アーカイブ :2011年09月 瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

“これこそ、せともの”セトノベルティの魅力を紹介し、その技術継承に努める市民活動団体です。

瀬戸ノベルティ文化保存研究会 We are the Seto Novelty Culture Preservation Society, a citizens’organization in Seto City, Aichi Prefecture 、Japan◆瀬戸ノベルティに“最高の評価”!レース人形の最高峰・TK名古屋人形製陶所製「アン王女」が皇室に献上!★瀬戸から「ノベルティ」と「昭和の青春切符~集団就職の記録~」を『日本遺産』に!◆時を超えて香り立つ魅力・ノベルティこそ“瀬戸の華”!セト・ノベルティこそ「せともの」!【瀬戸ノベルティ倶楽部:The Seto Novelty Club〈office〉、Americans who love SETO NOVELTIES, your mail to us is deeply welcome. address :setonovelty_club@yahoo.jp】 写真などこのブログでの画像の無断使用は固くお断りします!

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会津本郷・東北の陶都は瀬戸の血を分けた町

★瀬戸市の血を分けて東北最古の陶都となった窯場・会津本郷を訪問してきました。2011年9月。

*せとものまつりの余韻も覚めやらない2011年9月12日、夜行バスに乗り、東京経由で、「瀬戸市の血]を分けて生まれた東北最古の陶都・会津本郷(現/福島県会津美里町)を訪問してきました。その訪問記です。
稲穂に囲まれた会津本郷の町-1
(陶都・会津本郷の町の遠景。瀬戸市の「兄弟の町」「姉妹の町」と呼びたいこの町は、黄金色の稲穂に包まれる季節の中にありました。)
会津本郷駅-1
(朝早く降り立った小さく可愛らしい、JR只見線の会津本郷駅は無人駅でした。)
駅舎鉄路ごし正面-1
会津磐梯山-1
(駅からは、会津の名峰・磐梯山が間近に見えます。)
駅舎タイト-1
駅の支柱-1
(駅の支柱には会津本郷焼の陶磁片が美しく嵌め込まれていました。)
支柱片アップ-1
町の看板-1
煙突のある風景-1

瀬戸町通りフル-1
(会津本郷の町のメインストリート)
瀬戸町交通看板-1
瀬戸町アップ-1
(「瀬戸町」という町名が息づいていました。二度目の訪問でしたが、この時もいたく感動しました。)
水路縦-1
(町の中には阿賀川から引かれているという小さな水路が至るところに流れていました。)
川面-1
猫水路-1
(昔は、この水を利用して磁石を粉にする水車<ミル>が動いていたそうです。)
水車フル-1
水車アプ-1
白生地フル-1
(川沿いには窯工房があり、磁器の石膏型が並べられていました。)
白生地・柳-1
白生地セミタイト-1
(会津本郷は、瀬戸市と同じ陶器と磁器の町なのです。)
資料館フル-1
(窯屋が散在する町の中心部には本郷インフォーメーションがあり、その2階に会津本郷焼資料展示室があります)
資料館内磁器-1
資料館・せと-1
資料館・磁器開発-1
資料館・大正年間-1
資料館・縄しばり-1

★会津本郷焼にもある「陶祖」と「磁祖」。

陶祖廟-1
(↑町中の常勝寺にある「陶祖廟」。ここに会津本郷焼の「陶祖」と「磁祖」が祀られています。)
津祖磁祖-1
(「陶祖廟」に祀られている会津本郷焼の陶祖と磁祖です。瀬戸から陶器の製造法を伝え、1647年にこの地で陶器を焼き始めたという会津本郷焼の「陶祖」・水野源左衛門。「瀬戸の磁祖・民吉」と同じように、有田から磁器の製造法を伝え、1800年に磁器を始めたという会津本郷焼の「磁祖」・佐藤伊兵衛。会津本郷でも、瀬戸と同じようにこの磁祖を“会津本郷焼中興の祖”と呼んでいます。)

★「せと市」は、「せとし」のせとものまつりのような、会津本郷の「せといち」。

広報・会津本郷1表紙-1
(↑これを当会の「瀬戸ノベルティ倶楽部」で皆さんに見てもらうと、一様に“せとし”と読みます。“せとし”ではなく『せといち』と読むのです。実はこれ、会津本郷のある現会津美里町の広報誌で、その9月号の表紙を飾るのがこの写真。会津本郷では毎年8月、せと市(せといち)が開かれているのです。)
広報・会津本郷2-1
広報・会津本郷3-1
会津本郷パンフレット中身-1
(↑会津美里町観光協会が出している「本郷エリアまちあるきmap」。
宗像窯当主-1
(「宗像窯」(むなかたがま)。「宗像窯」は享保4年創業。本郷焼伝統の技法である飴釉を活かした本郷焼を代表する老舗の窯家。瀬戸の本業窯と同じように大きな登り窯を持っています。日本のいわゆる“民芸運動”に連なる窯屋です。)
にしん鉢-1
(6代目当主の時、ブリュッセル万国博覧会でグランプリを受賞した「鰊蜂(にしんばち)」。「宗像窯」は、この名品・ニシン鉢で広く知られている名窯なのです。)
にしん鉢解説-1

9月14日、「宗像窯」8代目当主の宗像利浩さんに面会しました。突然の訪問にもかかわら歓迎して下さいました。
宗像さんは、次のように語られました。
「会津本郷では陶器の景気は相変わらずですが、東北大震災からの復興景気で磁器の碍子(がいし・絶縁体)関連業種が好景気です。…ところで、瀬戸は「何でも作ることができる窯場」として全国に知られていますが、今は、瀬戸にはこれぞという“ヘソ”が欲しいと思います。お互いに不況に苦しんでいますので、同じ縁で結ばれている両町が交流するというのは大歓迎です。啓発しあい、互いのよさを学びあう。それはとても意義深いことではないでしょうか」。

宗像利浩さんは会津本郷焼事業組合の理事長であり、商工会の会長でもあるとのことです。そうした要職にある「宗像窯」8代目当主宗像さんの言葉に力を得ました。当会は、当市と会津本郷との陶都間交流を市民レベルで模索し、やがて、業界にも提案していくつもりです。会津本郷との陶都間交流は、外国4市との巨費のかかる友好姉妹都市とは違って、瀬戸市が重視する“費用対効果”という点でも目に見える検証が可能です。何の縁(えにし)もない外国の町との交流よりも、“血を分けた”会津本郷との交流の意義を当会はこれからもっと掘り下げていきたいと考えています。

会津本郷古い写真-1
会津本郷製品1-1
(↑↓会津本郷の小さな店で見つけたノベルティ。瀬戸で作られたもののようでした。この製品は、当会の「瀬戸ノベルティ倶楽部」に展示しています。)
会津本郷製品2-1

仙台四郎-1
(↑この店で見つけた「仙台四郎」のノベルティ。障害をかかえ、いつも笑顔の仙台四郎。その四郎さんを差別せず、やさしくしてくれた店がいつも繁盛したという言い伝えから商家に繁盛をもたらす守り神となったと言われる「仙台四郎」。このノベルティがいつどこで作られたかはわかりませんでしたが、この店のおばさんは、見知らぬ客を手作りの漬物でもてなしてくれました。その懐かしい会津言葉と漬物のおいしさが心に沁みる旅でした。)

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