アーカイブ :2016年08月 瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

“これこそ、せともの”セトノベルティの魅力を紹介し、その技術継承に努める市民活動団体です。

瀬戸ノベルティ文化保存研究会 We are the Seto Novelty Culture Preservation Society, a citizens’organization in Seto City, Aichi Prefecture 、Japan◆瀬戸ノベルティに“最高の評価”!レース人形の最高峰・TK名古屋人形製陶所製「アン王女」が皇室に献上!★瀬戸から「ノベルティ」と「昭和の青春切符~集団就職の記録~」を『日本遺産』に!◆時を超えて香り立つ魅力・ノベルティこそ“瀬戸の華”!セト・ノベルティこそ「せともの」!【瀬戸ノベルティ倶楽部:The Seto Novelty Club〈office〉、Americans who love SETO NOVELTIES, your mail to us is deeply welcome. address :setonovelty_club@yahoo.jp】 写真などこのブログでの画像の無断使用は固くお断りします!

2016年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年09月

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ノベルティ工場の解体、今日も。

 8月31日
★解体が進んでいるノベルティ工場。倉庫の屋根板がはずされました。

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☆瀬戸市に初秋を告げる「せともの祭」が9月10日(土)と11日(日)に行われます。

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*当「瀬戸ノベルティ倶楽部」では当会しかできない展示を予定しています。
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*レフトンやジョセフ・オリジナルなど、昭和40年代に盛んに作られたセトノベルティを展示、一部を販売します。
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(↑lefton <レフトン>↓)
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(↑瀬戸のノベルティメーカー某社の倉庫)
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(↑ジョセフ・オリジナル↓)
VINTAGE JOSEF ORIGINALS BISQUE PORCELAIN ANGEL NIGHT LIGHT HOLDING CANDLE 1ddd
Josef Originals ADORABLE PINK BLUE ANGELS! VERY GOOD CONDITION! 1sss


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ノベルティ工場の“落穂拾い”を続けています。

8月30日
★解体が進んでいるノベルティ工場の“落穂拾い”を昨日も行いました。


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*製品を入れていた木箱が残されていましたが、すべて廃棄されました。
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*木屑の中に“木毛(モクメン)”と呼ばれる梱包材も捨てられていました。製品を破損から守る緩衝剤です。
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(↑某メーカーの“木毛”:輸出されずに残されている製品箱↓)
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*会社員の暮らしを偲ばせる“形見の品”もありました。↓
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(↑北アルプス山麓の奥飛騨温泉郷への“山行き”〈慰安旅行〉土産。当会が収拾した昭和40年代の写真から分かりました。↓)
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(↑卓球板です)
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(↑福利厚生品として工場に備えていたのでしょうか?)
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*↑残されている倉庫に残されている鋳込み関連の器械↓
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*ノベルティは分業で成り立っています。瀬戸市が千余年と言われる窯業史の中で戦後最大の繁栄を極めたのはそうした分業生産によるものでした。町じゅうがノベルティ生産に従事していたのです。梱包材のモクメンもや紙器も窯業関連機器も内職も飲食も運送業も事務用品も瀬戸市の暮らしの多くの分野に瀬戸のノベルティ産業は最大繁栄をもたらしていました。こうした製造関連機器もノベルティ産業の衰退により廃業や転業を余儀なくされてきました。
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*↑この機械の製作メーカーも今はなくなり、駐車場業に転換しているようです。↓
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*↑取っ手がなくなっていましたが、確かに見覚えのある絵柄が転写で焼き付けられたマグカップでした。
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*↑ジャン・ハガラ(JAN HAGARA)というアメリカの女性アーティストのデザイン画によるノベルティで、山国製陶所が製造していた製品でした。↓
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*実は、この製品が今もアメリカに残されていることが分かりました。↓
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*何故、この製品が解体中のこのノベルティ会社に残されていたのか、よくわかりません。瀬戸の町から姿を消したと聞く山国製陶所のありし日の繁栄を思い出しました。
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*↑アートティストのジャン・ハガラ(JAN HAGARA)。

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*↑山国製陶所がまだ存続していた頃、当会はハガラの原画を入手しています。↓
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*↑当会が収拾しているこのデザイン画による製品も今もアメリカに残されているそうです。↓
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*また当会はジャン・ハガラの製品を当瀬戸ノベルティ倶楽部にいろいろ展示しています。
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*ジャン・ハガラの製品は当初、山国製陶所の瀬戸市の工場で作られ、後に台湾で作られました。これらの製品の多くはアメリカへ大量に輸出されていました。
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*当会は、そうしたジャン・ハガラの製品輸出に関連する資料も収拾しています。↓
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*このまま捨てておくには忍び難く、当会で頂くこととして倶楽部に持ち帰りました。

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*↑解体現場の片隅で、「しんあいち」とい地元にあった小さな新聞社の新聞を見つけました。
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*1989年(平成元年)10月1日づけの新聞で、
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*瀬戸の上半期の輸出陶磁器業界についてのニュースでした。
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*「瀬戸の今年度の上半期の輸出陶磁器は69億5414万円で、前年度の同期より5.8%少ないが、ダースあたり単価は平均で4.2パーセント伸びている」とする日本陶磁器検査協会が輸出実績をまとめた記事です。この記事によれば、この時、瀬戸市は前年度同期に比べ5.8%、岐阜県は97%、特に常滑市は66%という大きな減少を見せていました。ノベルティに限っていえば、ダース当り、前年度同期に比べ82.2%、輸出額は29億4160万円で85.2%で、14.8%の減少を見せていたそうです。前年の昭和63年に1ドルの平均レートは128円、平成元年のこの頃、1ドル140円。円高による生産縮小傾向が進んでいたのです。今はほとんど輸出が停まっているそうです。

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*この焼成窯の解体工事がまもなく始まります。

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“陶都再生”のための落穂拾い

8月26日
★ノベルティ工場の解体が進み、木造部分がすべて取り壊されました。

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*ここが更地になってしまえば、この場所でどんな製品が作られていたか、人々がここでどのようなノベルティと関わり合って生きていたのかを知る人はほとんどいなくなるのでしょう。

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*↑風呂の湯船。職人さんたちが仕事の後、汗を流したであろう風呂も解体されました。
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*↑工場の一角にあった風呂場(7月30日撮影)↓
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*町づくりは「町の物語を再生する営みである」と言われます。しかし、何かの手がかりが残っている間に落穂拾いのように町の物語のかけらを拾い集めておかなければ、その営みも虚空を掴むようなものになってしまうでしょう。

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*乳母車のようなもののそばに武者人形がありました。
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*今、“陶都の崩壊”を予感させられる光景を目の当たりにして、私たちの活動の使命は今まさに失われようとしている町の物語を失われる前にできる限り記憶し、記録することなのだと改めて思っています。私たち「瀬戸ノベルティ文化保存研究会」の活動は、そうした「陶都再生のための落穂拾い」のようなものであるかもしれません。
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(↑8月26日撮影)

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(↑8月2日撮影の同社↓)
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(↑8月26日撮影↓)
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ノベルティ工場の解体、進む。

8月25日
★ノベルティ工場の解体が行なわれ、木造部分がすべて取り壊されました。

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*解体の様子は26日も撮影します。

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萩の花が咲き始た今日…

8月24日
★秋を告げる萩の花が咲き始めました。
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*今日はノベルティ工場の解体がお休みになりましたので、この会社と取引関係のあったA社を訪ねました。

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*↑A社。この会社との取引きのことを覚えている絵付け職人さんが語っていました。
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*「うちは今、主にハクウン(白雲)生地の製品を作っていますが、その会社には磁器の白生地を外注してもらっていました。でも、そこも会社を続けられなくなったんですね…」。 
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*この会社の中に「当会だけの資料室」と呼んでいる場所があります。この会社のノベルティの製造や輸出に関する伝票や帳簿類がそのまま残されている一角です。
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*その資料の中に、解体中の会社とA社との取引きを示す資料も残されていました。
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*東京オリンピックが開かれた昭和39年の帳簿が見つかりました。
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*解体中の会社は、まさにセトノベルティ最盛期の繁栄を支えた会社の一つであったことが分かりました。
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*見つかった昭和42年の資料から意外なことがわかりました。↓

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*井上ひさしさん原作の人気人形劇『ひょっこりひょうたん島』。NHKで放送された人気キャラクターのノベルティの白生地が今解体されている会社で作られていたことが分かったのです。この頃、番組が放送されていましたので、その人気に合わせてNHKから発売されていたのでしょうか…?
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(↑A社の倉庫から見つかった『ひょっこりひょうたん島』のノベルティ↓)
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(↑トラヒゲ)
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(↑ドン・ガバチョ)
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(↑同社で作られていたと思われるサンデー先生)
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(↑ダンディー)
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ノベルティ工場の鉄骨の解体…

 8月23日
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★入道雲が湧き上がる炎暑の中で、ノベルティ工場の鉄骨の解体が行なわれました。

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☆二階の倉庫にノベルティが残されていました。 ↓
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*解体中に見つかり、解体作業を請け負っている会社の方が当会のために残しておいてくれたものでした。
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*ブラームスの胸像ノベルティでした。
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*↓これまで、この倉庫からバッハ、シューベルト、ワグナー、モーツアルト、
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*そして、ベートーベンのノベルティも見つかっていました。
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*今日、これまで見つかっていなかったブラームスの胸像ノベルティも見つかったのです。
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*「勿体ないよね。折角作られた物だしねえ…」。解体業者の方も当会の活動の思いを理解してくれていたのです。
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(↑7月初旬、当会撮影、 ↓今日8月23日撮影)
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(↑7月初旬、当会撮影、 ↓今日8月23日撮影)
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 8月22日
★「瀬戸ノベルティ倶楽部」は26日(金曜日)まで夏休みとさせて頂きます。27日(土曜日)より再開します。よろしくお願い致します。

☆名品を作り続けてきたノベルティ工場。いよいよ明日23日、工場の屋根の鉄骨が切断されることになりました。 


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*また、今週末、焼成窯も解体されます。当会は、その様子をしっかりと映像による記録を行います。
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刻々失われゆくノベルティの歴史と証(あかし)

8月20日
☆日本のテレビ史の中で特撮番組の草分け的存在が1966年からTBS系列で放送された「ウルトラマン」でした。今年が放送開始からちょうど50年。

その「ウルトラマン」にヒロインとして出演していた桜井浩子さんを8月18日の朝日新聞が「ひと」欄で紹介していました。

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     (↑8月18日 朝日新聞「ひと」欄↓)
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*その掲載写真の中に瀬戸のノベルティ職人が製作したソフビの製品がありました。↓

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                 (↑「カネゴン」)
*この「カネゴン」のソフビの原型を作ったのが瀬戸のノベルティ原型師・河本武さんでした。

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               (↑河本武夫妻)
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*河本武さんはフリーの原型師として丸山陶器、片山商店、博雲陶器、丸利商会などの原型製作を請け負い、自宅で製作、会社へ納めていました。その後、“食玩具”と言われる「海洋堂」のフィギュリンの原型製作などを手がけたそうです。
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*実は、「モンチッチ」↓の原型も河本さんの原型なのだそうです。
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(↑河本武さんの原型による「モンチッチ」↓

 8月20日
☆名品を作り続けてきたノベルティ工場。その工場が瀬戸の町に存在したという証が猛暑の中で刻々と失われています。 

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*この会社は名門・丸山陶器の生地を製造していました。
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*↑『年鑑・時事経済新報・昭和34年版』という資料によれば、この会社は昭和31年の創業。窯は7基。35名の従業員がおり、社長は「瀬戸輸出玩具工業協同組合」副理事長を勤めたこともあるそうです。
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☆当会は、解体が進むこの工場の片隅でコルベ神父の像を数体見つけました。
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*コルベ神父の像が見つかったのは、間もなく撤去されるこの小さな素焼き用焼成窯の脇でした。
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*コルベ神父の像は、この会社を代表する名品の一つであることがわかりました。そして、この像の製造販売をめぐる経緯が少しずつ分かってきました。 
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*ナチスによって連行され、アウシュビッツに収監、そこで自ら名乗り出て他者の身代わりで亡くなったコルベ神父。コルベ神父はバチカンから1982年、「聖人」の列に加えられました。この像は、その翌1983年にこの工場で製造されたものでした。
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☆今、当館で展示中の“オキュパイド・ジャパン”製品をさらにご紹介します。 
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*壁掛け(wall plaque)です。
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*↑“YAMAKA”。「山加製陶所」。岐阜県瑞浪市陶(すえ)の会社です。
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*↑『年鑑・時事経済新報・昭和34年版』。この資料によれば、この「山加製陶所」はオキュパイド・ジャパン時代後期の昭和25年設立のメーカーでした。
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*これも壁掛け(wall plaque)です。
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今日20日(土)、「瀬戸ノベルティ倶楽部」は休館です。

8月20日
☆今日20日(土)はノベルティ工場解体の記録撮影のため、当「瀬戸ノベルティ倶楽部」は休館とさせて頂きます。あしからずご了承ください。なお、あす21日(日)は通常どおり開館致します。 

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さまざまな人種の“オキュパイド・ジャパン”をご紹介

8月19日
☆明日20日(土)はノベルティ工場解体の記録撮影のため、当「瀬戸ノベルティ倶楽部」は休館とさせて頂きます。あしからずご了承ください。なお、あさって21日(日)は通常どおり開館致します。 


8月19日
☆リオ・オリンピックが開催中。さまざまな人種の人々が人間の限界に挑む姿が連日、感動を呼んでいます。ノベルティもさまざまな人種を造形しています。

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*瀬戸ノベルティ俱楽部では、今、田中荘子さんの“オキュパイド・ジャパン”コレクションを展示していますが、その中から、さまざまな人種の製品をご紹介します。 

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*“モリヤマ”のマーク。このマークは瀬栄合資会社のマークであるとも言います。瀬栄合資会社は瀬戸市、名古屋市守山区、そして四日市市に工場があったそうです。そこで、この製品は、名古屋市守山区で作られた製品だというのです。
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(SP・塩コショー入れです)
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☆リオ・オリンピックで女子レスリングの吉田沙保里さんが銀メダルをとりました。
「金をとれなくてすみません」と号泣していましたが、それほどまでに謝る必要などないと思います。オリンピック憲章の真の精神は個々のアスリートを讃えるものである、と聞くからです。銀の重さを感じさせてくれた激闘、その全身全霊の奮闘に拍手を送りたいと思います。思い出すのは、ロンドンオリンピックでの優勝に際し、平成24年、愛知県スポーツ栄誉大賞受賞記念として愛知県から吉田さんに副賞が贈られました。セトノベルティの最高峰・瀬戸市のテーケー名古屋人形製陶製のレース人形『アン王女』でした。 
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(↑右がテーケー名古屋人形製陶の加藤徳睦社長)
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*↑テーケー名古屋人形製陶製レース人形「アン王女」。
予約注文で、一体50万円とか。当会でも斡旋させて頂きます。お問い合わせは次のメールへお願い致します。
setonovelty_club@yahoo.co.jp  (携帯電話 090-6339-0791)




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“オキュパイド・ジャパン”ランプのノベルティをご紹介.

8月17日
★35度の猛暑の中、
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*瀬戸市にも秋が忍び寄っていました。

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*ノベルティ会社の解体現場を今日も訪れました。盆休みで解体作業はお休み、鉄骨の骨組みがたたずんでいました。
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*この社屋を建てた時以来、初めて焼成窯の上に青空がのぞき、入道雲が見えていました。
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*明日から、また解体作業が再開されるとのこと。
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*↑まもなく解体されるという焼成窯。
この窯で焼かれたノベルティの名品があります。コルベ神父の像です。↓
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*たまたま現場に来られていた元社主に話を伺うことができました。
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「昭和の末頃だったでしょうかねえ…、確かにこの工場で作ったものですよ。K商店という会社から注文があってうちで作りました。K商店というのはキリスト教関係のノベルティを多く扱っていた会社でね。…でも、このメガネをかけた人がどういう人であるか、私らにはよくわかりませんでしたねえ…」。
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*遠藤周作が1982年に発表した作品に『女の一生』があるそうです。その一部は「キクの場合」、その二部の「サチ子の場合」にコルベ神父のことが書かれているということを今日初めて知りました。その作品が世に出たのが1982年とのこと。「コルベ神父は1982年にバチカンから『聖人』の列に加えられたんですよ。もしかしたら、このコルベ神父の像は、そのことを記念して注文があり、作られたのではないでしょうかね」、カトリック信仰に生きるある知人がそう教えてくれました。
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*遠藤周作の『女の一生』を早速手に入れて読もうと思っています。

*窯に素焼きの製品を出し入れするシャトルという台車も廃棄されますが、その空間に…、
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*高さ8センチほどの小さな像。幼子キリストを抱く父・ジョゼフでしょうか?
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*捨てておきがたく、その場を立ち去りがたく、リュックに入れて頂いてきました。そして、水で洗浄しました。↓
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☆田中荘子さんが里帰りさせてくれた“オキュパイド・ジャパン”(占領下日本製)。
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       (↑瀬戸ノベルティ倶楽部↓)
☆その中から、ランプのノベルティをご紹介します。
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*↑手描きによる絵付け。↓
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*用いられている金も良質の金です。生地の磁器も良質で、確かな技と製造システムが備わっていた状況のもとで作られた製品であることが想定されます。そうしてみれば、ひょっとして、この製品は戦前に作られており、それが戦争によって一度お蔵入りし、戦後の貿易再開に伴って再び陽の目を見てアメリカに渡ったものであることが想像されます。
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*↑男女ペアの製品が左右対照で作られており、販路を拡大していました。そうした製品の好例がこれらのランプです。
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*“オキュパイド・ジャパン”(占領下日本製)の時代はどんな時代であったのか?瀬戸市が昭和25年に上梓(刊行)した『瀬戸市振興に関する調査報告』には次のように書かれています。「戦後日本は領土縮小し、人口は増加し、食糧を輸入するためにも輸出工業を復興促進しなければならなくなった。日本経済の復興は輸出工業の発展以外に途はなく、窯業品工業の如く原料を国内で自給し得、人口労働力利用率の高い工業は第一に経済再建の先頭に立って勝也買うすべき重要産業となった。昭和22年末の瀬戸市の調査によれば、工場総数513、従業員数5063人であった。この中、家族従業員のみの工場が26パーセントを算し、昔ながらの零細企業が多数復活したことを示している。この中、輸出品生産工場は僅か25工場で、全体の6パーセントに過ぎなかった」。
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*前に記した『瀬戸市振興に関する調査報告』は次のように続けています。「しかし、瀬戸は最早昔の瀬戸ではなく、ジープを走らせて進駐軍の兵隊も来れば、サプラーヤーや時にバイヤーも名古屋の輸出商と共にやって来るようになり、逸早くディナー・セット、電磁器、玩具(ノベルティ)等の注文が来るようになり、再び活気を呈してきた」。

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「トランプ氏商品は中国製」という記事から思う『陶都・瀬戸の漂流』

8月16日
☆「トランプ氏商品は中国製~クリントン氏、ネクタイを批判」と題する記事があります。瀬戸のやきものにも多くの中国製があり、今、日本の市場に出回る“瀬戸製の干支”の大半も中国で作られているのだそうです。 


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*中日新聞8月5日の記事に「米大統領選の民主党候補クリントン前国務長官は3日、西部コロラド州のネクタイ製造会社を訪問し、共和党候補のトランプ氏が『職を取り戻す』と訴えながら自社製品は海外拠点で製造していると批判。…
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『なぜトランプ・ブランドのネクタイは中国でつくられているのか』とやゆ(揶揄)した。クリントン氏は、トランプ・ブランドのネクタイを掲げ、『米国を再び偉大にすると言うなら、米国で物をつくることから始めるべきだ』と指摘」と書かれています。
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*瀬戸市の中国の友好都市から来た人に瀬戸市のある課が中国で作られた商品をお土産にした、という笑えない話を聞いています。最終加工である箱詰めを瀬戸で行えば「瀬戸製」なのだから、その土産は瀬戸製だという反論の声もあります。その一方で、瀬戸市での製造環境の厳しさから「地球上のどこかでセトノベルティの技術と文化が受け継がれればいいのではないか…」という思いを持つノベルティメーカーの社主もいます。実際、瀬戸市での生産を基本にしながら製品の種類や受注量によって中国など海外での生産を併用するようなノベルティ会社もありますが、人件費の高騰や職人の高齢化という現状に立てば、海外での生産はやむを得ないものかもしれません。
*1985年のプラザ合意による円高以後、瀬戸市に刻まれてきた『失われた30年』。「瀬戸市をどんな陶都にしたいのか?」を真摯に議論し追い求めてこなかった「官業民にわたる無作為のツケ」が『陶都漂流』という今日の事態を招いています。ともあれ、中国などでの賃金水準の高騰や“メイド・イン・ジャパン”への評価の高まりなどを勘案すれば、「瀬戸市で量産されるセトノベルティ」というのではなく、「瀬戸市で生産される良質の瀬戸ノベルティ」の可能性をこそ追求すべき時に至っている、という思いが当会の会員の中で強まっています。今こそ、真剣に“メイド・イン・瀬戸”“メイド・イン・ジャパン”の再興のために衆知を集め、瀬戸での生産体制の革新を実現すべき時期が到来しているのです。そして、当会は、陶都再生の鍵は「共生や平和への祈り」「こころの癒しや遊び心」という普遍のメッセージを宿した瀬戸ノベルティが追求してきた魅力の中に見出せるのではないか、当会はそのような結論にたどり着いています。

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ほとんど知られていなかった内藤ルネのノベルティを御紹介

8月15日
☆今、内藤ルネの展示会が名古屋三越栄店で行なわれています。今月22日まで。当会は、これまでほとんど知られていなかった内藤ルネの製品を収集しています。御紹介します。 

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*貯金箱です。
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※今、内藤ルネは“カワイイの元祖”として新たな脚光を集めています。かつて瀬戸市でやきもの製のルネのノベルティが作られていましたが、そのことを知る人も少なくなりました。瀬戸市文化行政もこうしたことを全く紹介していません。ここでご紹介したノベルティはきわめてレアで貴重なものとなっており、このノベルティは瀬戸市の宝物の一つだと、当会は思っています。


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“オキュパイド・ジャパン”という遺産からのメッセージ

8月15日
☆今日8月15日は軍国日本が敗戦の日を迎えた日。当「瀬戸ノベルティ倶楽部」で展示している“オキュパイド・ジャパン”製品をご紹介しましょう。 

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(↑米艦ミズリー号上での降服文書調印式・1945年9月2日<外務省編「移り変わる日本」より>)

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(↑手の平に乗るほどの小さなノベルティ↓)
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(↑これも、手の平に乗るほどの小さなノベルティ↓)
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*↑当時のままの袋状の布がはめこまれていることからこの製品は針山と思われます。
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(何かの小物入れとして作られた製品でしょうか?)
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(↑toothpick-holder 楊枝入れかもしれません)↓
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*↑この製品には“PICO”という裏印があります。この裏印を持つ製品が他にもアメリカにミニチュアティーセットやプランターなど多数残っているようです。そうした情報を総合すると、この製品を作ったメーカーは名古屋のメーカーかもしれません。そのメーカーは瀬戸や美濃から白生地を仕入れ、それに絵付け加工をして完成させ輸出していたのかもしれません。
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*どれも、一日一日を生き抜いていくのに精一杯の時代、瀬戸の市民が作ったものでした。
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(高さ10センチにも満たない製品。これも楊枝入れかペン差しかもしれません)
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*↑桶の上に乗る鯛といった趣のノベルティでSP(塩コショウ入れ)です。
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(↑穴の数からこちらは塩入れのようです↓)
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(↑魚の方はコショウ入れのようです↓)
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(鉛筆や歯ブラシなどを入れるものとしても使われたのかもしれません)
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*サンフランシスコ平和条約によって日本が一応の独立をみたとき、この“オキュパイド・ジャパン”の時代は終わりました。瀬戸市では、“オキュパイド・ジャパン”印のついた在庫を割ったり穴に埋めたりして廃棄した窯屋が多くありました。「屈辱の時代であったから」というのがその理由でした。しかし、その時代を経たからこそ、その後の自由貿易の時代が実現したのです。そして、戦後の食べるのに精一杯の時代を生き抜くために精一杯の仕事をした証が、今なお、アメリカに残されているこうした“オキュパイド・ジャパン”のノベルティ群の中に見てとれるのです。

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▼8月14日のある新聞に、戦争を被害者の立場から見るというのではなく、主権者である私たちの問題としてとらえるべきであるとする一文がありました。「先の戦争がいかに悲惨だったかを語り継ぐ。それだけでなく戦争がうれしいものと受け止められたことも記憶したい、戦争は上から降ってくるのではなく、ときに私たちの足もとからわき出てくるものだから」と。“オキュパイド・ジャパン”時代を屈辱として目を背けるというのではなく、こうした時代を再び引き寄せないために私たち私たち国民がしなくてはならないことにこそ意を用いるべきだと思うのです。そして、この“オキュパイド・ジャパン”製品群の中に託された「愛とほほえみ」「共生への祈り」というメッセージにこそ心の眼を開くべきだと思っています。







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ノベルティ工場の解体、大詰め…

8月12日
☆今日12日も猛暑の中でノベルティ工場の解体が行なわれ、窯場の屋根が剥がされていました。 


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(↑8月12日撮影、↓8月3日撮影)
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(↑7月23日撮影、 ↓8月12日撮影)
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(↑7月1日撮影、 ↓8月12日撮影)
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(↑8月2日撮影、 ↓8月12日撮影)
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*↑この焼成窯は工場の解体の最後に行われるそうです。↓
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*当会はこのノベルティ工場の解体の様子をハイビジョンカメラで刻銘に撮影しています。
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*当会はこうした映像を編集して「瀬戸窯業2016年の記録」としてまとめる予定です。「一体何を、誰がなさなかったからこうなったのか?ノベルティメーカーに何が足りなかったからこうなったのか?」を問いかけるような記録となることでしょう。
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(↑7月1日、↓8月12日)
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☆解体現場でノベルティが見つかりました。当会が入手したこの会社最後のセトノベルティです。
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*↑この会社の帳簿から、この製品が取引きのあった「丸二産業」のフィギュリンであることが推察されます。
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(↑「丸二産業」の木箱↓)
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*小さな白いフィギュリン。マリア様でしょうか?

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*↑穴のあいた鳩。香料を入れて楽しむポマンダーであろうと思われます。当会に多くのノベルティを寄贈して下さった商社「丸武前田商店」もこのメーカーに生地を発注していました。ですから、これは「丸武前田商店」の製品になる物だったのでしょう。

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*楽器を持つ天使像、ビスクです。
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内藤ルネの“カワイイノベルティ”、陶都再生の鍵と糧とが埋もれている…

8月11日
☆“カワイイ文化の元祖”と言われるアーティスト・内藤ルネ。
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☆内藤ルネの展示会が昨10日から名古屋三越栄店で始まったと中日新聞が報じています。今月22日まで。


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(↑中日新聞 8月11日朝刊↓)
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*瀬戸市ではこれまで“ルネのノベルティ”がいろいろ作られてきました。当倶楽部はルネのやきもの製ノベルティを収集保存する日本で唯一の収蔵団体となっているかもしれません。そこで、当会が収蔵するやきもの製“ルネのノベルティ”をご紹介しましょう。

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(↑リトルマーメード<小花器>↓)
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(↑各種メッセージが添えられたグリーティング天使↓)
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*内藤ルネは、愛知県岡崎市生まれ。本名・功。画家・イラストレーター・インダストリアルデザイナー・インテリアデザイナーというマルチアーティストでした。
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       (↑内藤ルネ<1937-2007>)
*ルネは、いわゆる“LGBT”という個性の一つを持つ人でした。
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*戦時下、ルネは、ある空家の一室で見た雑誌の美しい口絵に魅せられました。それは画家の中原淳一の絵で、中原淳一との出合いが「マルチアーティスト・内藤ルネ」の才能を開花させ、瀬戸ノベルティの世界をも大衆化させていくことになったのです。

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*↑「RUNE PANDA (ルネパンダ)」。↓
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(↑「メチャンコペリちゃん」)

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*2008年、刈谷市美術館で「内藤ルネ展“ロマンティックよ、永遠に”」が開催されました。当会も、市民活動団体の設立を前に、この企画展に注目し、見学、図録を購入しました。入場者数も記録的だったそうですし、図録も素晴らしく充実していました。この時の企画展は朝日新聞社が共催しましたが、今回は中日新聞社が共催とのことです。
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*その人気について精神科医・香山リカさんが『カワイイ文化 生みの親』と題する一文をこの図録の中に寄せています。「…今、未成熟で自由で元気な少女たちを描いたその作品世界は、改めてアートや文化として解釈されようとしている。80年代半ば以降の日本を特徴づけると言ってよい『カワイイ文化』の原型がここにあると考えられているのだ。…かくして、カワイイ文化、カワイイ市場はあっというまに日本を席巻した。そして、それは豊かな社会のシンボルとして定着し、アジアやアメリカにまで広がっている…」。

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*↑内藤ルネのノベルティを焼いたガス窯。この窯はすでに解体され、当会はその解体の様子をビデオで記録しました。
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*この窯は「デュポー式シャトルガス焼成窯」と言い、瀬戸市の姉妹都市であるフランス・リモージュ市のデュポー社製ガス窯を瀬戸仕様に改良して作られた焼成窯でした。
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*この「デュポー式シャトルガス焼成窯」はセトノベルティを焼いた主要な名器として、戦後の瀬戸に窯業史上最大の繁栄をもたらした窯でしたが、瀬戸市行政はこの型式の窯について全く顕彰していません。瀬戸市民として信じられず、理解できないことです。

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(↑丸山陶器から寄贈されたものの、長年放置されたままの同型の「デュポー式シャトルガス窯」↓)
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*↑ルネのデザイン画を転写したマグカップ。↓
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*↑内藤ルネがデザインしたビリケンのやきもの製ノベルティ↓。
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*このビリケンのノベルティは内藤ルネと瀬戸との初めての出会いとなった記念碑的製品でした。また、その縁がその後のルネによるデザインがやきもの製セトノベルティとして瀬戸市で独占的に製品化される絆となったのです。

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*ルネのビリケンノベルティは、数あるビリケンの中でおそらく最も美しく、最も気品の高い製品であるように思われてなりません。大阪の通天閣さえないものです。このビリケンのやきもの製ノベルティは日本では今、当倶楽部でしか見ることができないと思われる逸品です。しかし、この製品を焼いた窯も、作った会社ももう瀬戸にありません。

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*↑当「瀬戸ノベルティ倶楽部」の突き当り奥の隅。掛け時計はさきごろ解体されたノベルティ会社から当会が頂いた物。その下、高さおよそ60㎝の大きなペコちゃんの前にルネのノベルティがあります。↓
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*高さおよそ33㎝。この大きなルネのノベルティは貯金箱としても使える製品です。
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☆内藤ルネのノベルティは瀬戸では特別な発注を除いて今では全く作られていません。当会は、ルネの製品を独占的に作ってきたK社が廃業する前からK社と交流をはぐくみ、いくつかの製品を入手してきました。それは、内藤ルネがいわゆる“カワイイ文化”の元祖的存在であり、その“カワイイ文化”こそ、今、瀬戸のやきものに求められている「陶都再生の糧」の最たるものであると考えるに至ったからです。内藤ルネのような“カワイイ・ノベルティ”には陶都再生の鍵が埋もれている、当会はそう思っています。 

*セトノベルティ、特にハクウン(白雲)生地のノベルティはこうした内藤ルネのような、いわゆる“サブカルチャー”の製品を盛んに生み出し、それが戦後の瀬戸に陶都史上最大と言える繁栄をもたらしてきたのでした。しかし、瀬戸市文化行政は、そうした“サブカルチャー”にはきわめて消極的で臆病であり続け、相変わらず旧態依然とした陶芸至上という権威主義に閉じこもっています。そうしている間に、「まちじゅが美術館」という実態と誇りとは音を立てて崩れ去り、時代感覚を鋭敏に取り入れて今に呼吸するというようなやきものを作るという闊達な活力も失われてきたのです。瀬戸市文化行政の固陋な時代感覚と閉塞した蛸壺様時代錯誤は「陶都消滅」というまぎれもない事実を招来し、無作為の罪深さは免れない…、当会は敢えてそう指弾する他ありません。

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(※ この項目に掲載した内藤ルネ関連写真はルネ展に於ける図録やルネの自伝からの転載です。なお、掲載したルネの製品はすべて当会の収集品です。)


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セトノベルティ再生への“視点”を安達章さんが語る。

8月9日
☆解体中のノベルティメーカーから当会が入手した製品を見ながら、陶磁器アーティストの安達章さんがセトノベルティの限界と再生への可能性について語ってくれました。

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*↑安達章さんは、東京オリンピックの前年、昭和38年、ケネディ大統領のSP(塩コショー入れ)の原型を手がけた人です。
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*↑安達章さんが原型を手がけたケネディ大統領のSPノベルティ(中)。<当会はさきごろ、このSPノベルティをその娘であるキャロラインケネディ駐日大使へ贈呈させて頂きました>
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*安達さんはこのSPの原型を作った後に勤務先のノベルティ会社を退職。「お仕着せのデザインを忠実に原型にするだけの仕事」に限界を感じ、その勤務先を退職したそうです。そして、以後、フリーの原型師、また陶磁器アーティストとして数々のヒット作を世に送り出し今に至っています。

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*↑当会が収集した製品の中にヒツジのノベルティ・酒のボトル(デキャンター)があります。 

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*この美しいヒツジのノベルティも酒のボトル(デキャンター)として作られました。酒のボトルですが、あまりに素敵な製品なので、廃棄されるのは勿体ないと思い、収集させて頂きました。
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*「確かにいい製品です…」、安達さんはそう言われます。「でも、こうした酒のボトルを作る時でも、僕は、“ものづくりの視点”ということがとても大切だと思うんです」。
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*「…この注ぎ口がいかにも無粋というか、…この注ぎ口を改善すればもっといい製品になるはずです。アートとしてのデザイン性ということなんです…」。
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*安達さんが強調するのは、製品を作る時の発想のあり方、“視点”のことです。「酒のボトルとして作ろうとする発想からではなく、まずアート作品として作るという“視点”に立ってデザインを考える、その次に注ぎ口をどうするかということを考えることが必要ではないでしょうか。「魅力的なノベルティとして作りながら、注ぎ口を顔の横につける。注ぎ口の付け方がちょっと安易です。例えば、耳を注ぎ口にするという工夫をしたらどうでしょう。そうすれば、酒を飲み終わった後、置物としても素敵なノベルティになるんじゃないでしょうか?」
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*↑これも酒のボトルで、兵庫県のある酒造メーカーから受注した製品です。
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*安達さんは言います。「イルカの口に注ぎ口を設け、コルク栓をはめるという構造ですか…。これでは飲み終わった後もとっておこうという気は起こりません…」。
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*僕なら、イルカが口で何かの餌を咥えるというようなデザインを考えます。餌を咥えるというなら自然じゃないですか。使い終わった時にそれが魅力的な置物とか装飾品になるというような発想にもっと立って作ったらどうでしょうか。まず、酒のボトルとしてデザインするというのでなく、魅力的な置物とか装飾品になるようなアートなデザインをまず考える、その後にボトルの機能を考える、そんな“視点”が瀬戸のノベルティにもっとあったらいいなあ、と僕は思うんですよ」。
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*「ひたすら多く受注し、言われたとおりの製品をただ受動的に作って売る、そのようなモノづくり、安くて沢山売れるような製品をただひたすら量産するという形のモノづくりではなく、時間の摩耗にも絶えるアート性をセトノベルティをもっと追求してきたなら、瀬戸のノベルティも質的にもう少し長く生き延びることができていたはずだ、そんな気がしますね…」。
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美しい磁器の灯りのノベルティ

8月9日
☆ノベルティメーカーの工場の解体が大詰めに向かっています。当会はこの工場から美しい磁器の灯りのノベルティを入手しました。 

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*磁器の美しさを見せるため、絵付けは一切施されていません。

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*今、瀬戸では灯りのノベルティはほとんど作られていません。このノベルティも当会として初めて見る製品でした。まさか、この工場に埋もれているとは思いませんでした。解体作業によって見つかった製品であり、その出会いは全くの幸運でした。

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酷暑の中でノベルティ会社の工場の解体が進む…

8月8日
☆当会事務局・中村は、昨7日、「陶都戦争譜~愛とほほえみの街へ~」と題してささやかな講演を行わせて頂きました。 そのことを中日新聞が報じてくれました。 


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     (↑中日新聞 8月7日掲載記事)

*この講演で中村は、さきごろノベルティ会社の解体現場から見出し、産廃処分から“救出”した丸山陶器製の僧侶像、観音像、マリア像、そして、ナチスの強制収容所で身代わりとなって餓死したコルベ神父のノベルティも紹介させて頂きました。

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*↑手に持つのがコルベ神父のセトノベルティ
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   (↑コルベ神父のノベルティ↓)
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☆立秋を迎え、38度近い酷暑の中でノベルティ会社の工場の解体が引き続き行われています。当会は今日8日もその様子をハイビジョンカメラと写真カメラで記録しました。

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*当会はこれまで、同社の帳簿類など数百枚を入手し、その分析と研究に着手しています。特にこのメーカーが丸山陶器の製品生産に大きな役割を果たしてきた会社であったことから、当会は入手したそれらの資料はセトノベルティの研究にきわめて重要な意味を持つ資料となりました。こうした記録の調査が瀬戸市行政によってこそ行われて欲しいと当会は強く願っていますが、実際はどれほど行われているのでしょうか?
*瀬戸蔵で「博雲陶器」の特集展示を行った際、「これからはメーカーごとに展示紹介していきます」と予告されましたが、今度はどんなメーカーのノベルティをいつごろ瀬戸蔵は展示紹介してくれるのでしょうか?


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ノベルティメーカーの解体現場から入手した製品

8月6日
☆ノベルティメーカーの解体現場から当会が社主の了解を得て入手した製品をご紹介します。 「丸山陶器」の製品などが数多くありました。


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*製品の高さは10インチです。
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*↑アメリカの名門ブランド “Elizabeth Arden ”の “BYZANTIUM”という製品でした。
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*当会は、この製品サンプルとともにその白生地も入手しました。↓
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*アメリカにこの製品の写真があり、それにより、当会が見つけた収集品の中にこの製品の蓋もあることが偶然わかりました。↓
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*この製品は、蓋をつければボディーオイルの容器として、また蓋をつけないで花挿しとして使う製品なのだそうです。そして、当会の研究により、この製品も丸山陶器製であることがわかりました。
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*資料によれば、イギリスの名門、Elizabeth Ardenは小物入れ、ポマンダー(芳香剤容器)、飾り陶器などとして使われる製品が瀬戸でも多く作られました。丸山陶器はこのメーカーに沢山の生地を外注していたのです。

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*↑これも丸山陶器の製品でした。当会がかつて「丸武前田商店」という商社から寄贈を受けた製品と同じものです。
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*廃棄された伝票から、このメーカーはその「丸武前田商店」にも白生地を納入していたことがわかりました。

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*↑左がこの会社には珍しいハクウン(白雲)生地の製品、右が磁器のペリカンです。

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↑ハクウン(白雲)生地の製品。女性像がレリーフの浮彫になっている珍しい製品で、ドライフラワー入れとか、でしょうか?↓
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*何かの製品開発のために保存されていたのでしょうか?正確なことは今となっては全くわかりません。
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*↑手のひらに乗る小さな磁器のフィギュリン↓
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*「HARVEY GIRLS(ハーヴィガールズ)」とは何なのでしょうか?当会はこのことについて全く知りませんでした。そこで調べました。今から約140年前の19世紀末、フレッド・ハーヴィという実業家がアメリカの鉄道事業にレストラン経営を初めて導入、ハーヴィはこのビジネスに女性たちを雇用、これによって駅に付随するハーヴィレストランは大人気となり、「高所得の東海岸に住む人々が大陸横断鉄道で中西部を旅するという流行を産んだ」そうです。
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*ハーヴィの運営するレストランは、“ハーヴィ・ハウス”と呼ばれ、そこで働く女性は“ハーヴィ・ガールズ”と呼ばれるようになったとのことです。1946年、ジュディ・ガーランド主演で『ハーヴィ・ガールズ』というミュージカル映画が作られ、大ヒットしました。そこで、この『ハーヴィ・ガールズ』をモチーフにしたノベルティが瀬戸でも作られ、このメーカーがその生地を製造し、丸山陶器が製品として完成させアメリカへ輸出していたのです。映画で人気になったキャラクターを瀬戸では数多くノベルティにしていましたが、この“ハーヴィ・ガールズ”もそうした一つだったことが分かりました。もし、この工場の解体ということがなければ、当会はこの“ハーヴィ・ガールズ”のことも知らなかったでしょう。不思議な感慨にとらわれます。
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*これも丸山陶器の製品でした。
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*これは、カトリック信仰に詳しい方が教えて下さったところによれば、「無原罪の御宿り」(“処女懐胎のマリア”の意?)というのだそうです。この世の悪の象徴であるヘビを足の下に押さえている図です。 
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*↑頭部が失われていました。これがどんな造型なのかわかりません。↓
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*丸山陶器は昭和時代で製造を終えました。その末年は、こうした仏像も作っていたのです。↑↓
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*また、酒や焼酎入れも作って生き残りを賭けていました。↓
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*しかし、中国製品に追われ、また経営者の高齢問題も加わって廃業、工場の解体のやむなきに至ったそうです。

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楽聖たちの胸像ノベルティは丸山陶器の製品でした。

8月6日
☆猛暑の中、5日もノベルティメーカーの工場の解体が行なわれました。失われる中で、見出されるものもあります。 「丸山陶器」が昭和末年に製造していた製品の帳簿も入手しました。


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*廃棄された資料の中にメーカーから外注された製品の伝票類が見つかりました。
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*その一つ、丸山陶器の伝票です。
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*↑先に当会が倉庫の箱の中から見出した楽聖たちの胸像ノベルティ。
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*この製品は丸山陶器の製品であることがこの伝票↑で確認されました。それは昭和62年12月の伝票でした。(当会はショパンのノベルティだけ入手できていません)
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(↑べートーヴェンの胸像ノベルティ :「丸山陶器製」、昭和62年)

*見出した資料により、その頃、丸山陶器で作られていた製品の内容がわかりました。写真立て、一輪差し、ツリーベル、羽付楽器持ちエンゼル(6点)、スワンタンブラー、丸蓋物、スワン石鹸皿、海老乗り天女、観音、象蓋物、スワンブラシ立て、フクロウ蠟燭入れ、バスケット香料入れ、スプーン入れ、狛犬SP、ベビー靴などでした。
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(↑当時丸山陶器製として作られていたノベルティ「羽付楽器持ちエンゼル」↓)
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(↑「丸山陶器」製の狛犬)

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『瀬戸・陶都戦争譜~愛とほほえみの街へ~』明日講演会

8月6日
☆当「瀬戸ノベルティ文化保存研究会」事務局長・中村は、明日8月7日、『瀬戸・陶都戦争譜~愛とほほえみの街へ~』と題して以下のとおり講演を行います。 


*講演会
 主催: 瀬戸地下軍需工場跡を保存する会
 会場: 水野公民館 (水野地域交流センター)
 日時: 8月7日(日)午前10時~11時半

*講演内容:
 ・戦時下、瀬戸市で極秘裏に進められた“陶貨(陶器貨幣)”「一銭陶貨」ドキュメンント
 ・陶都復興への起点となった“オキュパイド・ジャパン”のこと
 ・愛とほほえみ、共生や命の大切さ、異文化理解など、セトノベルティのメッセージ
 ・誇り高い瀬戸窯業再生の糧が瀬戸ノベルティの中にあること

*入場は無料
*お問い合わせは同会事務局へ・☎090-6575-4370
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 (2016.7.18映画『青銅の基督』上映会での当会事務局長:永泉教会写真提供)

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コルベ神父のノベルティ10体~セトノベルティの消滅ドキュメント…。

8月5日
☆猛暑の中、今日もノベルティメーカーの工場の解体が行なわれています。当会はこの会社の最後の遺品とも言うべきコルベ神父のノベルティを収集しました。 


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*複数体がホコリにまみれ、眠るように埋もれていました。まるで従容として死につくかのように…。
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*アウシュビッツには人間の悪魔性・獣性とともに、かくまでと思わせられるような人間の神性もありました。かくも清らかな人間の神性、それが自ら身代わりになって餓死を選んだというコルベ神父でした。瀬戸市ではこの聖人のノベルティも作っていたのです。
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*当会は、コルベ神父のノベルティを水で洗い拭いました。洗浄に使った筆はこの会社で使われ、そして、捨てられる筆でした。
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*このコルベ神父のノベルティがどこからの注文であったかは一切わかりません。それはともかく、この聖人のノベルティを作っていた瀬戸の職人さんたちは、コルベ神父のことをどのように聞き、どのように思いながら作っていたのでしょうか…。瀬戸は人間の魂のありようをも造型し、記録していた町だったのです。
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*当会は、この会社の形身とも言えるコルベ神父のノベルティ複数体を廃棄から救うことができたことを誇りに思っています。
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*犬を散歩に連れて解体現場を訪れた社主の妻は解体の様子を見ながら目頭を赤くしていました。当会は、この会社の“最期”を見つめ続けます。

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