アーカイブ :2016年02月 瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

“これこそ、せともの”セトノベルティの魅力を紹介し、その技術継承に努める市民活動団体です。

瀬戸ノベルティ文化保存研究会 We are the Seto Novelty Culture Preservation Society, a citizens’organization in Seto City, Aichi Prefecture 、Japan◆瀬戸ノベルティに“最高の評価”!レース人形の最高峰・TK名古屋人形製陶所製「アン王女」が皇室に献上!★瀬戸から「ノベルティ」と「昭和の青春切符~集団就職の記録~」を『日本遺産』に!◆時を超えて香り立つ魅力・ノベルティこそ“瀬戸の華”!セト・ノベルティこそ「せともの」!【瀬戸ノベルティ倶楽部:The Seto Novelty Club〈office〉、Americans who love SETO NOVELTIES, your mail to us is deeply welcome. address :setonovelty_club@yahoo.jp】 写真などこのブログでの画像の無断使用は固くお断りします!

2016年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年03月

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アメリカで高い評価のセトノベルティ。そのふるさとでは…

2月29日
★『Josef Originals(ジョセフ・オリジナル)』の2冊目の本「Charming Figurines with Price Guide」がアメリカから届きました。

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(↑アメリカのコレクターたちが出版したセトノベルティなどを収録した 『Josef Originals』 の本↓)
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*この本はDee HarrisとJim & Kaye Whitakerの共著です。共著者はどんな人でしょうか?まずDee Harris は1970年代からJosef Originals の収集を続け、Josef OriginalsのデザイナーであったMuriel Joseph George 本人にもインタビューを行いました。
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*また、Jim & Kaye Whitakerは長年に亘って部屋が一杯になるほどいろいろなものを収集してきました。そして1988年大きな家を買い、これまで集めた品々を販売することにしたそうです。この本は熱心な多くのJosef Originalsおファンやコレクターの協力を得て出版されました。
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*共著者は多くの人たちから情報や製品の写真を集めました。また、コレクターたちの家を訪ねてはその収集品の写真を撮影し、アンティークショップなどディーラーの協力も得ました。また、Josef Originals のデザイナーであったMuriel Joseph Georgeの孫娘やMurielのパートナーであったGeorge Goodにも歴史について協力を得たそうです。
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*この本に掲載された製品のいくつかを当会は収集しています。
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(↑Wee Folks シリーズ↓)
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(↑瀬戸には、今なお箱入りの製品さえ埋もれています)

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(↑ある窯屋の倉庫の今)
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(↑ホコリにまみれて今も窯屋の倉庫に残されている石鹸置きのノベルティ)
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*この本の解説文には『Josef Originals』の履歴について次のように書かれています。
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○“Josef Originals”の社名について:
彼女の最初の製品<Pitty Sing>を発売した折、ラベルをJosephと印刷すべきであったが、Josefと誤ってしまった。以来、社名の表記をそのまま“Josef Originals”としてきた。 (Pitty Sing…オペラ“MIKADO”の登場人物)
○Muriel Joseph Georgeは1942年、“Muriel of California”の社名のもとでルーサイト(lucite・透明なアクリル樹脂)製の宝石の製造を始めた。しかし、第二次世界大戦のさなかで原料のルーサイトが入手できなくなり、原料を粘土とし、やきもの製の宝石を作ることに切り替えた。粘土は戦時中に於いても豊富にあり、手の感触も満足できるものであった。
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○Murielは少女、妖精の子ども、動物などの試作を繰り返した。戦争が終り、後に彼女の夫となるTom Georgeが復員することになったが、一年ほどは仕事をすることができなかった。Murielは原型を作り続けた。Tom Georgeにとって戦争従事体験から平時の生活状態への移行に苦悩しており、Murielが創作したモデルに沿った粘土原型を作ることによりそうした苦悩を癒されていった。
○彼らが陶磁器会社の設立を計画したのは終戦直後の1946年のことであった。
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○戦争直後のはやる熱気の中で、彼らの夢は見事な花を咲かせることになった。彼らはビルを借りるまでの間、ガレージを会社の事務所としていた。彼らの最初の商品は(Pitty Sing…オペラ“MIKADO”の登場人物)のフィギュリンであった。それは中国人の男の子のフィギュリンで、大きな苦力(クーリー)帽子をかぶったり、座ったり、眠ったり、また膝の上に猫を抱く少年の像であった。
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○彼女が手がけたのは中国人の子どもだった。それは、苦力(クーリー)の大きな笠をかぶった子供や、上品な顔立ちの男女のカップル、ネズミや仔犬、子猫などの原型であったが、彼女は日本人をモデルにした原型は決して作らなかった。パール・ハーバー(奇襲攻撃)の記憶が鮮烈であったからであった。
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○Murielの父はこの人形をブロードウェイにあるデパートへ持ち込んだところ、デパートから追加注文をもらえることとなった。それから彼らの製品は売れに売れていった。完ぺき主義者であったMurielは、人形のヘアスタイルもショートからふっくらと盛り上げた形、そしてカールなどというように時代の流行に合わせて変えていった。
○また彼女は、朝・昼・夜のシリーズ、四季シリーズ、曜日シリーズなどさまざまなセットのノベルティを生みだしていった。また、単品とペア、3つ揃いシリーズ、4つ取り合わせシリーズ、6つ揃いシリーズ、12揃いシリーズなども作った。彼女は新製品開発のインスピレーションを湧かせるために従業員をモデルにしたりした。そうして彼女の会社の従業員は10人から12人に増えていった。
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○1950年代に入ると、彼らの製品を真似た商品が市場に現れてきたことに気づいた。そうした模倣品は、絵付けもお粗末であり、帽子や花などがどこか雰囲気が違っており、製品のどこかの部分を小さく変えてあった。しかし、そうした安い模倣品は、高まる需要に応じて市場に溢れ出ていった。そうした安物のコピー商品は日本から入ってきていた。そのことは彼女の市場のみならず、彼女の名声をも脅かした。
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○そこで、彼女(Muriel)は真似されにくいような新しい製品を生み出した。1953年に世に送り出した“Hedy and Teddy”という製品もそうした一つだった。
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(↑“Hedy and Teddy”という製品)
○1954年頃、MurielとTomはGeorge Goodと出会う。George Goodはカリフォルニアのいくつかの陶磁器会社の代表であり、製品の卸売販売業者であった。1959年頃になり、MurielとTomの会社の売上が75パーセントも減ってしまったため、George GoodはMurielとTomをパートナーになって欲しいと誘った。1974年になってMurielとTomの会社はGeorge Goodと合併、“George Good Corporation”となった。そして、1959年後半に3人は日本へ行き、「片山商店」を訪ねた。片山商店(後の片山産業、現在はノベルティ製造は終了)は当時、すぐれたノベルティメーカーで、Muriel Josefは日本で6週間を過ごした。Murielは片山商店の職人たちとともに働き、Muriel Josef流の製品の作り方を指導した。
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(↑片山商店を訪れたMurielとTom :元片山の原型師の一人から当会が寄贈を受けた写真: ただし、撮影年は不明)

○Muriel Josefはアメリカに帰国すると、新しいデザインを生み、カラー原画を送って製造を発注した。サンプル製品が送られてきてMurielが承認し、船便で商品の最終見本が出来上がると、彼女の製品価格はもとのように模倣物を寄せつけないものとなった。
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○Murielのオリジナル商品は再び高い評価を取り戻し、彼女の才能は花を開かせていった。そして、ヴィクトリアレディーシリーズ、オルゴール製品、「小さな国際人シリーズ」「誕生石シリーズ」など次々と世に送った。また、彼女は象、ダチョウ、カエル、フクロウ、猫、イヌ、猿、ネズミなどの動物シリーズも作っていった。とりわけ、ネズミのノベルティは大きな人気を博し、あるチーズメーカーから拡販材として4万ドル相当の注文があった。
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○Muriel Josef Georgeは1980年頃に引退、George Goodは彼女の会社を買収した。彼女は1985年頃までGeorge Goodのためにデザインを提供した。1985年になってGeorge Goodは会社をApplauseという会社へ売却。その時点でMuriel Josef Georgeデザインによる製品の製造にピリオドが打たれた。Muriel Josef Georgeは1992年に亡くなった。
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*こうした本は、如何に今なおセトノベルティがアメリカで愛され続けているかを具体的に物語っています。それは、瀬戸ノベルティの肝心なふるさとの町で官の文化行政がとうに昔のこととして忘却し、無視し続けている一方で、そのノベルティが実は今なお、アメリカの人々の心の中に生き続けていることを物語ってもいるのです。
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*こうした本はまずノベルティの肝心なふるさとである瀬戸市でこそ発刊されるべきものでしょう。瀬戸市文化課の職員や学芸員たちも 『セトノベルティが旅立って行った先の世界』に少しでも目を向けてみれば、瀬戸のノベルティが如何に世界の人々の暮らしや心に癒しや潤いを届けていたかがわかってくるでしょう。しかし、肝心な瀬戸市ではグローバルなやきものとなってきたこうしたノベルティの本をほとんど出していません。ノベルティのふるさとの町の文化行政や産業行政、さらに観光行政が如何に“陶都・瀬戸のものづくり”に寄せる誇りというものを捨て去り、『セトノベルティの旅立ち先の世界』に今なお目を閉ざしたままでいるのは何故なのでしょう?行政がやろうとしないのであれば当会がやろう、…そんな思いから、当会は『瀬戸ノベルティの本』を近日出版するつもりでおり、その準備を鋭意進めています。

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↑ジョセフ・オリジナルとともにアメリカで今も大人気のノベルティがあります。レフトンの製品です。
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(↑レフトン製品の製造風景 :某ノベルティメーカーから当会が掘り起こした資料写真)
*このレフトンの製品もまだ瀬戸に残されています。当会は4月からジョセフ・オリジナルとともにレフトンの製品を「ノベルティ倶楽部」で特集展示する予定です。
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『まちがまるごと美術館』の標語が消えた?瀬戸蔵

2月28日
★瀬戸のやきもの文化をまるごと“収蔵”するという瀬戸市の瀬戸蔵。その瀬戸蔵から消えたものがあります。

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(↑2013年、当会撮影の瀬戸蔵)
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*撮影時、『見せる魅せられるまちせと:まちがまるごと美術館』という標語の横幕が懸けられていました。
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↑2016年2月撮影の瀬戸蔵。「見せる魅せられるまちせと:まちがまるごと美術館」という標語の横幕が取り外されていました。
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*過渡的な措置なのかもしれません。幕が汚れてしまい、架け替えるところなのかもしれません。ともあれ、「まちがまるごと美術館」などというような風景は瀬戸市からもうすっかり失われているのです。だから、瀬戸市の職員がどうにも気恥ずかしくて取り外したのかもしれません。
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*そういえば、「フィールドミュージアム」などという標語もいつのまにか瀬戸市は使わなくなっています。もとより「まちがまるごと美術館」「フィールドミュージアム」の標語が意味するやきもの都市の実態というものがすでに失われ尽くしているのです。円高以後の窯業衰退にほとんどみるべき手を打ってこなかったという無策の帰結なのでしょう。「あんばようやってチョー」という老咳のもとで汲々として禄をはみ、首長は職員へ、職員は外部へ、説明は録音テープへと任せてきた、手抜きの丸投げ主義やハコモノ主義に安閑としてきた当然の帰結なのでしょう。
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*「官業民」こぞって低い意意識の現れでしょう。「“瀬戸市はやきものの町”でなくなる日」が近づいているのかもしれません。
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*「瀬戸蔵」が、“毀れた陶都の抜け殻”を収蔵することに明け暮れする「死に蔵」から生きた技を汗水をかいて保存継承しようとする「生き蔵」へ再生しないかぎり、「陶都の再生」は到底無理です。観光協会が暖簾の垂れた奥の院に鎮座まします限り、陶都は滅び続けるのでしょう。
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 “オキュパイド・ジャパン展”、東京・世田谷区で 開催

2月27日
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★東京・世田谷区で瀬戸や名古屋で作られたノベルティなどの“オキュパイド・ジャパン”が紹介されます。3月26日から4月17日まで、会場は東京・世田谷文化生活情報センター「生活工房」です。

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*これは、当会会員でアメリカ・カリフォルニア州在住の田中荘子(しょうこ)さんのOJコレクション約200点が展示されるものです。これらは1947年から1952年まで作られ輸出された製品で、60年余年ぶりに日本に里帰りするのです。
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↑丸山陶器(瀬戸)製のオキュパイド・ジャパン(OJ)製品の裏印と製品↓
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↑丸利商会(瀬戸)製OJ品の裏印と製品↓
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↑石華園陶園(瀬戸)製OJ品の裏印と製品↓
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↑瀬栄合資会社(名古屋or四日市)製OJ品の裏印と製品↓
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↑商社(バイヤー)UCGCの裏印 …(UCGC=United China and Glass Company)

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*当会は、この企画展にあたり、占領下当時の輸出関係書類やノベルティ製造関連写真、また石膏型サンプルなどの展示協力をさせて頂きます。
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*瀬戸市行政はこれまできちんとした“オキュパイド・ジャパン展”を一度も行ったことがありません。瀬戸市では当会と愛知県陶磁美術館が行ったのみです。今度は東京・世田谷区での“オキュパイド・ジャパン展”の開催。ノベルティの本場であり、その肝心なふるさとでもある“瀬戸市行政の文化的不在”をあらためて痛感するのみです。嗚呼…。
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(↑当会が瀬戸ノベルティ倶楽部で開催した“オキュパイド・ジャパン、占領下のノベルティ~時を超えるラブ&ピースの伝言”~)
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(↑オキュパイド・ジャパン製品の数々: 2014年当会オリジナル「瀬戸ノベルティカレンダー」制作時に撮影↓)
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日本一美しいセトノベルティの雛人形誕生!大島りえさんの絵付け作品です。

2月27日
★これほど美しいひな人形をご覧になったことがあるでしょうか?

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*絵付けはすべて手描きです。
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*チャイナペインターのインストラクチャーで絵付け作家の大島りえさんが当会の要請で絵付けを施してくれた雛人形です。
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↑眉根もりりしい雄びな。
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↑祈るやさしい雌びな。
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*一筆一筆、手描きによって絵付けが施されている極上のノベルティです。
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*↑レース人形のレースをイメージした絵付けだそうです。↓
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*瀬戸の雛人形は今、その大半が中国で量産されています。そうした中で『クールジャパン』の極致とも言えるこの手描きのノベルティは「陶都・瀬戸」がどのようにしたら生き残ることができるかのかを問いかけているのではないでしょうか?
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*これは当会が“日本一美しい雛人形”、と胸を張る逸品です。
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*この雛人形は当「瀬戸ノベルティ倶楽部」の陳列窓に展示していますが、非売品であり、当会の宝です。

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世界遺産の町・岐阜県美濃市は「日本遺産」へも申請エントリー。この町で見つけたセトノベルティ。

2月26日
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 (↑世界遺産の町・岐阜県美濃市の“花みこし”:美濃和紙を飾りつけた祭神輿の秀美 当会撮影)
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★岐阜県美濃市は世界無形文化遺産(本美濃紙)につづいて世界農業遺産(長良川の鮎)の指定を得た町。町のアイデンティティをとことん追求する町づくり先進地です。
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*美濃市はその町並みが文化庁の「伝統的建造物群保存地区」に指定されています。↑
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*↑相当古い美濃市(旧美濃町)の“うだつの上がる町並み”を写した記念はがき。その風景が今も残されています。↓
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*↑400余年前にここに城下町が築かれた当時の町割りが今も残されているのです。こうした歴史的町並みを残す努力、また失われた景観を修復するという行政の考え方を市民も理解し協力してきました。それは「美濃和紙」をこの町のアイデンティティと位置づける町づくりの揺るがぬ根幹に立つ町づくりなのです。その意味で、官民あげて陶都の景観を軽視し続けてきた瀬戸市とは大きな隔たりがあります。
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(↑国の選択的無形民俗文化財「美濃流し仁輪化」: 落語や漫才のルーツとなった爆笑話芸↓)
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*路上野外劇である伝統文化『美濃流し仁輪加(にわか)』↑が国の選択的無形民俗文化財、またサントリー地域文化賞を受賞するなど豊かな文化を数々伝える町です。
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(↑美濃和紙の原料となるミツマタ: 今、冬の花を咲かせています)
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(↑「美濃和紙あかりアート展」↓)
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*その美濃市が、さらに来年、「日本遺産」に申請予定であるとの報に接しました。今日26日の新聞が報じています。↓
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(↑中日新聞中濃版 2016年2月25日)
*さらに昨年夏、この美濃市を流れる曽代用水↓が「世界灌漑(かんがい)施設遺産」に登録されたそうです。
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(農水省HPより↑)
*「『世界灌漑施設遺産』は建設から100年以上経過し、かんがい農業の画期的な発展や伝統文化の痕跡があるなどの基準を満たした水路やダム、ため池などの施設が対象」(農水省HP)。「農業の発展に貢献し、技術的にも優れた水路やせき、ため池などを保存するのが目的で、食料の増産への貢献や、当時としては設計や施工が先進的、環境に配慮した設計や施工といった10の基準を一つ以上満たすことが登録の条件となっている」(産経新聞)とのこと。
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*↑この美濃市でセトノベルティを見つけました。
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*↑伝統的建造物群保存地区“うだつの上がる町並み”の中にある骨董店兼喫茶店「生活骨董・古黒見堂」です。↓
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(↑骨董店兼喫茶店 「生活骨董・古黒見堂」 店内↓)
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↑レトロなミシンをテーブルとした素敵な客席の上に… ↓
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(↑昭和40年代初め頃に作られたと思われるセトノベルティ。当会にはこのメーカー名がわかりました)
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*この他、店内にはいろいろな瀬戸ノベルティが展示販売されています。↓
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*↑ノベルティコレクターにとって垂涎の的となっている黒人ジャズメンのノベルティもありました。↓
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*白生地のノベルティもありました。
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↓1930年代(昭和初期)に雑誌「少年俱楽部」に連載された田河水泡作の漫画『のらくろ』。その人気キャラクターのノベルティもありました。↓
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↑戦前の製品と思われる超レトロなノベルティもありました。↓
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*…これらの写真はお店の了解を頂いて撮らせていただきました。
「生活骨董・古黒見堂」は 岐阜県美濃市常磐町(ときわちょう)2300 “うだつの上がる町並み”の中にあります。
お問い合わせは 同店 ☎ 0575-33-0830(ファクス兼用)へ。

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※美濃市の春まつり(さくらまつり)が、4月9日(土)と10日(日)に行われます。
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↑刷りあがったばかりの「美濃まつり」のチラシ。↓
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*瀬戸市行政は伝統や景観を捨て続け、“ハコもの行政”をひたすら追い続けてきた町です。その反対に、美濃市は伝統を守り「文化行政」に力を尽くしてきた町です。「日本遺産」の残された枠をめぐってライバル関係にある両市。瀬戸市の歴代の首長も、学芸員もまた地場産業の衰退の中で経済の流れには実に従順で、特に学芸員としてしかと見つめるべきセトノベルティなど町のアイデンティティに関してはあまりに恬淡としてこだわりを見せまてきませんでした。町のアイデンティティに対する態度、そうした両市の“文化の根の深さ”というものには大きな隔たりがあると言う他ありません。

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瀬戸ノベルティ俱楽部は、2月26日(金)お休み、です。


★★瀬戸ノベルティ俱楽部は、「2月26日(金)お休み」、とさせて頂きます。あしからずご了承ください。

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ガス焼成窯第一号で焼いた製品の石膏型…。

2月25日
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(↑丸山陶器の名品 「合奏する男女」<楽器持ち3人男女> 19691年製)

★瀬戸ノベルティの製造を支える主力窯となってきたのは「デュポー式ガス焼成窯」で、その第一号は丸山陶器で使用された窯でした。
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↑瀬戸で、そして日本で初の陶磁器焼成用ガス窯 (瀬戸市旧歴史民俗資料館)↓
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*当会は日本でのガス焼成窯第一号ともなったその記念碑的な焼成窯で焼いたと思われる製品の石膏型と出会いました。
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*当会は今、セトノベルティの至宝が眠る「丸山陶器」の研究を続けています。これができるのは当会のみです。

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日本でのガス焼成窯第一号は丸山陶器で瀬戸ノベルティを焼いた窯。その今…

2月24日
★当会は瀬戸ノベルティの製造を支えた焼成窯「デュポー式ガス焼成窯」を詳細に取材しています。その第一号は丸山陶器に昭和35年に導入された窯でした。

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*その窯は瀬戸でのガス焼成窯第一号となった歴史的なガス窯でした。
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*丸山陶器が窯業生産を終えた後、その窯は丸山陶器から瀬戸市の歴史民俗資料館に寄贈されました。
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*歴史民俗資料館は2005年に瀬戸蔵ができたことから閉鎖されました。その窯が今も旧歴史民俗資料館に残されています。
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*その窯は誰に見られることもなく、風雨の吹き込む状態のまま、もう何年もこうしてここに置かれています。
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*この窯のことを記した板看板は鎖で斜めに吊るされていました↑。当会がこの前ここを訪れてこの窯をビデオ撮影した時には、この看板は地面に落ちていました。この窯のことを中日新聞が報じた後、地面から拾い上げて鎖で吊るしたようです。しかし、斜めに取り付けられており、おざなりに吊るしただけのように思えました。
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*しかも、この看板は肝心な文字が読めなくなっています。この窯がどんな物語を持つ窯であり、瀬戸窯業にとってどれほど貴重な窯であるかを知って欲しいとの思いは微塵も感じられません。↑
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*↑窯には錆が拡がり続けています。↓
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*この歴史的な窯は瀬戸市の文化行政から完全に忘れさられ、見捨てられてきたと言うほかありません。
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*瀬戸でのガス焼成窯第一号となったこの窯は日本でのガス焼成窯第一号でもあるという記念碑的な産業遺産なのです。当会は、この歴史的な焼成窯を瀬戸蔵に移して保存展示すべきである、と瀬戸市の文化課にしばしば提案し進言し続けてきました。しかし、今なお一顧だにされないまま、ここにこうして置かれ続けています。瀬戸市民として恥ずかしい限りです。
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当会、瀬戸ノベルティの焼成用ガス窯の開発秘話を取材中

2月24日
★当会は瀬戸ノベルティの製造を支えた焼成窯「デュポー式ガス焼成窯」を関係者の証言を元に詳細に取材しています。23日、メーカーを訪れ、窯の開発秘話を聞かせて頂きました。

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*瀬戸のノベルティは以前、石炭や重油で焼成されていました。その後、ガス窯により焼成されるようになりました。このガス窯の導入によりノベルティの生産効率は格段に上がりました。当会が取材しているのは、セトノベルティの焼成を担った主なガス窯となった「日本瓦斯(ガス)工業製」のデュポー式焼成窯です。
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*もともと、ノベルティは主に石炭窯や重油窯で、洋食器は重油を炊くトンネル窯で焼成されていました。↓
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(↑石炭窯)
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(↑重油を炊くトンネル窯)
*その取材で明らかになった秘話。その一つは、高度成長期、石油精製の過程で出るLPG(LPガス)の需要を喚起し、販売先を探していた四日市のガス会社が鉄鋼会社などをリサーチした結果、「窯業用」に的を絞り、特にノベルティの焼成用にデュポー式焼成窯が開発されたということです。
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(↑現在稼働中のデュポー式焼成窯↓)
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*この「デュポー式焼成窯」はノベルティ産業の極度の衰退により、次々と廃棄されてきました。今、こうして稼働中のこの窯はきわめて少なくなりました。
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*もう一つの秘話は、試験用に開発された1㎥のデュポー式焼成窯が陶工・加藤陶九郎さんに寄贈されたということです。
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(↑応接室に掲げられている加藤陶九郎揮毫の色紙↓)
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*この窯を当時開発したメーカーの社長は「今、瀬戸市の旧歴史民俗資料館に置かれている窯は丸山陶器で使われた第一号の歴史的なデュポー式焼成窯ですが、瀬戸蔵が建設された時などに、まず展示保存されるべきでしたね。戦後の瀬戸の繁栄はこの焼成窯から始まったと言えるのですから…」と言われました。当会もこれまで瀬戸市文化課に、「瀬戸市のかけがえのない産業遺産として大切に保存すべきである」と具申してきました。しかし、今なお、ただ仮屋根が葺かれた野外の小屋に風雨が吹き込む状態のままで放置されているのです。
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*このデュポー式焼成窯の開発については、名古屋学院大学教授・十名(とな)直喜氏の著書『現代産業に生きる技』(勁草書房刊)にも紹介されています。当会は、今後も、この著書に紹介されている記述の補完を兼ね、セトノベルティの製造を支えた「デュポー式ガス焼成窯」開発に関わった関係者への聞き取りを続けていきます。そして、得られた秘話は当会が発刊を予定している『瀬戸ノベルティの本』でも紹介することにしています。
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(↑デュポー式焼成窯を開発したメーカー)

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当会、瀬戸ノベルティの最重要産業遺産である焼成窯を取材中。

2月22日
★ノベルティや洋食器の製造を支え、瀬戸に陶都史上最大の繁栄をもたらしたのが「デュポー式ガス焼成窯」です。当会は、その「デュポー式ガス焼成窯」の開発秘話を関係者の証言を元に詳細に取材しています。

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(↑「デュポー式ガス焼成窯」。現在某メーカーで使われている窯↓)
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*瀬戸市の旧歴史民俗資料館に一基の焼成窯が置き去りにされたまま残されています。名門・丸山陶器で使われたガス窯の第一号です。この窯はセトノベルティ史に於いて最重要産業遺産ですが、丸山陶器から寄贈された後、瀬戸市はこの貴重な窯をさびれるままに放置してきました。当会は、その開発秘話を詳細に取材し、当会が発刊を予定している『瀬戸ノベルティの本』に掲載していきます。
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(↑すでに解体されて今はもうない「デュポー式ガス焼成窯」・旧大竹製陶KYCで2011年に当会撮影↓)
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今日は2月22日、「猫の日」とか。“黒猫楽団”のご紹介

2月22日
★2月22日は「猫の日」とか。“黒猫楽団”のノベルティをご紹介します。

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*当会には“黒猫楽団”のノベルティの在庫がほんの少しありますが、まもなくなくなります。
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*この製品はもともと「七本松製陶」という会社の製品でしたが、この会社はすでに廃業して今はありません。当会はその在庫を引き継いだ方から何セットかを譲り受けています。この製品のカタログも当会は入手しています。↓
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*この写真の内、当会にある製品は小さな製品(写真の下半分)11体セットです。写真上半分にある大きな製品はありません。
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※この製品は、当会に在庫があればお譲りできます。お問い合わせは、次のアドレス宛てメールでお願いします。
 setonovelty_club@yahoo.co.jp

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黒人、人種差別、そして、セトノベルティ

2月22日
★ひどい国会議員、ひどい弁護士がいたものです。「議員は有権者のレベルの反映」と言われますので、こういう人を国政に参加させているのも有権者であることを思い知らされるようなニュースが相次いでいます。

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(↑中日新聞 2月18日)
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(↑朝日新聞 2月19日↓)
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*そして、2月21日の新聞は『アラバマ物語』の作者が亡くなったことを報じていました。↓
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(↑中日新聞 2月21日)
*『アラバマ物語』(1960年刊、原題:To Kill a Mockingbird)は、米国南部、アラバマ州の小さな町で起こった暴行事件で黒人少年が起訴され、その少年についた弁護士アティカス・フィンチの苦悩と人種差別と闘う家族の物語を通してアメリカ社会の暗部とヒューマニズムを問う社会派作品です。1961年度ピューリッツァー賞を受賞したこの作品は1962年にグレゴリー・ペック主演により映画化されました。
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(↑コスミック出版発行DVD 「名作で楽しむ名作文学」↓)
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*次↓は、ある瀬戸のノベルティメーカーによる“TWINTON”というシリーズ製品で、1972年(昭和47年)に作られたものです。
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*瀬戸では黒人差別を面白がるようなノベルティも作られました。↓
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(↑瀬戸市で作られたノベルティ: ジョセフ・オリジナル:当会の収集品の一部↓)
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*その一方で、瀬戸のノベルティには人種差別を超える崇高な理想が託された製品も作られていました。次のようなノベルティです。↓
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*↑瀬戸のあるノベルティメーカーが製作した黒人一家のノベルティです。↓
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*そして、
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*暗殺されたキング牧師の有名な“I have a dream”という演説に触発されたノベルティも瀬戸で作られていました
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*↑このノベルティは今はもうない丸利商会の製品です。当会が丸利商会の廃業時に入手しました。↓
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*セトノベルティの魅力は、物言わぬやきものの造形物が国境や人種、宗教などの違いを越えた人間存在の尊さを無言のうちに語り、異文化理解をはぐくんだことにあると思います。瀬戸のノベルティは世界の80余カ国に届けられた瀬戸からの贈り物だったのです。
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■当会のこのブログでもしばしば黒人のノベルティについて御紹介しています。昨年3月28日にご紹介したものをあらためてご紹介します。以下のとおりです。

2015年3月28日
★当会のノベルティ研究に多くの情報を提供してくださっている名古屋市在住のOさんからまた貴重な製品を見せて頂きました。ご紹介します。
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*まず、↑黒人のノベルティです。箱入りで入手されたそうです。↓
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*麦わら帽子、イヤリング、
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*そして、ニットの洋服↑。こうした小さな製品にもそれなりに安物とはいえ、手をかけて作られた小物が取り付けられ、そうした労を厭わないモノづくりが見る人に購買欲をそそったのかもしれません。また、このように、ノベルティは陶芸とは違って関連産業にかかわる裾野の広い産業で、さまざまな業種も潤したのです。
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*キング牧師の暗殺により高まった公民権運動以後、アメリカでは今に至るまで人種差別による悲劇が後を絶ちませんが、瀬戸ではこうした黒人をモチーフとしたさまざまなノベルティが数多く作られ、アメリカを中心に輸出されていました。
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*こうした製品は旅行者へのお土産品などとして売られていたそうです。こうした製品は、今からすれば、アメリカ人の心に深く根づいていた黒人差別意識の上に作られた瀬戸への発注となっていたのです。そして、こうした製品を今見出すことはきわめて稀です。であればこそ、こうした製品はアメリカの歴史と精神風土を垣間見る証言者と言えるのかもしれません。

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有名なアーティストのデザインによるノベルティ

2月21日
★セトノベルティには有名なアーティストたちも関心を寄せてきました。
 
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*↑「カワイイ(Kawaii)」現象の火付役であったと言われるマルチアーティスト・内藤ルネ。↓
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(↑「瀬戸ノベルティ倶楽部」の収蔵品↓)
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*そして、…ある人形作家のデザインになる製品も瀬戸で作られようとしていました。↓
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*↑シルクハットをかぶった紳士。マジシャンでしょうか?これがこの人形作家によるノベルティ作品になるはずでした。
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*しかし、この作品は大き過ぎ、また、製品の構造にも問題があったのか、窯の中で焼成中に首の部分が垂れ下がってしまい、首の付け根から折れてしまったのだそうです。そして、ついに完成することがなかったとのことです。
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*この製品を手がけたメーカーはかつて次のような製品↓を作っていたそうです。
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*この会社の元経営者の家には、さまざまなメーカーのノベルティが残されていました。↓
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↓“ブルマーガール(BLOOMER GIRL)”と呼ばれ、アメリカで今も大人気のノベルティ(光和陶器製)
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↑ゴトー製のノベルティ
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↑愛新陶器製
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↑瀬戸無線製の小さなノベルティ
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↑七本松製陶製のイノシシ
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↑実は、このメーカー(元メーカー)のもとに、 
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↑もう一人のアーティストの製品が残されていたのです。↓
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↑これも完成品ではなく、製作途中の白生地で、ある有名アーティストのデザインによるものでした。↓
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*ここでご紹介した有名人形作家たちの名前はここでは伏せておくことにします。
…それにしても、こうしたアーティストたちを魅了した“セトノベルティの魅力”とは一体、どんなものだったのでしょうか…?

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99歳のノベルティ原型師・加藤静夫さん

2月20日
★99歳のノベルティ原型師・加藤静夫さんの近況をご紹介します。
 
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*加藤静夫さんはこの3月、満99歳を迎えられます。昨19日、加藤さんにお会いしてきました。
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*当会は2012年から加藤静夫さんの工房を訪ね、その製作風景を写真とビデオにより記録させて頂いています。
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*加藤静夫さんは、ほぼ毎日、一日数時間をこの工房で原型を作って過ごしています。
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*今は、瀬戸の産土の神である深川神社の陶製の狛犬をモチーフにした陶製ループ・タイの原型作りに打ち込んでいます。
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*深川神社の陶製の狛犬は「瀬戸窯業の祖」とされる加藤藤四郎作と伝わるもので、国の重要文化財です。加藤さんにとって、この陶製の狛犬こそ瀬戸ノベルティの原点であり、原型師人生の中でいつも尊敬の的と仰いできたやきものといいます。
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(↑深川神社の陶製の狛犬をモチーフにした静夫さんの作品↓)
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*「ワシは生きているうちは、もしワシのやきものが人様が喜ばれるようなものなら、作れるうちはノベルティを作り続けたいと思っているんです…」。
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*「絵とか小説とかいうものはその背景がどうなっているかが描かれますし、絵とか小説とかの中では空間や物語が動いています。でもノベルティはそうではなく、背景も表現されないし、物語も動かない。ノベルティを作る者は、人のこころを衝き動かすものを形にするので、原型師は、植物でも動物でも人間でも、その中に息づいて動くもの、イノチのような動いているものを動かない物体であるやきものにしなければならない。だから、原型は難しいんですね」。
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*「人間は欲があるから厄介です。いい作品は欲を離れたマナコでものの真実というか、いのちというか、そういうものの本性というものを粘土を使って形にしなければならないんです」。
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*「あの人、誰でしたかねえ…、厚い度の眼鏡をかけ、髪の毛を振り乱して絵を描く人…、ああ、宗像志功さん、あんな人が瀬戸のノベルティの世界に一人でもいたら、瀬戸ノベルティは甦るかもしれませんがねえ…。言葉ではうまく言えませんが、ああいうものの本質をぐっと掴んで、ずばっと芸術にするような人が一人でもこの瀬戸にいたらねえ…。私は足元にも及びませんが…」。
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*「あなたはワシの写真をよく撮ってくれるが、ワシにはこれといって自慢できるような作品は一個もできませんでした。一人前の原型師にもなれないままワシの人生は終わってしまうんでしょうねえ…。しかしあなたは、何のためにワシの写真を撮っているんですか?」『…セトノベルティを記録しておきしたいんです…』「…記録?…しかし、記録するということは、少しも金儲けにはならんわね。…しかし…、記録するということは、後世のためにはとても役に立つ大切なことですねえ…」。
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丸山陶器の「鳥のノベルティ」が当会に寄贈

2月19日
★当会に丸山陶器の「鳥のノベルティ」が寄贈されました。
 
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*なんと、“玉虫色”とも言える不思議な絵付けが施されている白雲(ハクン)生地の製品です。
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*先ごろ、当会に丸山陶器製のニワトリの製品が寄贈されました。この製品もその時寄贈されたもので、30年ほど前、たまたま貰い受けた製品だそうです。「家に置いておくよりは、喜んでいただけるものなら…」とこれも当会に寄贈してくださったのです。
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[Josef Originals(ジョセフ・オリジナル)」の本を入手

2月18日
★当会にアメリカから「Josef Originals(ジョセフ・オリジナル)」の本が届きました。ジョセフ・オリジナルはアメリカでも大変高い人気のノベルティで、今、日本でもこのノベルティを探し求める人が現れるほど愛らしい製品群です。
 
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*ジョセフ・オリジナルは動物、天使、子ども・少女など、実に愛らしいノベルティの販売で知られています。
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*この本は、ジョセフ・オリジナルを長年研究しているJim and Kaye Whitakerという人によって書かれた本で、彼らはアメリカ・ワシントン州リンウッド市在住、すでにジョセフ・オリジナルに関する本を複数出版しています。
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(↑「Josef Originals」の本: 瀬戸の窯屋に残されていたジョセフ・オリジナルの製品↓)
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(↑Wee Folk シリーズ:瀬戸の窯屋に残されていたジョセフ・オリジナルの製品↓)
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*「Josef Originals(ジョセフ・オリジナル)」はもともとMuriel Joseph Georgeという女性アーティストによってデザインされた製品。第2次大戦中にアメリカ・カリフォルニア州で創業。初め「Muriel of california」というブランドで合成樹脂で宝石と人形が作られました。
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(↑「Muriel of california」の製品: 同書より転載↓)
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*戦争中、Murielは軍需産業に動員されました。やがて、やきものによる宝石作りを経て、やきもの製の人形製作へと事業を展開、その事業は婚約者トムとの共同作業によって進められ、終戦後の1946年、「Josef Originals(ジョセフ・オリジナル)」というブランド名を立ち上げました。
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(↑Muriel Joseph George: 同書より転載)
*実は、この新しい名前の会社を立ち上げた時、一つのエピソードが伝わっています。ラベルの印刷を請け負った印刷会社が「Joseph Originals 」とすべきところを「JOSEF ORIGINALS」と誤植してしまったのです。Joseph社長は、このミススペルのままを社名としたのだそうです。
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(↑Muriel Joseph Georgeの描いたデザイン: 同書より転載↓)
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*製品は日本で作られ、1950年代にアメリカでの販売が始まりました。
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Rare Josef Originals Covered PIN DISH or TRINKET BOX - Mint Condition 1ss
(↑瀬戸のメーカーに残されていたジョセフ・オリジナル製品の製造資料、下↓は製品に貼られていた「Josef Originals」のシール)
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(↑Fridge Fresh: 冷蔵庫脱臭用重曹容器↓)
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(↑二つに割れ、中に消臭剤を入れる実用品を兼ねています)
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(↑穴が開いており、気体が外に出て行きます)
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(↑Dinner Bell、食事を知らせるベルです↓)
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(↑ナプキンホルダーや砂糖入れなど、いろいろな機能を持つデザインも作られていました)
*しかし、ほどなく、同じ日本から流入する安い“イミテーション製品”に悩まされたといいます。
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(↑Muriel Joseph Georgeとトムの夫妻: 同書より転載)
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(↑ある窯屋の倉庫: 3年前に撮影)
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(↑当倶楽部に展示されているジョセフ・オリジナル製品。“バースデーガール”シリーズ↓)
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*Murielの会社は成長し、ロス・アンゼルス近郊のMonroviaという町に工場を建設しました。1954年頃からGeoge Goodという人物がその販売部門を担当しました。そして、1982年に至りGeorge Goodが会社の経営の前面に出、会社はGeoge Goodに売却されましたが、「ジョセフ・オリジナル」の製造は続けられました。その後、オーナーも移り変わりましたが、人気のBirthday Girl series〈バースデーガールシリーズ〉の製造は続いていきました。
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(↑瀬戸のメーカーを訪れたMuriel・Tom夫妻と娘、右端がノベルティメーカー社長:ショールームで撮影: 当会収集写真)
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(↑瀬戸のメーカーを訪れたMuriel・Tom夫妻と娘、ノベルティメーカーの前で撮影、左端は原型師: 当会収集写真)
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(↑右端Murielの左<右から二人目の女性>が商社の通訳)
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(↑「Josef Originals」の本: 瀬戸の窯屋に残されていたジョセフ・オリジナルの製品↓)
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(↑「Josef Originals」の本: 瀬戸の窯屋に残されていたジョセフ・オリジナルの製品↓)
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↑当会は高さ20センチほどの大きなジョセフ・オリジナル製品を2体所有しています。
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*これらは2011年に当会がある年配の女性から寄贈されたものです。その方は七本松製陶に勤めていました。
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*これらの製品のメーカー名はまだ確認できていません。
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当会にノベルティ製品や資料の寄贈が相次いでいます!

★当会にノベルティの寄贈が相次いでいます。このほど、ある年配の方からノベルティが寄贈されました。丸山陶器製の「ニワトリ」で、磁器ノベルティの頂点を極めた名門メーカーとしてはきわめて珍しい白雲(ハクウン)生地のノベルティです。 
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*30年ほど前、丸山陶器が業務を縮小した頃にたまたま貰い受けた製品だそうです。老境に至り、「家に置いておくよりは、喜んでいただけるものなら…」と当会に寄贈してくださったものです。
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*この製品がどのような物語を持っているのか、全くわかりません。しかし、リアリティ溢れ、なかなか味わいのある製品です。
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★この丸山陶器で撮影された映画があります。『淑女、夜、河を渡る』という映画です。この映画の写真が先日紹介した元丸山陶器原型師・宮石功さんのご遺族から提供されました。 
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*この映画は昭和32年(1957年)の製作。小野稔という作家の『名古屋の西と東』という小説が映画の原作だそうです。主演は当時25歳だった高千穂ひづる。出演者は他に、大木実、田崎潤、関千恵子、田中春男、殿山泰司など。舞台は名古屋市。都会にあこがれて瀬戸から名古屋に出て来たという娘役を高千穂ひづるが演じているとのことです。
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*この映画は丸山陶器で撮影されました。その時に撮影されたのがもう一枚のこの写真で、丸山陶器で働いていた方が当会に提供してくれた写真です。その時、製土場の脇の通路にレールを引き、移動ショットを撮影したそうです。この映画の中には当時の社員たちもエキストラで出演しました。
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*この映画のことは瀬戸ノベルティを本格的に考察した初めての本『現代産業に生きる技』↑にも紹介されています。当会会員で名古屋学院大学教授の十名直喜(とな・なおき)さんの著書です。この本は最高峰のノベルティメーカーであった「丸山陶器」を初めて詳細に記録した本で、その中にこの映画のことがこの写真入りで紹介されているのです(勁草書房刊、72ページ)。(このことは当会のこのブログでも昨年9月に紹介しています)
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*この映画は昭和32年(1957年)の製作。瀬戸ノベルティが最盛期に向かって高度成長の上り坂を駆けあがっていた頃でした。そうした当時の丸山陶器の様子が記録されているはずですが、DVD化されていないため現在は見ることはできません。
≪※写真提供者のご意向により、ここに掲載した写真の無断使用は固くお断りしています≫

★当会は皆様からノベルティ製品やノベルティの生産・販売に関する資料(原画・パンフレット・帳簿類・道具類)のご寄贈を歓迎しています。ご連絡は、☎090-6339-0791、メール setonovelty_club@yahoo.co.jp  へお願いします。

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瀬戸のマチナカで見つけた“ノベルティのある風景”

2月15日、月曜日。
★定休日を利用してマチナカを歩いてみました。瀬戸川沿いでノベルティの記憶が残されている風景と出会いました。

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*↑カラータイルが敷かれた川沿いのポケットパークに猿のノベルティが置かれていました。↓
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*ある店の店頭。↓
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*↑飾り窓の中に↓
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*↑ノベルティが展示されていました。↓
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*ある民家。↓入口に大きな靴のオブジェが置かれていました。コンクリートで作られているようでした。
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*この家の塀際にウサギのレリーフが見事に浮彫りされたコンクリート板も飾られていました。↓
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*瀬戸川の支流沿いに古びた建物がありました。↓
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*この古びた建物はある原型師がアトリエとして使っていた所だったそうです。
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*今、その原型師は世を去り、当時使われていた道具類もすべて処分されたそうです。20年以上も前のことでした。
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*その隣には↑かつて木毛(モクメン)工場がありました。製品を梱包する木片を創る工場で、その工場もノベルティ産業の衰退にともなって駐車場に姿を変えています。
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(↑かつての輸出になくてはならなかったのが梱包材の木毛・モクメンでした)
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*↑あるノベルティメーカーの跡地ではアパートの建設工事が行なわれていました。↓
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*そこで、ありし日に作られていたセトノベルティの破片を見つけました。↓
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*砂を洗い流してみると↓、人形の磁器の肌や磁器の小花の美しさが甦りました。
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(↑SP塩コショウ入れでした↓)
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当会にCherub(天使)とハーフドールのセトノベルティが寄贈されました。

★当会に二種類のノベルティが寄贈されました。Cherub(天使)とハーフドールです。 
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*Cherub(チェラブ/ケルビム)↑は「天使の一種で智天使とも言われる。9天使中の第 2 位で、知識を司る。 通例、翼のある愛らしい子供の姿や頭で表わされる」。
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*瀬戸市ではこうしたCherub天使のノベルティが多くのメーカーで沢山作られていました。このノベルティは在庫として残されていたもので、壁飾り用の製品(wall plaque)でした。
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*この製品の背面に輸出品であったことを示すシールが貼られていました。↓
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*もう一種類は“ハーフドール”の瀬戸ノベルティ↓です。
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*これらは“ケーキトッパー用”のノベルティとのことです。“ケーキトッパー”は、ケーキの上に乗せる人形飾りのことを言います。 特に結婚式のウェディングケーキを彩る装飾品として人気を集めてきました。ケーキ入刀の演出として満場の注目の的になることから、おしゃれなウェディングアイテムとして楽しく美しいノベルティが喜ばれてきました。
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*当会が“ケーキトッパー”のことを知ったのは、当館へ来たあるお客様から聞いたことがきっかけでした。そのお客様は東京の帝国ホテルで出されたケーキにこのような“ケーキトッパー”が載っていたそうです。そんなことがあってから、その客様は“ケーキトッパー”の魅力に惹かれ、自分でも“ケーキトッパー”づくりを趣味とするようになってハーフドールを探しに瀬戸へ来られたのだそうです。“ケーキトッパー”はかつてやきもので作られたものが多かったのですが、今ではプラスティック製や合成樹脂のレジン製が多くなっているようです。
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*特にやきもの製の“ケーキトッパー”を探し求める人たちが当俱楽部にしばしば来られます。しかし、今、こうしたやきもので作られた“ケーキトッパー”を入手することはきわめて難しくなっています。ほとんどのメーカーが廃業しているからです。
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「瀬戸ノベルティ俱楽部」は月曜日と火曜日が定休日です。

★当「瀬戸ノベルティ俱楽部」は月曜日と火曜日が定休日です。今日15日と16日は定休日です。あしからず、ご了承ください。 

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当会に戦前に作られた“二割人形”が寄贈されました。

2月13日
★きわめて貴重な“二割人形”が当会に寄贈されました。

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*大きさは約9㎝。磁器製です。
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*ホコリにまみれて見つかったというこの人形には服が着せられており、戦前に作られた製品とのことでした。
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*両手がヒモで結ばれて動く人形で、女の子の玩具として売られていた製品でした。
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*そして、背中には…、
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*↑“made in Japan (メイド・イン・ジャパン)”の刻印が入っていました。
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*そして、ノベルティ生産の最盛期に使われたという裏印用のゴム印も当会に寄贈されました。↓
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“Lefton China (レフトン)”の文字が彫られた裏印でした。↓
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*この裏印の押された製品が世界に輸出され、今もアメリカにはたくさん残されているようです。
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「99歳のノベルティ原型師」の猿のノベルティ

2月12日
★今日、二人のノベルティ原型師の「猿」と出会いました。99歳の原型師、元光和陶器の加藤静夫さんと元丸山陶器の名原型師・宮石功さんの猿のノベルティです。

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*加藤静夫さんは今年3月に99歳、最高齢のノベルティ原型師です。
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*アトリエに加藤さんの姿はありませんでした。この日、加藤さんは家を留守にされていました。
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↑加藤静夫作の「猿」↓
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ああff
↑99歳を迎える原型師・加藤静夫さん。「いつまでも陶芸、陶芸とばかり言っていては瀬戸のやきものはだめになっちゃいますよ。この瀬戸の町でしかできないノベルティのようなやきものを追求しなければ、瀬戸という町はなくなっちゃうんです」、加藤さんはそう語っています。↓
あああああdfv
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↑加藤さんは今、狛犬のネクタイ留めの製作に打ち込んでいるそうです。
いいいff
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うff
*↑丸山陶器の元原型師・故宮石功さん↓
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(↑宮石さんの製作道具: 当会に提供されました。)
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*↑丸山陶器の代表的製品「マスク持ち」。↓この原型製作にかかわった原型師が宮石さんでした。
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(↑丸山陶器の製品を買いつけていたアメリカのバイヤーのオフィスで: 右端が宮石さん)
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↑故宮石功さん作の「猿」↓
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ちりめんうさぎ、春呼ぶ“メイド・イン・瀬戸”のノベルティ、女性職人が継承

2月12日
★瀬戸の干支もその多くが中国で量産されています。そうした中で、「メイド・イン・瀬戸」のノベルティが今、日本を訪れる海外からの旅行客に大人気です。ウサギのノベルティに縮緬(ちりめん)を着せ付けた製品で、瀬戸市で作られています。

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あああff
*作っているのは、職人の加藤美弥子さん(昭和9年生まれ・82歳)です。↓
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*市街地を見下ろす瀬戸市の小さな丘の上。↓ノベルティに縮緬(ちりめん)を着せ付けた製品は、ここにある小さな工房で生まれています。
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*この製品を作っている加藤美弥子さんは、かつて亡き夫とともに洋食器を製造していました。その仕事をやめた後、木のおもちゃを数年製造していましたが、その手仕事が見初められ、30年ほど前からやきものに縮緬の着物を着せ付けるこの仕事の縫製を引き受けています。
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*今作っているのは主にウサギの頭、手と足の部分を縮緬で包んだもので、「花」「どこかで春が」「さくらさくら」などの音楽を奏でるオルゴール付きの製品です。
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*磁器のやきものの肌はつるつる滑るため、それに縮緬(ちりめん)の布を美しく着せ付ける手作業は熟練の技を要します。この仕事ができるのは今、加藤さんただ一人です。
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*「自分のペースで仕事をするのが自分の性に合っているんです」と語る加藤さん。この仕事を加藤さんに頼んでいる多治見市の業者から「あなたが辞めたら、うちの会社は廃業ですわ…」とずっと言われ続けています。この仕事を継ぐ後継者がなかなか見つからないのです。
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*瀬戸のノベルティはヨーロッパの技法がアメリカで確立した石膏型鋳込み成型技法により作られてきました。この製品はやきものと縮緬という異素材のコラボレーションで、欧米の技と和の美とが融合して生れた“和モダン”と呼べる製品です。こうした和のテイストが今、アジアからのお客さん、特に中国やタイからのお客様に大評判なのだそうです。
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※ちりめんノベルティには猫の製品もあるそうです。これらの製品は当倶楽部に常備しておりませんが、ご希望の方々に斡旋させて頂きます。すぐにはご返事できまないかもしれませんが、お問い合わせは当倶楽部へメールでお問い合わせ下さい。
setonovelty_club@yahoo.co.jp

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