アーカイブ :2012年12月 瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

“これこそ、せともの”セトノベルティの魅力を紹介し、その技術継承に努める市民活動団体です。

瀬戸ノベルティ文化保存研究会 We are the Seto Novelty Culture Preservation Society, a citizens’organization in Seto City, Aichi Prefecture 、Japan◆瀬戸ノベルティに“最高の評価”!レース人形の最高峰・TK名古屋人形製陶所製「アン王女」が皇室に献上!★瀬戸から「ノベルティ」と「昭和の青春切符~集団就職の記録~」を『日本遺産』に!◆時を超えて香り立つ魅力・ノベルティこそ“瀬戸の華”!セト・ノベルティこそ「せともの」!【瀬戸ノベルティ倶楽部:The Seto Novelty Club〈office〉、Americans who love SETO NOVELTIES, your mail to us is deeply welcome. address :setonovelty_club@yahoo.jp】 写真などこのブログでの画像の無断使用は固くお断りします!

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灯りのノベルティ  

★当会がこれまで展示した「あかりノベルティ」をご紹介します。
“磁器のあかりのノベルティ”は、全国でも瀬戸だけの「オンリーワンのノベルティ」であり、日本でもたった一つの特異なあかりとして当会が特に注目するノベルティです。まず「マリリン・モンローのあかりノベルティ」です。

モンローフル1-1
モンロー2-1
もンロー3-1
モンロー5-1
*この“磁器のあかりのノベルティ”は、きっと近い将来、多くの人々の目にとまり、“掘り起こされるべき日本の美”として高く評価されるに違いありません。当会が行った展示会からこの美しい“あかりのノベルティ”を写真でご紹介します。
アーケードと張り紙-1
(瀬戸市民の台所・オアシスとなっている末広町商店街)
ピーコック-1
(瀬戸市末広町商店街にある拠点ギャラリー“ピーコック”)
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  (↑手前は宗教人形、奥はあかりのノベルティ)
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   (↑↓あかりのノベルティ)
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*磁器は、磁石<陶石・長石・けい石>と粘土やカオリンを粉砕・調合したものを原料にして1200度から1400度で焼き上げたやきもので、透光性(光を透す特徴)を持っています。「磁器のあかりのノベルティ」は、磁器のこの透光性を利用したあかりのオブジェで、内部に小さな電球を仕込み、内部から磁器の肌を光が透す作用によってシェイプの美しさをきわだたせるもので、形と型の美しさを命とするため彩色を極力抑えて作られています。

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*「磁器のあかりのノベルティ」は、1960年代から80年代にかけて瀬戸で盛んに作られ、名古屋港で船積みされ、パナマ運河経由で主にアメリカに輸出されていました。「磁器のあかりのノベルティ」は、強烈な照明を好まず、影を排除しないような明かりを好むと言われるアメリカ人の趣向にも叶い、アメリカ市民の居住空間を優しく豊かに彩る“陰の脇役アイテム”として人気を呼んだ“メイド・イン瀬戸”の主力アイテムでした。

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*「磁器のあかりのノベルティ」は、1980年代の円高によって輸出が激減したため「あかりのノベルティ」の生産も途絶え、メーカーの倉庫にホコリをかぶったまま長い間埋もれてきました。私たちは、特異な美しさを湛えるこの「磁器のあかりのノベルティ」をメーカーに働きかけて倉庫から精力的に掘りこし、これまでおよそ100点の灯りを甦らせました。私たちは、「磁器のあかりのノベルティ」をレアモノのお宝品として見るかのような皮相的評価ではなく、境目が曖昧で、朧(おぼろ)なあかり(twilght・トワイライト)を好む日本的感性と磁器の透光性とが絶妙に出会った、他に例を見ない“昭和の陰影礼賛”として、その美しさを再発見したいと思っているのです。
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*私たちは、「磁器のあかりのノベルティ」が醸し出す光を“心を癒す光”として、そのやさしさに溢れる美しさに注目したいと思っています。そして、この「磁器のあかりのノベルティ」を“日本的な美”としてアメリカのニューヨークで展示する将来構想も温めています。

ふたりフル-1
ふたりアップ-1
犬フル-1
犬アップ-1

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★“木節粘土という天与の恵み”と“職人の技術力”という人為とが相和して、世界でもほとんど例を見ない「あかりノベルティ」が瀬戸で生産されてきたのです。

↓末広町商店街内「ギャラリー・ピーコック」での展示(昨年暮れ)
あかりフル1-1
モンローコミあかりルーズ背景-1
アールデコフル-1
アールデコタイト-1
アールデコビッグアップ-1
↑↓「あかりのノベルティ」は、“磁器という生地の美しさ”を大切にするため、このように、彩色を一切施さないものが少なくないのです。
あかり聖母子上半身-1
メロン-1
↓また、彩色を施す場合でも、できるだけ色を抑え、磁器という生地の美しさを損なわないように作られています。これは、有田磁器のように「余白を残す」という日本的な美の証ともいえるのです。
あかり・豚-1
ディーンとモンロー-1
↑珍しいジェームズ・ディーンとマリリン・モンローのあかりのノベルティ
サンタとあかり込み1-1
あかり少女と-1

*「あかりの瀬戸ノベルティ」は、まさに、磁石を擂り潰して投光性のよい原料を作り、それを粘性と成型性(可塑性)とにすぐれた瀬戸の粘土とほどよく混ぜ合わせ、それを原型から作った石膏の鋳込み型に流し込(鋳込)んで作るものです。かつて瀬戸でたくさん作られ、アメリカなどに輸出されて好評を博したという「あかりの瀬戸ノベルティ」。それは、リビングや寝室などに飾られ、ひかりを灯されて一日の疲れを癒し、心を慰めてきたもので、瀬戸ノベルティの中でも特異な製品となってきたのです。
ノベルティの地元・瀬戸市では、窯業界も行政機関もほとんど関心を示さず、産業的にも文化的にも真剣に研究しているようなところは当会以外に一切ありません。当会は「あかりのノベルティ」の本場・瀬戸市に住みながら、今“幻中の幻”となっている「あかりのノベルティ」が全く看過されていることをいたく残念に思ってきました。

*「あかりのノベルティ」に求められる絶対的必要条件は、生地(きじ)に求められる絶対的必要条件であり、それは、生地のしなやかな強さと高い透光性の二つです。
(1生地のしなやかな強さ)それは、瀬戸には、日本は勿論のこと、世界でも有数と言われる優れた粘土である「木節粘土」が豊かに恵まれており、その「木節粘土」が他の地では見られないしなやかな強さを有していること。
(2生地の高い透光性)生地に高い透光性を求めようとすればガラス質を高める必要があるが、ガラス質を高めれば、いわゆる“生地のヘタリ”が進む。つまり、窯で焼いているうちに、製品がなよなよと垂直方向に崩れてしまうという傾向がある。だから、透光性を高めるためにガラス質成分を加える際、“生地のヘタリ”を防ぐための必要原料を同時に加えるという工夫が必要であり、その工夫を瀬戸では懸命に模索し、実現してきたというのです。当会は、具体的な原料をどのくらい加えるかということについてはまだ把握していないが、その“職人力”というものが瀬戸には息づいてきたということなのです。つまり、“木節粘土という天与の恵み”と“職人の技術力”という人為とが相和して、この世界でもほとんど例を見ないと言える「瀬戸のあかりノベルティ」が瀬戸で生産されてきたということになるのです。そのような点から、「あかりのノベルティ」は、今や「レア物」となっている瀬戸ノベルティの中でも、とりわけ「超レア物」とさえ言うべき瀬戸ノベルティの逸品中の逸品であり、最も磁器の美しさを示すのがこの“あかりのノベルティ”と言えるのです。
*「透過光という陰影礼賛」を愛し続け、癒しを求めている現代の私たち日本人にとって、この「瀬戸のあかりのノベルティ」は、今製造されれば大変喜ばれる製品になるに違いないと思うのです。そして、この「瀬戸のあかりのノベルティ」は、「瀬戸の得意中の得意技」と言い切ることができるのです。しかし、今の瀬戸のメーカーにこの「あかりのノベルティ」に注目する企業はほとんど皆無のようであり、また、こうしたすぐれた「あかりのノベルティ」を製造する力は、もはや瀬戸にはほとんど残されていないということがとても悲しいのです。

*このあかりのノベルティの美と魅力に注目しているのは当会だけです。実は、アメリカにあるジャパンソサエティのさる関係者から、ニューヨークでの展示会をしてくださいと、慫慂されているほどなのです。いまや、瀬戸ノベルティそれ自体がレアモノとなりつつあり、好事家や骨董商の間では、瀬戸ノベルティが“お宝”になりつつあるような感が深まる中、このあかりのノベルティを「世界に誇りえる日本の美のひとつ」と見なすことは、当会の高い誇りと自負するところです。

あかり飾り窓タイト2-1
あかりと心臓-1
あかり飾り窓タイト4-1
手と祈り人形-1

*あかりのノベルティは、瀬戸ノベルティの中でもとりわけ、瀬戸のやきものの技術の高さを象徴する「ノベルティ中のノベルティ」です。しかし、このあかりのノベルティの美と魅力に注目しているのは当会だけなのです。
もともと磁器は光を通す透光性を持っています。しかし、このような「あかりのノベルティ」が瀬戸ノベルティの中で特異な存在感を成立させてきたのには、この瀬戸でこそ「あかりのノベルティ」に求められる絶対的必要条件を満たすことができたからなのです。

★“木節粘土という天与の恵み”と“職人の技術力”という人為とが相和して、世界でもほとんど例を見ない「あかりノベルティ」が瀬戸で生産されてきた。
*「あかりのノベルティ」に求められる絶対的必要条件は、生地(きじ)に求められる絶対的必要条件であり、それは、生地のしなやかな強さと高い透光性の二つです。
(1生地のしなやかな強さ)それは、瀬戸には、日本は勿論のこと、世界でも有数と言われる優れた粘土である「木節粘土」が豊かに恵まれており、その「木節粘土」が他の地では見られないしなやかな強さを有していること。
(2生地の高い透光性)生地に高い透光性を求めようとすればガラス質を高める必要があるが、ガラス質を高めれば、いわゆる“生地のヘタリ”が進む。つまり、窯で焼いているうちに、製品がなよなよと垂直方向に崩れてしまうという傾向がある。だから、透光性を高めるためにガラス質成分を加える際、“生地のヘタリ”を防ぐための必要原料を同時に加えるという工夫が必要であり、その工夫を瀬戸では懸命に模索し、実現してきたというのです。当会は、具体的な原料をどのくらい加えるかということについてはまだ把握していないが、その“職人力”というものが瀬戸には息づいてきたということなのです。つまり、“木節粘土という天与の恵み”と“職人の技術力”という人為とが相和して、この世界でもほとんど例を見ないと言える「瀬戸のあかりノベルティ」が瀬戸で生産されてきたということになるのです。そのような点から、「あかりのノベルティ」は、今や「レア物」となっている瀬戸ノベルティの中でも、とりわけ「超レア物」とさえ言うべき瀬戸ノベルティの逸品中の逸品であり、最も磁器の美しさを示すのがこの“あかりのノベルティ”と言えるのです。
「透過光という陰影礼賛」を愛し続け、癒しを求めている現代の私たち日本人にとって、この「瀬戸のあかりのノベルティ」は、今製造されれば大変喜ばれる製品になるに違いないと思うのです。そして、この「瀬戸のあかりのノベルティ」は、「瀬戸の得意中の得意技」と言い切ることができるのです。しかし、今の瀬戸のメーカーにこの「あかりのノベルティ」に注目する企業はほとんど皆無のようであり、また、こうしたすぐれた「あかりのノベルティ」を製造する力は、もはや瀬戸にはほとんど残されていないということが実に悲しいのです。
*実は、アメリカにあるジャパンソサエティのさる関係者から、ニューヨークでの展示会をしてくださいと、慫慂されているほどなのです。いまや、瀬戸ノベルティそれ自体がレアモノとなりつつあり、好事家や骨董商の間では、瀬戸ノベルティが“お宝”になりつつあるような感が深まる中、このあかりのノベルティを「世界に誇りえる日本の美のひとつ」と見なすことは、当会の高い誇りと自負するところです。
*これほどたくさんのあかりのノベルティを保存するのは、全国でも当会しかありません。

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