アーカイブ :2016年01月 瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

“これこそ、せともの”セトノベルティの魅力を紹介し、その技術継承に努める市民活動団体です。

瀬戸ノベルティ文化保存研究会 We are the Seto Novelty Culture Preservation Society, a citizens’organization in Seto City, Aichi Prefecture 、Japan◆瀬戸ノベルティに“最高の評価”!レース人形の最高峰・TK名古屋人形製陶所製「アン王女」が皇室に献上!★瀬戸から「ノベルティ」と「昭和の青春切符~集団就職の記録~」を『日本遺産』に!◆時を超えて香り立つ魅力・ノベルティこそ“瀬戸の華”!セト・ノベルティこそ「せともの」!【瀬戸ノベルティ倶楽部:The Seto Novelty Club〈office〉、Americans who love SETO NOVELTIES, your mail to us is deeply welcome. address :setonovelty_club@yahoo.jp】 写真などこのブログでの画像の無断使用は固くお断りします!

2015年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年02月

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安達章さんが語る「セト・ノベルティの魅力と可能性」

1月31日
★30日、当会にやきものアーティスト・安達章さんがおいで下さり、瀬戸ノベルティの可能性について歓談の時を持ちました。

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*安達章さん↑は、昭和30年代にケネディ大統領のノベルティ↓の原型を手がけたノベルティ職人です。
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*安達章さんの「猿のノベルティ」最新作2体の写真です。↓
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↑安達章作・置物 「猿」
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↑安達章作・壁飾り 「猿」↓
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*安達章さんとの歓談は、手作りのものづくりがわけもなく偏重される一方で、とかく見落とされてきた「型の魅力と可能性」という視点、量産化に質の向上をもたらした『アーツ&クラフト』運動、日本の民芸のことにも及びました。
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(↑安達章さんと安達さんが作ったノベルティ 「ネズミ」の写真)

*安達章さんが語られた瀬戸ノベルティの魅力と可能性。それはまさに「セトノベルティは人間のよい生き方につながるものである」という指摘です。安達さんは、また、セトノベルティの特徴の一つである“擬人化”の魅力や地球上のあらゆる生物のいのちの共通の尊さ“共生の思想”ということについて語られました。安達さんの慧眼は当会が出版を予定している『瀬戸ノベルティの本』の中でご紹介させて頂くことにしています。

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珍しい猫のノベルティを入手しました!

★1月30日
*当会にまた珍しい猫のノベルティ5体が寄贈されました!「FOIBLE ORCHESTRA 」(愛嬌楽団)と名付けられたノベルティです。

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*小物入れ、または灰皿かもしれません。
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*生地(きじ)は白雲(ハクウン)。瀬戸市で作られたノベルティの廉価品です。
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*これは貯金箱です。
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*どこのメーカーの製品であるかもわかりません。元ベテラン絵付師が倉庫に保存していたのを見つけ、当会へ寄贈して下さったのです。
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*宮沢賢治の童話に登場するようなノベルティで、当会も初めて見るノベルティです。

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瀬戸ノベルティの石膏型(原型)が物語る “コ ト”

1月30日
★昨秋、当会へ 『少年と少女の胸像』というノベルティの名品が寄贈されました。
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*そして、先日、この製品の石膏型(原型)が今も瀬戸市中に残されていることが分かりました。

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*寄贈されたのは、1960年~70年代に瀬戸市の窯屋で作られた製品でした。
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(↑少女像の顔の前面、↓少女像の頭部の背面)
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*そして、これらの石膏型(原型)に…
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↑“PUCCI”の銘が刻まれていたのです。“PUCCI”の銘。それは、イタリアの所謂「カポデモンテ」の製品でした。これらの製品が瀬戸で作られ、イタリアの「カポデモンテ」の製品として世界へ輸出されていたことが推察されるのです。
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*「カポデモンテ」は、とりわけ豊かなリアリティに満ちた数々の名品を生み出してきたことで知られる世界一流のブランドです。瀬戸の某ノベルティメーカーがそのような高度な品質を持つ製品を作りうる技術力があるとして見初められ、このような製品を生み出し、世界へ輸出していたのです。瀬戸のノベルティの一つの大きな特徴がこの製品の石膏型のに中に埋もれているようです。
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*瀬戸ノベルティの文化と製造技術の顕彰(検証)のために肝心な石膏型の研究・保存・活用。市行政、産業課や学芸員、文化課職員はそうしたことには関心と努力をほとんど注いできませんでした。その無為無策の中で、何千何万という石膏型が産業廃棄物として廃棄され続けてきたのです。
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*幸いにも、この名品の石膏型(原型)はこれからも瀬戸で残され、当会の活動にも、また原型師を志す人たちにも利用してもらえることができるようになりました。今、瀬戸市で「ノベルティ再評価」の新たな動きが芽生えつつあります。何よりも行政自身がノベルティを一顧だにしてこなかったこれまでの「セトノベルティ厳冬の時代」。その陶都に早春の「芽吹きの季節」が訪れつつあります。当会も新市政への期待を寄せています。官と民、そこに、業と学が加わる健全な町づくりがこれから瀬戸市で始まると期待します。あくまで民の一つに過ぎない当会は、今、すぐれた石膏型を一体でも残すことに微力を尽くしています。同時に、全国から瀬戸へ寄せられるチャイナペインターやレースドール作家たちの熱い視線をも受けとめていきたいと考えています。

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2016年1月29日
★当会は、今日29日金曜日、午後、当会が春に開催する『特別企画事業』準備のため、当「瀬戸ノベルティ倶楽部」を休館とさせて頂きます。「瀬戸ノベルティ倶楽部」は、今日の午後はお休みです。あしからず、御了承をお願い致します。

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バレンタインデーをモチーフにしたノベルティ原画

1月28日
★バレンタインデーが近づいています。バレンタインデーはクリスマスに次いで主要な輸出アイテムでした。当会は1000枚以上のノベルティの原画を入手しています。そのうちのバレンタインデーをモチーフにした原画をご紹介しましょう。

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↑これは1981年のノベルティです。↓
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↑これは、「Bells of the month]というシリーズのノベルティで、1980年代の製品です。少女型のベル、スカート状の小ドームの中
にベルを鳴らす小玉が付いているのです。↓
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※これらの原画は山国製陶の原画です。同社が本社工場を解体した折、同社の了解を得て当会が頂いたものです。当会が頂かなければ、こうした貴重な原画も廃棄されていました。こうした原画はノベルティ産業の衰退に伴って夥しい量が捨てられてきました。公的文化施設も、製品の寄贈は受けても、こうした原画の収集記録にはほとんど関心を寄せてきませんでした。




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★超レアな“シェービング・マグ”と“マスタッシュ・カップ”

2016年1月28日
★当会は、明日29日金曜日午後、『春季特別企画事業』準備のため、当「瀬戸ノベルティ倶楽部」を休館とさせて頂きます。明日午後はお休みです。あしからず、御了承をお願い致します。


2016年1月28日
★当会は、過日、丸山陶器製の“マスタシュ・マグ(mustache mug)”を入手しました。

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↑丸山陶器製のマスタシュ・マグ↓
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*丸山陶器製の理美容具の内、“シェービング・マグ” がおびただしいほどアメリカで売れており、自分専用のマイ・マグ、“occupational mug”として今もアメリカに沢山残されていることがわかりました。よく喫茶店などで、自分専用のマイカップ等を持ちこんでお茶を楽しむことが日本でも普及してきましたが、それと同じように、アメリカでは自分の職業や個性を絵やシンボルなどにして焼き付けたシェービング・マグが理髪店に置かれてきました。そうした一例をご紹介しましょう。↓
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↑警察官
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↑消防士
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↑ブリキ屋
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↑法律家
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↑氷の配達業
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↑歯医者
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↑教師
※これらは、いずれも丸山陶器の製品でした。

★当会は当今、きわめてレアなビンテージのノベルティとなっているShaving Mug(シェービング・マグ)とMustache Cup(マスタッシュ・カップ)を入手しました。

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*Shaving Mug(シェービング・マグ)↓はヒゲを剃る時、ブラシで石鹸をよく泡立たせるために用いる特性の磁器製容器です。
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↑裏印にあるマーク“RS”、ドイツの代表的インポーターの社名だそうです。
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*このShaving Mug(シェービング・マグ)について次のように解説する本があります。「シェービング・マグは1860年から1900年にかけて流行しました。様々な種類の製品が作られました。理髪店によっては、お客さんが“マイマグ”として自分の職業を絵にした自分専用のマグを持ち込んでいた店もありました…」。
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*ヒゲにはbeard、whiskerrs、mustacheの3種類があります。beardはあごひげ, whiskerrsはほほひげ、そして、mustacheは口ひげです。Mustache Cup(マスタッシュカップ)は、コーヒーを飲む時などに、大きな口ヒゲがカップの中に落ちて濡れないようにヒゲを支える横木のようなもの、あるいは踊り場状のステップがカップの内側についている特殊な容器です。
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*物の本にはこのMustache Cup(マスタッシュ・カップ)が次のように解説されています。
「マスタッシュ・カップは、1850年から1900年にかけて、八の字型にはやされた大きなヒゲが流行した頃に普及しました。カップの内側に橋渡しされた横木状のものがヒゲが中に浸るのを防ぎます。最初にこのマスタッシュ・カップを製造したのはイギリス・スタッフォードシャーのハーベイ・アダムス会社で、左利き用の製品も作られていました」。
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*ノベルティには実用と美とを兼ね備えたものが少なくありません。小さな日々の暮らしをひとときでも楽しく装いたい、美しいものにしたいというココロの映えや遊び心がこうした「実用+美的ノベルティ」を生み出したのでしょう。

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バレンタインのノベルティをご紹介。

2016年1月26日
★バレンタインデーが近づいています。バレンタインはクリスマスとならんでセト・ノベルティの主要なテーマでした。関連するハート人形のいくつかをご紹介します。

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*これらの製品はノベルティ会社に長らく眠っていたものです。
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*これらの製品はほとんどが白雲(ハクウン)生地の製品で、当時、大変安い価格で輸出されていました。しかし、アメリカでは今、非常に高い評価が寄せられていることがわかりました。また、日本でもこうした製品を集める愛好者が増えているようです。
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*こうした製品はジョセフ・オリジナル、ジョージ・グッド、レフトンなどのブランドで売られたものが多くありました。
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*当「瀬戸ノベルティ俱楽部」では、2月に入ってから、こうしたバレンタインのノベルティをたくさん展示することにしています。
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2016年1月26日
★1月23日に引き続き、当会の活動拠点「瀬戸ノベルティ俱楽部」の様子をご紹介します。

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↑陶製の頭部の下に紙管の筒。これはスプレーカバーです。水森亜土のデザインのこの製品はアメリカでよく売れたそうです。
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↑廃業したテーケー製陶の人力車。約30年も前の製品です。
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↑ゴトー製 E・プレスリーのデキャンター。
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↑そして右は、七本松製陶の3頭立て馬車。もう二度と手に入らないセトノベルティの逸品です。
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↑ビクターのマスコット犬 “ニッパー君”。
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↑コカ・コーラのノベルティ。瀬戸のノベルティ会社が作り、アメリカへ輸出したビンテージ製品です。
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↑長さ1メートルほどのバショウカジキのノベルティ。
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↑ガラスケースは頂いた中古品です。その中や上にはあれやこれやのビンテージ品。
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↑芸子付の灯り(ランプ)のノベルティ。一昨年廃業したテーケー製陶の製品です。
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↑侍姿はのノベルティは当会が創出した「徳川宗春」像。大きな鳥は寄贈された光和陶器製の鳥(ウズラ)。
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↑今では、何体も残されてはいないというペコちゃんの大きなノベルティ。
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↑“ヒステリック・ミニ”やミッキーとミニーのビンテージ品など。
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↑元絵付け職人のご家族から寄贈された少女人形など。
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↑「長靴を履いた猫」、山国製陶製です。
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↑ルネのノベルティ、We Folks シリーズの製品、スヌーピー…。
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↑昭和30年代に作られたビンテージ品やホルト・ハワードのレア逸品などもあります。
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↑最大級のビリケン、しかも白生地のビリケンも当会は入手しています。
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↑内藤ルネの絵を転写プリントした珍しいビンテージカップもいろいろあります。↓
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↑瀬戸ノベルティの最高峰と人気が高く、極めて入手が難しいアール・デコの名手、ルイ・イカールの製品群。今、これだけの種類のイカール作品を見ることのできる場所は当倶楽部にしかないかもしれません。
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↑ジャン・ハガラの作品群。
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↑デニム・デイズの作品群。廃業したテーケー製陶の主なレース人形は今では当倶楽部でしか見ることができません。↓
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*当倶楽部の製品は展示品主体ですが、中にはお買い求め頂けるものもあります。当館においで下さい。

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『セトノベルティの魅力を描く絵画展』 開催構想

2016年1月24日
★当会の活動目的の一つは瀬戸ノベルティの魅力を多様な形と方法で掘り起すことです。このほど、当会の活動に参加して下さることになった鈴木敏夫さんがノベルティをテーマに絵を描いてくれることになりました。その作品をご紹介します。

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↑天使のノベルティの絵(鈴木敏夫さん絵)
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↑「旧約聖書」キリスト生誕物語のノベルティ (幼子イエス、父ジョセフ、母マリア、東方の3博士)
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↑セトノベルティの少女像を描いた絵。この絵のモデルが次の製品です。↓
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(↑当時は大変安く輸出された白雲<ハクウン>生地の製品。今、アメリカではこのような製品に高い評価が寄せられています。)
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*この絵のモデルは次の製品です。↓
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*鈴木さんの水彩画は情趣に満ちた絵です。描いて頂いた絵にセトノベルティを配置してみました。↓
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(↑キューピーノベルティは昨年自己破産した加藤工芸の販売製品: 山国製陶製: 絵・鈴木敏夫さん)
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(↑アメリカ在住の田中荘子さんが里帰りさせてくれた“オキュパイド・ジャパン”のノベルティ↓)
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*当会は、セトノベルティの絵やセトノベルティの写真を募集し、セトノベルティの魅力を伝える展覧会を行うことを計画しており、その構想を膨らませています。
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*さて、過日、当会に元ノベルティ会社に勤めていたという男性の息子さんがおいで下さり、お父様(加藤美津雄さん)の当時の写真を提供して下さいました。↑(息子さんを宿直明けの工場で抱く美津雄さん)↓
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*当会の調べで、父親の加藤美津雄さんが勤めていたノベルティ会社にその頃の資料が残されていることが分かりました。見つかった資料は、昭和39年、東京オリンピックが開催された年の賃金表↓と
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*昭和39年の棚卸表↓です。
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*↑昭和35年の入社で、入社4年目の昭和39年、加藤さんは出荷担当課長となっていました。基本賃金は19500円~24000円。
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*課長手当は5000円、皆勤手当は410円でした。↑
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*夏のボーナスは19000円↑、冬のボーナスは20000円でした。↓
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*昭和39年の棚卸表には加藤美津雄さんが製品名を書き記したページがありました。ノベルティが最盛期に向かう盛況ぶりが記録されていたのです。↓
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*↑ケネディ大統領は前年に暗殺されています。その翌年のこの年、ケネディー人気はいまだに収まらず、ケネディ大統領の塩・コショー入れ(SP)↓の製造が瀬戸で続いていたのです。その記録もこの棚卸表に加藤さんの筆跡で記されていました。
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↑加藤美津雄さんが勤めていた頃に作られていたケネディ大統領の塩・コショー入れ(SP)。
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*このケネディのノベルティは加藤さんが勤めていたノベルティ会社からは見つかっていません。当会がアメリカ在住の田中荘子さんに依頼して購入した頂きました。そのニュースが昨年7月の中日新聞にも掲載されました。↑↓
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*このケネディのSPノベルティの一例は、セトノベルティの生産が世界の現代史にも繋がり、そうした生産によって瀬戸の人々の暮らしが確かに支えられていたことを如実に物語っているのです。
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「瀬戸ノベルティ俱楽部」のご紹介

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2016年1月23日
★当会の活動拠点「瀬戸ノベルティ俱楽部」をご紹介します。

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↑当会の活動拠点「瀬戸ノベルティ俱楽部」は瀬戸市・末広町商店街のアーケード内にあります。↓
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↑陳列窓↓
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↑廃業した「テーケー製陶所」のレース人形の名品。
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↑瀬戸ノベルティの嚆矢(“開祖”)・丸山陶器最高峰の名品“マスク持ち”。1950年代の製品で、この倶楽部をオープンした年、名古屋の方から当会に寄贈された作品です。
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↑ディズニーの雛人形。後ろはセトノベルティの原型師の製作によるキッシング雛人形。
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↑レースドール作家によるレース付き雛人形。
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↑当会会員が白生地に和紙を貼って命を吹き込んだ当会創出の【立体ちぎり絵】による雛人形。↓
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↑ビリケンさんの雛人形。手を振り上げるようなことは決してせず、静かに微笑んで平和を祈っているノベルティ、だと思います。↓
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↑陳列窓の裏側。これは、すでに廃業倒産しているノベルティメーカー最大手・丸利商会の名品です。
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↑「雛まつり」に因んだノベルティ。
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↑今年の干支・サルにちなんだノベルティ。「Curious Geoge」シリーズ。
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↑細川たかしと美空ひばりのノベルティ。
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↑竹久夢二の絵画をモチーフにしたノベルティ。
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↑入ってすぐ右側の棚。
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↑廃業した「テーケー製陶所」のレース人形。同社が廃業した時、サンプルルームにあった製品の多くを当会が譲り受けました。
背景は、ノベルティの絵付け職人の小さな工房に貼られていた瀬戸市制作の観光ポスター。「陶都の再興」を無言のうちに語りかけているようです。
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↑「テーケー製陶所」製のマリリン・モンロー。
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↑アメリカ・カリフォルニア州在住の田中荘子さん提供のノベルティ。占領下に作られた「オキュパイドジャパン」製品の数々。当会は田中荘子さんの『オキュパイドジャパンミュージアム構想』という夢の実現に共感しています。↓
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↑田中荘子さんの「オキュパイドジャパン」コレクション。
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↑当会はお客様方からお持ちの製品をお預かりし、その代理販売をさせて頂いています。
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↑アメリカから里帰りした丸利商会製の動物のノベルティ“muzuno”ブランド。↓
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↑レース人形の数々。
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↑当倶楽部でお買い求め頂けます。
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↑「ヒョウ招き」ノベルティ(豹・票)。選挙事務所でよく売れたそうです。そのメーカーも昨年、国内生産をやめたそうです。「陶都の再生」はますます遠のいているというのが現実のようです。
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↑ノベルティの輸出の骨格だったキリスト教信仰にまつわるノベルティも展示。
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↑「オカザえもん」やミシュランなどキャラクターのノベルティ。
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↑「ペコちゃん」のノベルティ。
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↑「内藤ルネ」のビリケン、当会だけの収集品です。
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↑丸山陶器の「マスク持ちペア」ももう一体あります。
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↑ケースの中にあるケネディ父子のノベルティ。
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↑1992年の瀬陶工のノベルティ作品グランプリ受賞作品、胡蝶蘭。

※展示品のお問い合わせは当俱楽部の右記メールへお願いします。 setonovelty_club@yahoo.jp

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2016年1月23日
★過日、当会はある老舗メーカーからノベルティの石膏型(ケース型)を頂きました。会社を整理するために保存していた石膏型を処分することとなり、廃棄処分するという石膏型を頂いたのです。

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(↑象の蓋物)
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(↑赤ん坊)
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*当会は、この石膏型をあるタイルメーカーの人に見せ、ノベルティとタイルとのコラボレーションの可能性の検討を始めました。
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*低迷する瀬戸のタイル業界の中で活性化策と取り組んでいる人がいます。ノベルティに関心を寄せているその人が、立体的なノベルティの可能性を平面的なタイルの中に取り込み、よりビジュアルな内装タイルなどを生産できないだろうかと当館に来られました。そこで、当会が廃棄されるという石膏型を頂き、ノベルティとタイルとのコラボレーションを試みることにしたのです。
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*瀬戸ではノベルティ産業の衰退に伴っておびただしい量の石膏型が廃棄処分されてきました。当会はこれまで、石膏型が産業廃棄物として捨てられる有様を幾度となく目にしてきました。↓
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(↑この石膏型倉庫のすべてが廃棄されました↓)
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*そして、そうした廃棄される一方の石膏型を何とか活用する方途がないものかと思案してきました。
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*石膏型が置かれている現状についての情報を官と民とが共有しているならば、石膏型を産業としてのみならず、文化的財産として活用する方途が見出されるかもしれません。さらに、こうした石膏型をアートとして見るような感性が加われば、石膏型をさらに活かす道が開かれるかもしれません。「官と民、そして学の連携」が待たれます。まずは「官の目覚め」が肝心と思うのですが、瀬戸市ではそれは到底望めないことかもしれません。

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趣のある“マフ(muff)”を持つ女性のノベルティ。

2016年1月20日
★当「瀬戸ノベルティ俱楽部」では今、エイボンレディー“ミセス・アルビー”シリーズのノベルティを展示しています。その中にマフをつけた女性像があります。“マフ(muff)”は女性が外出の時、両手を入れて用いる円筒状の防寒具です。

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↑「瀬戸ノベルティ俱楽部」↓
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(↑インターネットで紹介されているマフを持つ女性の絵画)
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*当会が持っているマフのノベルティをご紹介します。↓ 
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↑今はすでにない「丸利商会」製。
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↑A社のレフトンの製品。
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↑これも「丸利商会」製、“ホリー・ホビー”シリーズの一つです。
そして、丸山陶器の製品にもマフのノベルティがありました。↓
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↑これはオキュパイド・ジャパンの製品でした。↓
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Vintage Maruyama Japan Figurine Beautiful Lady in Blue With Coat and Muff ff 3
↓また、光和陶器製のマフを持つ女性像もありました。
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*マフを持つ女性のノベルティ。
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*夥しい種類の瀬戸ノベルティの中で、マフを持つ女性のノベルティからは凛とした独特の趣が醸し出されているのです。
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瀬戸では滅び、アメリカでは今も高い評価の白雲(ハクウン)生地製品…

2016年1月19日
★当会にこの頃多くのお問い合わせが続いている製品群があります。白雲(ハクウン)生地の製品です。

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(↑瀬戸市のノベルティ会社がアンコール生産した「黒猫楽団」<5体セット>)。↓
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↑黒猫楽団。
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↑瀬戸市の倉庫からホコリをかぶった状態で掘り起された製品で、昭和30年代から40年代にかけての製品。↓
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(↑You Folk  シリーズ、当会はこれを30体ほど入手しています)
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↑ジョセフ・オリジナルの製品。
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↑レフトンの“マリカ・オリジナル”という製品。
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↑ホルト・ハワードの製品。上記、下の製品はリサイクル品として売られていた製品をある人が入手し、その方から当会が譲って頂いたものです。
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↑Relpoの製品。これも倉庫からホコリをかぶった状態で見つかったもので、昭和30年代から40年代の製品です。
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*これらは、磁器製の製品ではなく、いわゆる白雲(ハクウン)生地のノベルティ↑なのです。白雲(ハクウン)生地とは、約80年ほど前に京都の国立陶磁試験所で開発された石灰質の生地です。
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*これらの製品はアメリカでも大変人気が高い製品だそうです。当会がいろいろな情報を調べたところ、それらの製品の魅力についてso cute, charming, delightful、adorable ,whimsicalなどの形容詞により紹介されている製品であることがわかります。ただただ愛らしく、かわいらしく、抱きしめたいほどにいとおしい…。瀬戸市で作られたこうした白雲生地の製品がアメリカでは言葉に表せないほど魅力的であるという非常に高い評価を今なお集めているのです。しかし、生まれそうしたノベルティの故郷である瀬戸市では、こうした白雲(ハクウン)生地の製品は「安物」として今はもう振り返えられることはありません。こうした白雲生地の製品がアメリカで何故今なお高い人気を集めている魅力を分析して「陶都再生のための糧」を探求しようという機運が肝心な瀬戸市では全くないのです。大変勿体ないことだと思います。
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↑倉庫に残されていた四日市市の「ミヤオ」の製品。他社の参考見本として買い求められていたものが残っていたと思われます。まさに超超レアモノです。↓
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*また、次のようなさまざまなキャラクター製品も白雲(ハクウン)生地で作られています。↓
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*特にキャラクターにはさまざまな形状があり、また様々な色が付けられています。白雲生地の製品は、磁器に比べて100度以上も低い火度で焼成することができ、また焼成に伴う収縮率もほとんどないため、磁器に比べて低価格で作ることができます。そこで、白雲(ハクウン)生地は大量輸出向け人気製品の効率的な生産が可能だったのです。
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*瀬戸のノベルティは円高により輸出がほとんどなくなってからは内需に活路を求めてきました。内需の主なものがキャラクター製品でした。次のようなキャラクター製品もこの白雲(ハクウン)生地で作られているものがほとんどです。
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(↑テレビ朝日の「相棒」で人気の“ひまカップ”)
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(↑「フーテンの寅さん」のノベルティ、3点セット)
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(↑「ひょっこりひょうたん島」、超レアなノベルティ)
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↑愛知県岡崎市公認の「オカザえもん」。“キモカワイイ”このゆるキャラのノベルティも瀬戸市で作られています。
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(↑瀬戸市の倉庫に今も眠り続けるヴィンテージもののノベルティ。当会にとって大切な産業文化資源です)
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↑このように箱に入れられたまま眠っている白雲生地の製品もあります。シュミッド製品です。↓
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※ここでご紹介したノベルティは今はもう作られていないものがほとんです。これらの製品の中には皆さんにお買い求め頂けるものもあります。ご希望の方には譲渡可能なものであればお取次ぎをさせて頂きます。
当会の次へメールでお問い合わせください。 setonovelty_club@yahoo.co.jp (瀬戸ノベルティ倶楽部)

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「ドラゴン・クエスト」(ドラクエ)のノベルティが見つかりました。

X2016年1月17日
★「ドラゴン・クエスト」(ドラクエ)の瀬戸ノベルティが発売から30年を迎えるという今年、見つかりました。

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↑ハーゴン
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↑まどうし
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↑左:勇者、右:戦士
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↑左から爆弾岩、スライム、スライムベス
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↑左:魔法使い(女)、右:魔法使い(男)
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↑製品に絵付けを施す指示書も付けられていました。何度も試作を重ね、発注者の期待する製品に仕上げていったのです。↓
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*今、ドラクエ・マニアの間で、このセトノベルティが信じられないほどのレアモノとして高値を呼んでいるそうです。
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(↑当会が入手したドラクエのノベルティの数々)

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「陶都の誇りの再生」。それは倉庫に分け入ることから…

2016年1月15日
★また瀬戸の倉庫で見つかりました。

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*OJ(“オキュパイドジャパン”: 占領下日本製の製品)が見つかったのです。
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*トイティーセットを構成するアイテムが各種類一箱ごとに沢山残されていました。↑
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*また、箱入りも見つかりました。
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↑70年ほども前の紙箱と紙ヒモです。↓
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↑trade mark は“FUJI brand”と記されています。見つかったのは知る人ぞ知るあのメーカーの製品でした。
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↑70年近く、戦前に建てられたこの木造倉庫の中でホコリに埋もれ、眠り続けてきました。
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*見つかったのは小さなティーセット(トイティーセット)でした。
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↑カップは小さ過ぎて“オキュパイドジャパン”と表記ができないため、“ジャパン”のみのシールが転写で焼き付けられていました。
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*“オキュパイドジャパン”の製品は占領時代が終わるとほとんどの窯屋は残っていた在庫を廃棄処分にしました。しかし、この窯屋は廃棄しなかったようで、今に至るまで倉庫の奥深く沢山の“オキュパイドジャパン”の製品が眠っていたのです。所有者によれば、当面、展示会を行うまでは販売しないとのことです。
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*この製品に付けられていたマークシールは“HUJI BRAND ”というものです。↓
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*実は、この“HUJI BRAND ”のマークシールによってアメリカに残されていた別の製品の物語もわかりました。↓
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*↑これは1930年代に作られた製品です。箱入りで、“HUJI BRAND ”のマークシールが貼られていました。↓
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*所有者によれば、この製品はエステートセール(Estate sale)で買い求めた物だそうです。エステートセールというのは売主が亡くなった際に家財道具や不動産などを販売して処分する遺産整理セールです。
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*このノベルティは服を着せられた製品で、目も動く人形であったようです。
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*約80年前に瀬戸で作られた製品がアメリカに渡ってある人に買われ、その人が亡くなってその家族がエステートセールで売りに出すという経緯をたどったのです。この会社で作られた瀬戸ノベルティは海を渡ってさまざまな遍歴をたどっていました。
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*一枚のマークシールが、地球を旅した一つの瀬戸ノベルティの流転物語を静かに語ってくれるのです。忘れられたようにホコリにまみれて倉庫に埋もれているセトノベルティ。瀬戸ノベルティの「掘り起し作業」は、この瀬戸の町がたどってきた歴史をありのままに振り返るための大切な作業なのです。しかし、こうした作業を行政も業界団体も全く行っていないようです。ただ一人、当会のみが取り組んでいるだけのようです。瀬戸市の伊藤市政が掲げる「陶都の誇りの再生」。それは、こうした倉庫に分け入ることの中から見い出されることではないでしょうか…。倉庫の中に分け入る職員がどれほどいるのだろうか…、疑問に思えてなりません。

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擬人化された瀬戸ノベルティは「ゆるキャラ」の元祖だった…

2016年1月14日
★先にご紹介した「お猿のジョージ」(Curious George)、さらにその仲間が倉庫で見つかりました。ご紹介しましょう。

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*↑これはブックエンドです。
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↑片方しか残されていませんでした。あの有名な「鳥獣戯画」に出てくるウサギが描かれていました。遊び心なのでしょうか。↓
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*↑スポーツのお猿さんも見つかりました。一点ずつご紹介します。
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*↓クリスマスのお猿さんもありました。
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↑底面です。「1981年製」 30年以上も前の製品でした。↓
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*インターネットでこのCuious George(お猿のジョージ)についての画像を見つけました。↓
Curious George Gorham Music Box 1981 Record Player 1-d
*この画像に付されている製品説明↓には次のように書かれています。「これはジョージです。彼はアフリカに住み、幸せに暮らしていました。しかし、彼は一つの失敗をしでかしました。彼は好奇心が強すぎたのです。そして、この冒険物語のシリーズが始まって、40年もの間、アメリカの子どもたちが熱狂する人気者の猿となったのです。さあ、ここに、ゴーハムはやきもので作られたカラフルなCurious Georgeのシリーズを贈り物として世に送ります」。
Curious George Gorham Music Box 1981 Record Player 3fff
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*さて、 先に別の猿が見つかっていました。次の製品でした。↓
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*実は、この宇宙飛行士のお猿さんに大勢の仲間がいたのです。↓ご紹介します。
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*ノベルティは一つには“リアリズム”を追求する代表的な造形アートです。そして、ノベルティのもう一つの特徴に“擬人法”があります。今度倉庫から見つかったこれらのノベルティは、その“擬人法”の代表的な製品群と言えます。
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↑上の写真にある左端のフクロウのノベルティは、今人気の高い愛知県警のマスコット「木の葉(このは)警部」にソックリなことに驚かされます。このように、これらの動物のノベルティは実にリアルにそれぞれの特徴を見事に捉えた高い造形性を持つ製品なのです。さまざまに姿の異なる動物が同じ尊いいのちを持ってこの地球上に生きている存在である…、瀬戸のノベルティはそうしたことを私たちに痛感させてくれます。
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*こうした瀬戸のノベルティがまさに今、日本で大もてのいわゆる「ゆるキャラ」の元祖と言えるものだったのです。瀬戸のノベルティが世界80か国もの国々に輸出され、今なお豊かで多様な魅力を失っていないのは、瀬戸のノベルティがそうした普遍的な生命観を宿している造形物であるからだ、当会はそう思うのです。
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埋もれていた白生地にいのちが宿りました。

2016年1月14日
★当会の活動目的の一つは埋もれている瀬戸のやきものに命を与えることです。雛人形の白生地が残っていました。

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*当会の女性会員がこの雛人形の白生地に愛らしい命を与えてくれました。↓
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*当会の活動に連なってくださることになった鈴木敏夫さんが昨日、当館に美しい水彩画をお持ち下さいました。その絵をバックに、当会の女性によっていのちの表情が宿った雛人形をご紹介します。
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*当会の女性会員は、和紙やリボンなどを糊付けして着物を着せ、顔だちを整えました。
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*雛まつり期間中、当「瀬戸ノベルティ倶楽部」では、こうした白生地に和紙を貼って雛人形を仕上げる体験を楽しんで頂くことができます。期間は1月30日から3月6日頃までとなります。
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↑背景は鈴木敏夫さんの絵です。↓
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※これから当会は折に触れて、このブログに鈴木敏夫さんが描かれた絵画を瀬戸ノベルティの作品の背景として使わせて頂きます。この場を借りて改めて鈴木さんに感謝を申しあげます。(以下↓は、その事例です)
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町じゅうで生産が行なわれていた瀬戸ノベルティ

2016年1月12日
★昨11日、当会においで下さった男性が2枚の写真を提供してくださいました。ご了解いただきましたので、ご紹介します。

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*下は、ノベルティ会社の社宅での一枚。
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*次は↓この男性が父親に抱かれる写真です。父親はノベルティ会社の営業職だったそうです。
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*↑この男性の父親は会社に泊まり込むこともあったそうで、これは社内で父親に抱かれている写真です。
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*男性の母親も同社の内職仕事をしていました。オルゴールの底蓋をネジで取り付ける内職仕事でした。
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↑オルゴールのノベルティ
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(↑オルゴールのノベルティの底面↓)
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*この男性は子どもだった頃、母親の内職の手伝いをしてお小遣いをもらったことを覚えているそうです。オルゴールを取り付けた底蓋をネジでとめる仕事でした。
*次はノベルティの内職仕事の様子を写した写真で、瀬戸市教育委員会が昭和46年に発行した社会科副読本「せと」に掲載されている写真です。↓
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*この男性の家族のように、瀬戸の町じゅうの津々浦々でノベルティの生産が行なわれていたのです。文字どおり、ノベルティは戦後瀬戸の主産業であったのです。
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瀬戸ノベルティ俱楽部に“ビリケンの雛人形”がまもなくお目見え

2016年1月12日
★瀬戸市では1月30 日(土)から『陶都の雛めぐり』が行われます。当「瀬戸ノベルティ俱楽部」でもノベルティの雛人形を展示します。当会が展示するのは、他にはあまり見られない“ビリケンの変わり雛”です。

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*今回の目玉は“ビリケン”です。↑約一世紀前にアメリカから渡来し、大阪に上陸したビリケンは日本の風土にも溶け込み、人々の暮らしとともにあるようになりました。そのビリケンも一度、「雛人形になってみたいのではないか」とふと思い、雛人形の着物を着せてあげたのです。
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*“ビリケンの変わり雛”を生み出したのは、当会の女性会員たちです。
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*この“ビリケン”はノベルティの窯屋で見つけた昭和39年瀬戸製のビリケンです。↓
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*このビリケンはハクウン(白雲)生地の製品で、東京オリンピックの前後に瀬戸で作られアメリカに大量に輸出されたものです。貯金箱として作られました。↓
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↑雌雛にはビーズでピアスをつけてあげました。
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*↑また、頭には磁器の小花を飾りつけてあげました。磁器の小花はノベルティの生産がストップし、もう使われなくなってホコリに埋もれていたものです。↓
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*もう一対は、ある窯屋の廃業に伴って当会が入手に至った磁器製のビリケンに雛人形の装いを施したものです。↓
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*このビリケンは下が印鑑入れになっていました。ビリケンは日本でも人気が高く、国内向けに作られたものです。
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*アメリカのある女性の夢に現れたことから生まれたというビリケン。このビリケンが日本のみならず世界中で愛されてきた理由について、当会が考えることがあります。それは、ガンジーやブッダ、またキング牧師などの人生や思想に象徴される「非暴力主義」というものがこのビリケンの身の内に宿っているからではないか、という考えです。ビリケンは腕を下げて、手や拳を振り上げてはいません。身を鎧で固めて平和を守るという毘沙門天のような存在ではありません。静かに微笑み、人の世の有様を見つめながら、この世の幸福を願い祈る姿がビリケンという存在なのではないでしょうか?鎧で身を固め、武装の一途をたどる今の日本の有様をこのビリケンさんはどのように見ているのでしょうか…。
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*この“ビリケンの変わり雛”は当「瀬戸ノベルティ倶楽部」の陳列窓に展示します。是非ご覧ください。
*なお、この磁器製のビリケンには多少在庫があります。ご希望の方は当う倶楽部下記へお知らせ下さい。
(電話: 090-6339-0791、メール: setonovelty_club@yahoo.co.jp へ)
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『おさるのジョージ』のノベルティが見つかりました。

2016年1月11日
★当「瀬戸ノベルティ俱楽部」においで下さったお客様から当会が先に入手していたノベルティについて正確なことを知ることができました。

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*↑このノベルティです。瀬戸のノベルティメーカーの倉庫に埋もれており、先日、倉庫の棚でみつけました。
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*“Curious George”。『ひとまねこざる』として日本でも大人気の絵本シリーズとのことで、ジョージという名の子ザルがアフリカから船に乗って連れてこられ、動物園に着くまでの道中にさまざまな騒動を起こす物語。原作者の死後、『おさるのジョージ』として改編されたそうです。
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実に美しく、実に珍しいヘッドヴェースの寄贈を受けました。

2016年1月10日
★今日、当会へ今年初めてのご寄贈品がありました。実に美しく、珍しいヘッドヴェースです。

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*尾張旭市の旭千代田工業というノベルティ会社に勤めていたある女性の職人さんが今日、当ノベルティ俱楽部にお持ちくださったのです。
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*↑顔の部分にほのかなピンク色に焼き上がる釉薬を練り込んだ粘土を用い、
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*↑帽子には黄色に焼き上がる釉薬を練り込んだ粘土を用いて鋳込み、
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*↑大仏の螺髪(らほつ)を思わせるイボ状の突起のついた帽子に釉薬を吹きつけて布で軽く拭き取ったのです。↓
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*そして、深井三行さんという絵付け職人が絵付けをしたのです。
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*しかし、この製品は手数が多くかかり、コスト高になるため、ついに量産化は叶わなかったそうです。
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*見方によれば、量産化できなかったことでこの素晴らしいノベルティ製品は当会に来てくれたのです。そうして、この製品をよく見つめてみれば、瀬戸ノベルティの魅力の深さと可能性を感じとることができるような気がします。
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*↑こうして、当「瀬戸ノベルティ俱楽部」にまた素敵な“陶都の遺産”が増えました↓
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(↑中央の3体はいずれも絵付け職人・深井三行さんが絵付けをした製品: 当会への寄贈品)

*ついでに、今日当会が寄贈を受けた他の二つの製品もご紹介しましょう。↓
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*この日本人形はすべて手描きによって絵付けがなされています。
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*このノベルティの白い籠(かご)もやきもので作られています。
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瀬戸・愛新陶器製のAVON「ミセス・アルビー」を特集展示しています。

2016年1月9日
★当「瀬戸ノベルティ俱楽部」にAVON(エイボン)レディのノベルティ「ミセス・アルビー」を展示しています。

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(↑瀬戸ノベルティ俱楽部↓)
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*「ミセス・アルビー」(Mrs. P.F.E. Albee)はエイボン社の初代代表で、エイボン・レディのノベルティ「ミセス・アルビー」はメーカーの愛新陶器の製品です。初め瀬戸市の工場で作っていましたが、円高の影響で生産コストが急騰したため、生産拠点を中国やマレーシアの工場に移転させました。今回は、瀬戸の工場で作られた製品を含めてご紹介します。↓
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*次の製品↓は、円高が急騰するきっかけとなった「プラザ合意」がなされた1985年に瀬戸で作られた製品です。
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*化粧品で知られるAVON(エイボン)、社名はエイボン・プロダクツ・インコーポレイテッド(Avon Products, Inc.)。1886年にアメリカに創設された会社で、今年創業130年を迎えます。香水や化粧品を中心に多種類の製品を販売。訪問販売から通信販売、今ではインターネットによるオンラインショッピングへと営業を展開。同社には広大なアメリカ全土に30万人もの訪問販売員がおり、そうしたセールスレディの中から毎年、顕著な成績をあげた年間優秀者を表彰、その副賞としてやきもの製の人形(ノベルティ)が贈られてきました。そのノベルティがエイボン・レディ「ミセス・アルビー」で、正確には「エイボン・ミセス・アルビー賞(AVON MRS. P.F.E. ALBEE AWARD)」と言われています。
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(↑このように贈呈されたとのことです)
*エイボン・レディの第1号がミセス・アルビー(Mrs. Albee)です。彼女は非常に高い販売能力を持っており、カリスマ的なセールスレディであったそうです。ミセス・アルビーは、ニューハンプシャー州の生まれ。50歳の時にエイボン(AVON)社の前身であるカリフォルニアパフューム社の香水の訪問販売員となりました。受け持ち地域はアメリカ北東部。ある時は馬車で、ある時は汽車で、家々を個別訪問して香水のセールスを続け、抜群の模範的セールスレディーでした。お客様とのコミュニケーションを最も大切にする社風の基礎を固めたのがミセス・アルビーでした。
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(↑Mrs. Albee)
*創業者はそのミセス・アルビーを初代社長にスカウトし、エイボン社は訪問販売に特化したブランドとして成長を遂げていきます。同社はミセス・アルビーが信条としていた顧客との永続的なコミュニケーションの継承をエイボン社の伝統とし、その特長が好況時や不況時を問わず、また世界戦争や幾度もの危機を超えて会社の存続を支えてきました。同社は、優秀な成績をあげたスタッフを表彰、その副賞 としたのがこのミセス・アルビーを記念したノベルティなのです。
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(↑エイボン社のセールスレディ:エイボン社のホームページ掲載写真↓)
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*最初はドイツの名門、ゴーベル社が1973年に作り、次にスペインのメーカーが生産を手がけたのち、1978年から瀬戸市のノベルティメーカー・愛新陶器が製造してきました。加藤仁志社長によれば、一つの製品につきアメリカ向けに約10万体、カナダや豪州向けに15万体もの大量発注があったそうです。フィギュリンの衣装は初代代表者であったMrs. Albee(ミセス・アルビー)時代のコスチュームが伝統的に造型されており、今年このシリーズは40周年を迎えるとのことです。愛新陶器ではこのシリーズを当初、瀬戸の工場で製造を行ってきましたが、円高により生産拠点を中国やマレーシアに移転して生産するようになりました。当館では、瀬戸で作られた1982年製の製品から最新の2015年までに作られた製品を展示しています。
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*創業者のデービッド・マッコネルは元書籍販売セールスマンでした。ある時、マッコネルから本を買ってくれた女性に香水瓶を(おまけとして)あげたところ、とても喜ばれたことから香水会社を設立、「カリフォルニア・パフューム」という社名の会社を興しました。セールスレディは香水や化粧品、料理本や靴、やせっけんや防虫剤頭痛薬などを販売して歩きました。1898年当時、セールスレディは5000人もいたそうです。
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(↑「カリフォルニア・パフューム」会社)
*その後、1939年に社名をAVON(エイボン)としました。AVONという社名は、創業者のマッコネルがイギリスに旅行した時、シェークピアの生誕地・Stratford upon Avonという土地の美しさに深く魅せられたことからAVON(エイボン)としたと、同社のインターネット情報は述べています。エイボン・レディのMrs. Albee(ミセス・アルビー)シリーズは、一世紀以上前の女性のファッションが造形されています。これらのノベルティは、つけられている花、持っているカバン、身に着けている帽子などの観点から見るとより一層魅力が増します。
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*↑これは一番新しい2015年のエイボン・レディです。↓
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◆ミセス・アルビーは「働く女性たちを讃えるノベルティ」ですが、その「働く目的」についてこのノベルティが示す見解がとても魅力的です。ミセス・アルビーのノベルティが鼓舞する「働く」の意味は、戦後往々にして美徳とされてきた「滅私奉公的に働く」、あるいは「会社人間的に働く」という意味ではありませんし、男社会に伍していくために女性がモーレツに働くということでもありません。「エイボンが讃える“働く”目的」とは、顧客に喜びを届けること、それが同時に会社の繁栄につながり、何よりも、働く女性自身の夢の実現につながること、としていることです。「顧客の幸せ=(イコール)会社の繁栄=働く女性自身の夢の実現」という、どれもが同格で大切なものであると価値づけているのです。この観点が如何にもアメリカ的であり、「“ミセス・アルビー”ノベルティ」を副賞として贈呈するエイボン社のメッセージであり、改めて新鮮なメッセージのように思われます。
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*↑2002年から2003年にかけてのノベルティ。↓
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*↑2001年から2002年にかけてのノベルティ。↓
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*↑1998年のノベルティです。↓
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*つけられている磁器の花は一つひとつ手作りされていました。こうした花を専門に作る職人さんが瀬戸の町中にたくさんおり、外注や内職で作られていました。しかし、円高でノベルティ生産が衰退していくにつれ、こうした花の需要もなくなって会社の倉庫に忘れられていきました。
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*↑2005年から2006年にかけてのノベルティです。↓
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*愛新陶器によれば、瀬戸製の製品を除き、製品一点につき数体の在庫が箱入りでメーカーに残っているとのことで、当倶楽部でお買い求め頂けるとのことです。ご希望の方は当館においで頂き、お申し出下さい。
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(↑瀬戸ノベルティ俱楽部)

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「瀬戸のベルティ俱楽部」は本日より通常開館です。

2016年1月8日
★当「瀬戸のベルティ俱楽部」は本8日より通常開館致します。なお、当俱楽部は月曜日と火曜日が定休日です。本年も、どうかよろしくお願い致します。

★年始のご挨拶を兼ね、本日、猿のノベルティを探しにあるメーカーを訪ねました。

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*木造の倉庫の棚に猿のノベルティがありました。↓
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*これは、“Curious George(好奇心の強いジョージ)”というシリーズの製品でした。
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*その他の猿のノベルティです。↓
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*このメーカーは戦前、繊維業を営んでいましたが、戦後になって貿易が再開された昭和22年にノベルティ専門メーカーとして再スタートした会社だそうです。その会社は社内に当時からの趣が色濃く残され、これまで手がけてきた製品の多くを今も残しています。倉庫のたたずまいをご紹介しましょう。
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↑スヌーピー↓
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↑ナポレオンのウィスキーボトル(デキャンター)
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↑ハンプティ・ダンプティ
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↑ビートルズの「イェロー・サブマリン」
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↑歌手さだ・まさしのファン向けに作られたノベルティ
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↑「鉄腕アトム」のノベルティ
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↑「鉄腕アトム」のマグカップ
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↑HOLT HOWARD のノベルティ(クッキージャーでしょうか?)
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↑スポーツのノベルティ
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↑「不思議の国のアリス」のノベルティ
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↑野村元監督のノベルティ
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↑星野元監督とトリスウィスキー。柳原柳平デザインのノベルティ
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↑ビクターのマスコットキャラクター・ニッパー君のノベルティ、今も根強い人気があります。
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*このメーカーは私たちセトノベルティの研究を志す者にとってはきわめて貴重な情報の宝庫です。ここは当会だけに立ち入りが許されているノベルティ研究の聖地の一つとなっています。そして、当会に、もう一社、セトノベルティh研究の聖地の門戸が開かれました。その研究の成果は今春から皆様にお披露目をさせて頂くことができるようになりました。
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1月8日はエルビス・プレスリーの誕生日です。

2016年1月6日
★あさって1月8日はアメリカの伝説的なシンガー、エルビス・プレスリーの誕生日だそうです。
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*当会は偶然にも、その誕生日を前にプレスリーのノベルティに関する貴重な資料を入手しました。

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*↑当会が入手したのは、アメリカから名古屋市にあった商社関係に宛てた封筒入りの資料です。その商社から瀬戸のメーカーに手渡され、メーカーの倉庫に埋もれていた資料で、封筒に入っていたのはプレスリーのノベルティの写真とトビーマグ(toby mug)に関する資料でした。
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*↑上は、プレスリーのノベルティの写真。この製品について、バイヤーからの改善注文がつけられていました。↓
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*「プレスリーは1935年1月8日、ミシシッピ州テュペロの小さな家で生まれた。父ヴァーノン・エルヴィス・プレスリー、母グラディス・ラブ・プレスリーの3人家族であった(プレスリーには双子の兄弟ジェシー・ガーロン・プレスリーがいたが、誕生時に死亡している)。
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*父ヴァーノンが不渡小切手で服役するなど非常に貧しい幼少時代であったが、両親はエルヴィスを大事に育てた。11歳の誕生日にはライフルを欲しがったが、当然母親に却下され、代わりに与えられたのがギターであった。これを機に自宅の地下洗濯部屋で練習し音楽に傾倒していった」、…ウィキペディアはプレスリーをこのように紹介しています。
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*プレスリーのトビーマグ(toby mug)はどんな製品だったのでしょうか?
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*入手した資料に次の写真がありました。↓
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*プレスリーの家族は彼が13歳の時にテネシー州メンフィスへ引っ越しました。この写真↑は、プレスリーがミュージシャンとして最初の成功を手にした後に、プレスリーが買って両親にプレゼントした家での写真とのことです。説明文によれば、この家には3つのベッドルームがあり、この部屋はプレスリー自身のベッドルームです。↓
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*この写真を見て、彼が壁にノベルティ(plaque)を飾っていたことを初めて知りました。
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↑少年時代 のプレスリー
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↓50年代のトビーマグ
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↓60年代のトビーマグ
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↓70年代のプレスリーのトビーマグ
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*当会は他社の作ったプレスリーのノベルティも収集しています。
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*↑かつての山国製陶の本社工場。
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*↑かつてのサンプルルーム。これらの製品も本社工場の解体とともにすべて姿を消しました。
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*瀬戸ノベルティはどうしようもないほどその栄光の軌跡が忘れ去られていくばかりです。セトノベルティは滅びへの道をたどる一方であるのかもしれません。であればなおのこと、こうした資料の収集は大切な意味を持っていると思うのです。
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