周年記念・瀬戸市美術館特別展」が今年12月から来年1月にかけて開催されるのです。

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(↑米軍が1948年<昭和23年>に撮影した瀬戸市中心部の航空写真:国土地理院から当会が収集)

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(↑瀬戸・名古屋・四日市に工場があった瀬栄陶器の“オキュパイドジャパン”製品:当会収集品)
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*“オキュパイドジャパン”製品は1947年から52年まで日本が占領下に置かれていた時代、“occupied japan(占領下の日本<製>)”という表記を施して許可された輸出品のことです。その物質の特徴から陶磁器製品が最も多いのですが、陶磁器以外の製品も多様に含まれています。次は田中荘子さんが収集している日本案内の本です。↓
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*この中には、占領時代の日本の表情が活写されています。↓
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*当会はこの企画展に(財)名古屋陶磁器会館とともに協力します。当会はこれまで独自に掘り起こしてきた丸山陶器の輸出資料などを展示協力させて頂くことにしています。













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磁器の花の製造資料

5月22日
☆珍しいものを入手しました。ノベルティメーカーの倉庫に眠っていたもので、やきものの花の製造の目安にした参考資料です。

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*瀬戸のノベルティには愛らしさや美しさをきわだたせる装いのために様々なやきものの小花が用いられています。↓やきものの小花は磁器製のものが多いのですが、中にはハクウン(白雲)生地のものもあります。
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*↑当会が収集したのは、そうしたさまざまな種類の花を挙げ、さまざま手のかかる程度に応じて一時間にどのくらいの数の花を作ることができるのかという目途を一覧表にしたものです。↓
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*当会は磁器の花を専門に作っていた会社の伝票も入手しました。OHという人がリーダーをしていた小さな専門会社でした。↓
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*こうしたやきものの花は当会の女性スタッフが“花華(はなはな)アート”として新たな生活小物に生み出しています。当会はこの“花華アート”の取り組みについてレポートをまとめ、『あしたのまち・くらしづくり活動賞』に応募します。










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☆愛知県高浜市で『鈴木敏夫・ノベルティ絵画展』

5月21日
☆瀬戸ノベルティの魅力を絵に描き続けている瀬戸市在住・鈴木敏夫さんの絵画展がきたる6月1日から高浜市南部第2ふれあいプラザで開かれます。


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(↑瀬戸ノベルティの魅力を絵に描き続けている鈴木敏夫さん)

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*アウシュビッツで餓死を強いられたカトリックの聖人・コルベ神父のノベルティ。昨年秋に解体されたノベルティ会社J社から当会が入手したものです。
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(↑鈴木敏夫作画↓)
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*↑解体された同社の焼成窯の耐火レンガに鈴木さんが描いたコルベ神父の絵です。↓
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*鈴木さんのこの企画展は瀬戸市の喫茶店「らくだう」、豊橋市の「キッチンかどへい」に続く個展です。今後、鈴木さんは絵画展を岐阜県でも開催したいそうです。

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※この企画展では、鈴木敏夫さんが描いた主なノベルティ製品が展示される他、展示会場で瀬戸ノベルティと高浜市の特産、三河瓦とのコラボレーションも予定されているとのことです。








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☆当会、『あしたのまち・くらしづくり活動賞』に応募

5月21日
☆当「瀬戸ノベルティ文化保存研究会」では多くの人々に瀬戸ノベルティの魅力と技の見事さを知って頂く取り組みのひとつとして「花華(はなはなあ)アート」を当会独自に創出し、多くの方々に楽しんで頂いています。当会は、このユニークな取り組みを『あしたのまち・くらしづくり活動賞』に応募することにし、まもなく、応募用紙を発送します。


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*↑瀬戸ノベルティには様々な種類の“磁器の花”がそえられてきました。例えば、これは今、瀬戸ノベルティ界で最も高い評価を得ているルイ・イカールのノベルティです。
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*この人形の左下に赤い花が付けられています。↑
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*↑また、これは光和陶器の人形でアメリカから里帰りしたものですが、この製品にも花が付けられています。↓
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これらの花は内職や外注として職人さん(主に女性)が専門に作っていました。しかし、ノベルティ産業の衰退とともにほとんどが産廃として廃棄され、今わずかに残されている花もホコリに埋もれたまま倉庫の片隅に放置されています。↓
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(↑倉庫の中で眠る磁器の小花↓)
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*当会は、それを惜しみ、一つ一つ選別し、洗浄するなど一手間かけることで新たなイノチと魅力を宿すちょっとした「生活小物」へ活かす方法を考え、それを“花華(はなはな)アート”として楽しむ取り組みを続けています。

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(↑当会が選別、洗浄した磁器の小花)

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*↑磁器の小花を当会の女性スタッフが“花華アート”で様々な生活小物に生まれ変わらせたもの(「瀬戸ノベルティ倶楽部」)↓
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*↓特に、この夏は、小さな帽子や浴衣用のかんざしに磁器の小花を取り付けた新しい作品づくりを始めています。
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*“花華(はなはな)アート”は当「瀬戸ノベルティ倶楽部」で随時皆様にお楽しみ頂いています(材料代が必要です)。お問い合わせは、「瀬戸ノベルティ倶楽部」へメールでお願いします。 setonovelty_club@yahoo.co.jp  (☎ 090-6339-0791) 

*『あしたのまち・くらしづくり活動賞』は公益財団法人あしたの日本を創る協会、各都道府県新生活運動等協議会、読売新聞社、NHKの主催、内閣府、総務省、文科省、厚労省、全国知事会、全国市長会、全国町村会、日本商工会議所などが後援(申請中)しています。

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☆『レースドール製作体験講座』 事前検討会

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5月20日
☆当「瀬戸ノベルティ俱楽部」での『レースドール製作体験講座』。今月末の最終施釉作業を前に、焼成された製品の事前検討会を製品を焼いてくれた製陶所で行いました。


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*一般市民によるレースドール製作体験ということで、テレビ取材も入りました。
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*初めての試みでした。レースが破れたり、↑
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*胴体(グリーンウェア)が壊れたりという失敗もあり、今後の教訓となりました。↑
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*でも大変すばらしい出来で、「レースドールなんて自分には到底できない“高嶺の花”」と思ってきた参加者にも希望の光が差したようです。
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※この『レースドール製作体験講座』は今年末にも第二回を開催する予定です。


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☆山口覚さんと語り合った“集団就職研究”のこと。

5月17日
☆『集団就職とは何であったか』の著者・関西学院大学教授の山口覚さんと語り合う機会を得ました。


*『集団就職とは何であったか』(ミネルヴァ書房)は昨年1月発行。現代日本の一大叙事詩であったと当会が考える“集団就職”に関する本格的で重厚な論考です。「集団就職は若年労働力移動のための国家的プロジェクトであり、高度経済成長期の労働力受給調整や労働力移動の制度化においては中心的な位置を占めた。本書は、残された少ない資料から集団就職の実態を詳細に追い、埋もれた歴史の断面に光をあてる労作」です。

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(↑山口覚著 『集団就職とは何であったか』(ミネルヴァ書房↓)
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*「あたし中卒やからね、仕事をもらわれへんのやと書いた 女の子の手紙の文字は とがりながらふるえている ガキのくせにと頬を打たれ 少年たちの眼が年を取る 悔しさを握りしめすぎた こぶしの中 爪が突き刺さる …ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう ファイト!冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ …うっかり燃やしてことにして やっぱり燃やせんかったこの切符 あんたに送るけん 持っとってよ 滲んだ切符 東京ゆき ファイト!闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう …ああ 小魚たちの群れきらきらと 海の中の国境超えてゆく 諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく ファイト!冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ」。中島みゆきの唄『ファイト!』を思い出させられたのは山口覚さんの書『集団就職とは何であったか』に書かれていた言葉に触れたからです。中島みゆきの『ファイト!』は1983年にリリースされた歌とのことであり、毛頭、集団就職とは何の関係もありません。しかし、この曲の中で謳われているような社会の理不尽への怒りやどうしようもない境遇への悔しさはいつの時代でも若者の心のどこかに宿っているのかもしれません。

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*今から約50年前の1968年、「永山則夫事件」が起きました。青森県から集団就職で上京した永山則夫が起こした連続射殺事件でした。山口さんはこの書の中で、「…出郷の悲しい記憶、劣悪な労働条件、学歴に対するコンプレックス、それに伴うノイローゼや転職、自殺や犯罪が集団就職者を語る上でキーワードになってきた。…後に『金の卵たる中卒者諸君に捧ぐ』という副題のついた『無知の涙』(1971年)を記した永山則夫はその一例であろう。見田宗介の論考『まなざしの地獄』にも見られるように、彼は高度経済成長期の都市人の象徴とされることも少なくない(見田1979)。そして、詩人の三上寛によれば、1997年8月1日に執行された永山の死刑は、まさにそうした象徴の忘却のためのものであった。しかもそれは『日本国家』による忘却だとされている。 誰が彼に目を止めただろう。集団就職の『金の卵が、そろそろ日本国家には恥部になろうとしていた。永山を抹殺することで日本国家は『集団就職』という恥ずかしいシステムを忘れ去ろうとしたのだ(三上1998)』。 だが、集団就職は「日本国家」とだけ結びつけて記憶されればよいのであろうか。あるいは集団就職は「恥ずかしい」としか評価できないシステムだったのであろうか。この点には再考の余地がある。集団就職という明確な定義のない言葉は、一元的に語ることが困難な新規学卒労働者、特に中卒者の制度的職業紹介システムについて何となく理解できたような気にさせてくれる。他方で永山事件のような象徴的な出来事によって、そのイメージはますます固定化されてきたようにも思われる。そのため、出郷をめぐる悲しい記憶や移住先の都市での厳しい生活状況、集団就職者による犯罪事件といったステロタイプ化された負のイメージを除けば、おそらく多くの人々は、集団就職という言葉を聞いても、この現象の多様な側面を想起できないのではなかろうか」(同書p5~6)。山口さんの集団就職の研究はそうした問題意識の中から約20年前にスタートしたそうです。その書『集団就職とは何であったか』(ミネルヴァ書房)は倦むことのない膨大な取材と調査をとおして世に出され、集団就職研究の本格的な地歩を切り拓いた白眉の労作であると当会は思います。

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*今日、その山口覚さんと集団就職について3時間余り語り合う中で、「愛知県への集団就職の特徴」について次のようなことを教えられました。
①「愛知県への集団就職」は、商業界よりも製造業・ものづくり業界への集団就職が多かった。
②「愛知県への集団就職」は大阪をしのぎ、東京都に次いで多くの県外出身者を迎え入れていた。当初、愛知県では近隣の岐阜・長野・三重・新潟・静岡各県の出身者が多かったが、1960年前後になると大阪府を越えて来訪する九州の出身者たちが近隣県のそれを凌駕するようになっていた。
③「愛知県への集団就職」は、性差という意味のジェンダーでみれば女性の集団就職者が多かった。
④「愛知県への集団就職」は、高卒者よりも中卒者の集団就職者が多かった。(…それは、熟練労働者ではなく、どちらかと言えば、一過性の単純反復作業に従事する若年労働力の安定的供給源となっていた…当会の補足)

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(↑集団就職で瀬戸へきた若者たちの歓迎会:旧瀬戸市民会館で/当会収集写真)

*そして、大切な視点に気づかされました。それは、「いわゆる“集団就職の時代”は終わったけれど、現在の日本経済や生活社会システムは在住外国人、特に在住日系人の労働力やあるいは労働研修制度によるアジアからの労働力に依存しており、構造的には「集団就職の時代」の構造とさほど異ならず、「ものづくり王国・愛知」といっても「安価な使い捨て労働力の上に築かれているという側面を否定できない」ということになるのです。であるとすれば、「今、集団就職を研究考察する意味」は、どのような人たちによって今の私たちの日々の暮らしや生活が支えられているのか、という大切な視点を私たちに足元から見つめ直すことを問いかけているということにあるのでしょう。

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*山口さんはこの書の中で「永山則夫と見田宗介の論考『まなざしの地獄』」に触れて次のように述べています(同書p91~92)。
「…集団就職者は(民主主義の欺瞞や権力者に抵抗する)学生を含む社会全体に対して不平等という感覚を持ち、コンプレックスを抱いていた。その一例が学歴コンプレックスであった。集団就職者にとって、学歴をめぐるネガティブな感覚が以前にも増して拡大したのは昭和40年代以降ではなかったか。(求人サイドから“金の卵”とか“月の石”と珍重された集団就職の)個々の者はあくまでも一介の労働力であって、思考する主体とは見なされないことも多かった。そして、このような意味で集団就職者の象徴となったのが永山則夫だったのである。…永山は集団就職者にして『連続ピストル射殺魔』として知られ、獄中で『無知の涙』などを執筆した小説家でもある。永山は1965年3月に青森県の中学校を辛うじて卒業し、東京に向かった。進学率51%の青森から83%の東京へ。それは地理的な距離だけでなく、進学率の格差などのさまざまな差異を意識せざるを得ない移動の経験であった」。山口さんはさらに続けて、見田宗介は永山を含む同時代の若年労働者の“実存的問題”を取り上げているとし、「(そうした若年労働者が)…たえずみずからを超出してゆく自由な主体性として、尽きなく存在しようとするかぎり、この他者たちのまなざしこそ地獄であった。自身に対して社会的劣位のカテゴリーを押しつけてくる人々に包囲されているとき、自由でも平等でもない自らの姿に誰しもきづかざるを得ない」と書き、「…永山が獄中で記したノートである『無知の涙』のサブタイトルは『金の卵たる中卒者諸君に捧ぐ』であった。…すべての集団就職者が永山と同様の問題を抱えていたわけではないであろう。しかしながら、集団就職の時空間において、永山と同じような境遇に置かれていた人々がいたであろうことも想像に難くない」(同書p92~93)。そうして山口さんの書を紐解くと、中島みゆきの唄『ファイト!』がいつの時代にあっても、そうした若者たちの心底に呻吟する情感を想像力豊かに伝える歌であることに目覚めてくるのです。瀬戸市の集団就職された人たちの中にも、そうした心情を心中に秘めたまま老いを深めている人たちもおられるのではないでしょうか…。

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(↑瀬戸へ集団就職した若者たち:当会収拾写真↓)
ノベルティ会社・丸二産業での仕事風景・勝野貴代子さん提供-2ds

*山口覚さんのこの書『集団就職とは何であったか』(ミネルヴァ書房)は瀬戸市の文化行政マンにも戦後の輸出陶磁器生産になくてならなかった“陶都の集団就職”についての取り組みの必要性を語り伝えるものであるようです。当会は、山口さんの研究に呼応しながら、“陶都の集団就職”についての調査研究をさらに重ねていくつもりです。

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(↑鹿児島県から集団就職した女性社員が寮の部屋に残した人形↓)
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☆山口覚さんの著書とともに紹介したい本があります。↓
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☆4月に発刊されたばかりの澤宮優著『集団就職~高度経済成長を支えた金の卵たち~』(弦書房刊)です。これは、あまり考察されたことのない九州地方からの集団就職を取材した本です。澤宮さんは瀬戸の町への集団就職についても取材されました。
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*この本の中に当会が収集した集団就職に関する貴重な写真を数枚掲載してくれました。↓
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*また、この書の第七章「いま、働くことの意味を問う」で当会・中村の所感も紹介して頂きました。「…集団就職された方が働き蜂の世代だと揶揄されたとしても、彼ら、彼女たちの存在がなければ戦後復興はなかったと思います。なぜこれほどの大きな働きが記録されていないのだろうと思いました。如何にすごい勢いで働いていたか、取材すればするほど知りました。集団就職というものをきちんと評価していないんですね」。(澤宮優著 P228~229 )

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(↑瀬戸のノベルティ会社の女子社員の制服:当会の収拾品)

☆当会は、瀬戸市に“集団就職”を『忘れられた青春キップ~戦後の一大叙事詩・集団就職を『日本遺産』に!~』と申請したらどうか、と真摯に提案しています。

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さらにキャラクターのノベルティをご紹介。

5月16日
☆キャラクターのノベルティを続けてご紹介します。 

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*まず“キューピー”のノベルティコレクションをさらに…。
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*このメーカー(K社)は名古屋市守山区に本社があり、多治見に物流センターを持っていました。瀬戸のノベルティメーカーの生産が円高により翳りを見せ始めていた頃、瀬戸のメーカーからOEM方式で各種製品を調達し、海外や国内へ精力的に販売していました。最盛期、本社にデザイナーや原型師を抱え、そのデザインや原型に基づく製品を外注により生産していました。
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*「K社製」という裏印が施されていても、実際は瀬戸のいくつかのメーカーが製造した製品だったのです。これらのキューピーのノベルティを作ったメーカーは「山国製陶(やまくにせいとう)」でした。↓
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(↑在りし日の山国製陶の本社と工場:当会2013年12月末撮影↓)
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*この工場の中で山国製陶の名品、ルイ・イカールやジャン・ハガラ、またサンドラ・クックやゲイリーパターソンなどの製品、また様々な有名キャラクターのノベルティが作られました。
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(↑2013年12月末当会撮影)
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*↑サンプルルームと応接室があった2階か3階には瀬戸市の名だたる陶芸家による陶壁画も設けられていました。↓
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(当会撮影:2014年1月初旬)
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*会社の末期、ここで中国から送られてきた製品の開梱が行われ、検品作業が行われていました。特にキャラクターの製品は品質管理に厳しく、中国で作られた製品には不良品が非常に多かったため、荷物が届く度に数少なくなった社員が修復作業に追われました。不良品は夥しい量にのぼり、そうした不良品の多さが経営不振に陥っていた会社の経営をさらに圧迫していきました。
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(↓K社に製品を納めていた山国製陶の“半箱”)
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*K社は円高の昂進につれ生産拠点を中国に移して営業していました。山国製陶の倒産。そしてK社もついに昨年、経営が行き詰まり自己破産に至ったのです。
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*↑山国製陶が手がけた『美女と野獣』のノベルティです。↓
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*現在、実写版『美女と野獣』のヒット上映が続いていますが、今から4年前の2014年、初めて実写により映画化されました。↓
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*この製品はそのヒットを受け山国製陶が中国工場で製作したものです。
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(↑「ファインディング・ニモ」)

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(↑「トイ・ストーリー」↓)
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(↑「ピーター・ラビット」↓)
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(↑「101匹ワンちゃん」↓)
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(↑「おしゃれキャット」↓)
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(↑「わんわん物語・レディ&トランプ」↓)
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(↑「わんわん物語」:高さが30センチもあります↓)
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*これは一体1万円で販売されていたそうです。

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(↑「ピーターパン」↓)
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(↑「バンビ」↓)
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“キューピー”のノベルティコレクション

5月15日
☆コレクターから“キューピー”のノベルティコレクションを見せて頂きました。

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*“キューピー”はアメリカのローズ・オニールが1909年に婦人雑誌に発表したキャラクターです。それは爆発的な人気を呼び、1913年にビスクのキューピー人形が発売され、“キューピー狂時代”と呼ばれるほどの大ブームが起こったそうです。
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*“キューピー”の生みの親、ローズ・オニールはアメリカ・ペンシルベニア州に1874年6月25日に生まれました。オニールの誕生日6月25日が“世界キュ-ピ-デイ”に認定されているそうです。
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*次は↓アメリカで初めてキューピ―人形が発売された1913年当時のスタンダードタイプを復刻したものの画像です。当初、クレープペーパーという紙製の服を着せて発売されていたものをモデルに素材を布に変えた服を着せたものだそうです。
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*これらの“キューピー”人形を製造していたメーカーは先ごろ自己破産に至ったそうです。
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5月14日
☆当会は世界的なキャラクターと出会いました。ご紹介します。

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T・Oさんの収集品をさらに…

5月11日
☆アメリカンキャラクターのコレクター、T・Oさんの収集品をさらにご紹介します。まず「酒場の犬」から。

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*↑T・Oさんの収集品の中に「酒場の犬」というノベルティがあります。底に貼られているシールによれば、この製品は1956年、昭和31年に認証を得た製品です。↓
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*瀬戸ノベルティの大きな特徴の一つは“擬人法(anthropomorphic)”です。人間以外の生物や無機物も人間と同じような感情や意思、価値観や主張を持つ存在としてとらえて造型したものです。その中に『酒場の犬』という一連の製品があり、この製品もその一つです。
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*アメリカには今も素敵な『酒場の犬』シリーズの製品が残っています。↓
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(↑『酒場の犬』シリーズの製品)
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※そういえば、アール・デコの芸術家ルイ・イカールの作品にも酒場での犬の作品があります。1936年に描いたエッチング画を元に、1984年頃に瀬戸の山国製陶が製造した製品です。↓
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*T・Oさんのコレクションの中から他の動物の製品をご紹介します。↓
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アメリカンキャラクターのご紹介

5月10日
★当「瀬戸ノベルティ俱楽部」は収集品や資料調査のため、今日10日(水)と明日(木)、休館です。あしからず、ご了承ください。当会へご用のある方は下記へお願いします。

<メール> setonovelty_club@yahoo.co.jp

5月10日
☆アメリカンキャラクターのコレクター、T・Oさんの収集品をさらにご紹介します。


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*“ボンゾ―”。T・Oさんはイギリスのジョージ・スタディというマンガ家が1922年に生み出したという人気キャラクターのノベルティを複数収集しています。SPや小物入れです。
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*“ボンゾ―”は白く、まるぽちゃの犬で、たるんだ皮膚を持っています。もともとの像は大きく青い目と自分の思いを伝える印象的な耳を持っています。片目は黒く、片目は白く、体に黒い斑点があり、こじんまりとしたしっぽを持つ犬です。
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*同じ頃、猫の“フェリックス(Felix the Cat)”というスター級のキャラクターが誕生していたこともあり、“ボンゾ―”はイギリスのみならず、世界的に愛されるキャラクターに成長しました。
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*チャップリンのオルゴール付きノベルティです。
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*“ジャパン・プロダクツ”というバイヤーが扱った製品です。
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*3体の小さなノベルティでSP(塩コショー入れ)です。
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*そして、次の猿のノベルティは、↓
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*二つのパーツからできており、背面に穴があけられています。↓
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*そして、驚いたことに、バナナの裏面には、↓
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*↑“R”の文字の上に山形の “M”のマーク。今はなき丸利商会の製品です。↓
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*金属製の眼鏡をかけたライオン。“ハーバート・ハリス”(“Hubert the Harris Lion”)というライオンのマスコットノベルティで、
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*1960年代に作られたと思われます貯金箱です。
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*“ハーバート・ハリス”というライオンはクレア・ニューベリーという人が1931年に出版した絵本で、少女サリーとライオンとの共同生活を描いた小説の主人公で、陶磁器製のクッキーボックスや貯金箱、時計やバスマットに用いられる人気のキャラクターです。
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*ハリス銀行というのがあり、1950年代からマスコットキャラクターとしてこのライオンを起用しています。カナダのモントリオール銀行はアメリカではBMOハリス(ビモ Harris Bank)の名で銀行業務を運営しており、同銀行が1960年代にシカゴ銀行を買収した折、ハーバート・ハリスライオンは新生・ハリス銀行の温かく、親しみ安いイメージアップに大いに貢献したそうです。以来、“ハーバート・ハリス”は同銀行の「スポークスマン」ならぬ、「スポークス・ライオン」となってきたのだそうです。
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*履いているのはトレードマークの“plush(プラシ)”と言われるビロードの一種で、長いケバのある布の生地のようです。
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アメリカンキャラクターのコレクション

5月9日
☆アメリカンキャラクターのコレクター、T・Oさんの収集品をさらにご紹介します。T・Oさんのコレクションに出会って、今更ながら瀬戸ノベルティの多様性を痛感させられます。


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(↑アメリカのあるコレクターの家に残されているサイコ・コレクション)
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*↑T・Oさんのコレクションの中に、きわめてレアなノベルティがあるのを見つけました。“サイコ・セラミックス”というブランドのノベルティ群です。↓
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*“サイコ・セラミックス”は1960年代から1970年代にかけて日本のメーカーが作り、アメリカの“クライス・セラミックス・カンパニー”という会社が扱った製品です。
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*その特徴は粗野、消耗感覚、狂気、おぞましさ…。それらは主に灰皿、マグカップ、貯金箱などとして作られました。“サイコ・セラミックス”を見ると、人間の、クリエイターの想像力の奔放な逞しさに驚かされます。↓
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*↓T・Oさんのコレクションの中にあるサイコ・セラミックスの製品。
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*コレクションの中に“オキュパイド・ジャパン(occupied japan)”の製品もありました。↓
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*塩コショー入れ(SP)の製品です。
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*↑まず、自然環境保護を啓発するキャンペーンノベルティから。これは“Smokey(スモーキー)” というキャラクターのノベルティです。“Forest service USDA (アメリカ合衆国農務省) ”公認のキャラクターで、山林火災を防ごうと呼びかけるノベルティです。↓
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*灰皿の機能を持つ製品です。
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*この他にも同じ“Smokey(スモーキー)” のノベルティがありました。↓
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*次に、“Woodsy owl(森のフクロウ) ”というキャラクターのノベルティです。↓
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(↑オフィシャルライセンス “森のフクロウ・環境キャンペーン”)
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*SP(塩・コショー入れ)の製品です。
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*↑“森を、自然を汚すな!”の文字。
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*↑“フクロウは鳴け!声を挙げよ”というキャッチフレーズが記されています。

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*住宅販売会社の宣伝用SP、昭和30年代のものと思われますが、今、この会社があるかどうかは分かりません。
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*↑シールに“JAPAN”の文字が読めますがメーカー名は分かりません。しかし、シールに“OMC”の文字が読めます。このマークはカリフォルニア州にあったOTAGIRI(オタギリ)というバイヤーが扱った製品と思われます。
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*色鮮やかで大きな飾り皿、ハクウン(白雲)生地の製品です。
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*大きく、このような色鮮やかな製品のメーカーは限られており、「本地陶業」という会社の製品であろうと思われます。
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*輸出向けの製品で、在庫を買われたようです。
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*電器器具も輸出向けの仕様になっているようです。
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アメリカンキャラクター、続いてご紹介

5月8日
☆コレクターのT・Oさんが収集したアメリカンキャラクター、そのコレクションのご紹介の続きです。

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*“ビリケン”のノ塩・コショー入れのノベルティです。
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*アイダホ州ボワシーという町ゆかりの塩・コショウ入れです。
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*エリー湖畔シダー・ポイント(cedar point)という世界有数のテーマパークゆかりの塩・コショウ入れ。このテーマパークの土産物として売られたノベルティなのでしょう。
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*ピーナッツの形をした大きさの異なるノベルティです。最近、瀬戸ではピーナッツの形をした香料入れ(insense ubrner)が作られています。この中に言葉の書かれたノベルティがあります。磁器製でSPではなく、卓上に置いて教訓として飾るもののようです。↓
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*↑“The buck stops here”。↓
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*↑“The buck stops here”はトルーマン大統領の有名な言葉で、「責任は私がとる!」の意味だそうです。また、↓
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*↑“What me Worry ”は「私は大丈夫!」の意味か。この言葉はアメリカのユーモア雑誌“MAD”のマスコット・キャラクター、アルフレッド・ニューマンの言葉だそうです。
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*↑T・Oさんのコレクションの中には他にもピーナッツのノベルティがあります。↓
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*↑高さ30㎝近い大きなハクウン(白雲)製のノベルティです。
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*↑これは小さなSPのノベルティです。↓
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*また、大きな2体のピーナッツのノベルティもありました。↓
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*↑高さが30㎝以上もある“男女”ペアのノベルティです。
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*↑「Hamm's Brewery(ハム)のSP。Hamm's Breweryはアメリカ・ミネソタ州にあった醸造所で、その後、ウィスコンシン州・ミルウォーキーのミラー醸造所となっているそうです。↓「
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