瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

“これこそ、せともの”セトノベルティの魅力を紹介し、その技術継承に努める市民活動団体です。

瀬戸ノベルティ文化保存研究会 We are the Seto Novelty Culture Preservation Society, a citizens’organization in Seto City, Aichi Prefecture 、Japan◆瀬戸ノベルティに“最高の評価”!レース人形の最高峰・TK名古屋人形製陶所製「アン王女」が皇室に献上!★瀬戸から「ノベルティ」と「昭和の青春切符~集団就職の記録~」を『日本遺産』に!◆時を超えて香り立つ魅力・ノベルティこそ“瀬戸の華”!セト・ノベルティこそ「せともの」!【瀬戸ノベルティ倶楽部:The Seto Novelty Club〈office〉、Americans who love SETO NOVELTIES, your mail to us is deeply welcome. address :setonovelty_club@yahoo.jp】 写真などこのブログでの画像の無断使用は固くお断りします!

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“レースドール製作体験講座”、今日開催!

4月29日(土曜日)
☆当会は今日29日、当会の活動拠点「瀬戸ノベルティ俱楽部」で“レースドール製作体験講座(ワークショップ)”を開いています。今日は13人がレース人形作りを楽しんでいます。参加者はすでに定員に達しており、好評であれば今後も開催の予定です。今日の製作体験の様子を速報します。


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*↑今日、作っているレース人形です。
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*↑会場の「瀬戸ノベルティ俱楽部」。
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*↑午前10時半、「瀬戸ノベルティ俱楽部」で。

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*↑今日は左側のようなものを作ります。時間をおいて窯で2回焼き、右のような完成品になってそれぞれの手元に渡ります。

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*講師が生生地(グリーンウェア)を用意してくれ、それを基に、バリ取り、髪の毛の絵付け、目描き(講師が手を入れてくれることもあります)で午前中の作業は終わりました。
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*↑男性も一人参加しています。
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*↑プロの絵付け職人さんも絵付けを手伝ってくれます。
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*午後からレース付けの作業へと進みます。

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*↑完成品高さ16センチ。今日作るのはおよそ18 ㎝。焼成で収縮します。↓
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*↑午後、レース人形の製作作業が進んでいます。ドレス本体の部分へのレースの取り付けがほほ終わり、参加者は今、手の取り付けと格闘しています。両手の付け具合が人形の心の表情を左右するからです。
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明日29日、レースドールを楽しむ体験会を開催!

4月28日
☆当会は明日29日(土曜日)、当会の活動拠点「瀬戸ノベルティ俱楽部」で“レースドールを作って楽しむワークショップ”を開きます。参加者はすでに定員に達しており、好評であれば今後も開催予定です。その準備が進んでいます。今回作る予定のレースドールは次のような作品です。

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*次が土台となる生生地(なまきじ・グリーンウェア)です。↓
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*この生地に手↓と泥漿(でいしょう)を染み込ませたレース布↓を取り付けます。
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*次の画像の左が焼成前、右が焼成後です。この作品の場合、焼成によって約13パーセントほど収縮します。
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*銘々が作った作品は後に焼成し、完成品をそれぞれお持ち帰り頂くのです。

4月28日
☆当会の友好団体「せと狛犬プロジェクト」が7月、華の都・パリで開催される日本文化の祭典「ジャパン・エキスポ」に参加します。そのニュースが今日の中日新聞に掲載されました。

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*「ジャパンエキスポ」は日本文化に憧れを抱くフランス人が設立したイベント会社が運営するヨーロッパ最大の「日本文化とエンターテイメント」の祭典(外務省や経産省の後援も)。漫画からゲーム、伝統文化からポップカルチャーまで“クールジャパン”として近年とみに人気が高まる日本文化の多様な魅力をフランスの人たちに丸ごと満喫してもらいたいと、パリを主会場として開催されています。2000年に始まり、昨年の集客は24万人。今回が18回目で、今年7月6日~9日に開催されます。
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*「ジャパンエキスポ」には日本の伝統文化や各地の産物を紹介する出展ブースが設けられ、「せと狛犬プロジェクト」から神尾代表ら10人が参加します。「ジャパンエキスポ」では特に“コスプレ”人気がきわめて高く、会場には1万5千人収容の大舞台が設けられ、「せとくん」が着ぐるみでサックスを演奏、それに合わせて「こまちゃん」などが華麗な踊りを披露します。
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(↑出展製品を製作中の神尾周治さん)
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*出展ブースでは、特に瀬戸のノベルティ生産で盛んに用いられた「ハクウン(白雲)」という軽くて発色鮮やかな粘土生地で作った芸妓人形や県瀬戸窯業技術センターで開発された蓄光粘土による金魚やブローチの展示販売も行い、日本を代表するやきものの町・瀬戸をPRします。
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(↑出展予定の製品)

*神尾さんは瀬戸ノベルティの一ジャンルである土産物(スーベニア)メーカーの経営者です。当会が製作したオリジナルキャラクター『はち丸』↓を作ってくれた人です。
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(当会が製作した徳川宗春像〈左〉・はち丸〈右〉)
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(↑当会が製作したオリジナルノベルティのはち丸↓)
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(↑はち丸を製作中のノベルティ)
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(↑はち丸の石膏型)

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*「瀬戸市はまだまだ瀬戸のやきものの魅力を発信していないように僕には思われてなりません。特に瀬戸のオンリーワンであるノベルティがそうです。それはとても勿体ないことじゃないですか…」。ノベルティのような、瀬戸ならではの本当のやきものが顧みられてこなかったことを神尾さんは深く嘆き、自分なりに瀬戸の魅力をオリジナルのご当地キャラを通して活動を続けてきました。かけがえのない瀬戸の魅力を充分に発信しないまま瀬戸窯業が衰退の一途をたどっていくのは忍びない…。そんな無念の思いが神尾さんに今回のパリ行きを決意させたように当会には思われます。

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“レースドールを作って楽しむワークショップ”を29日(土曜日)に開催。

4月26日
☆当会は今週の29日(土曜日)、当会の活動拠点「瀬戸ノベルティ俱楽部」で“レースドールを作って楽しむワークショップ”を開きます。この間の経緯とワークショップを開催する理由は以下のとおりです。

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*中国で創始された“磁器”。そして、磁器生産は中国に遅れて日本の有田で開花しました。そうしたアジアの磁器に強く憧れたのがヨーロッパ諸国で、ヨーロッパで初めて磁器が創出されたのが18世紀初めのドイツ・マイセンでした。特に磁器で作られた人形(ポーセリンフィギュリン)の人気は高く、宮廷貴族の需要に応えるため18世紀後半、レースドール(人形)がドイツのザクセンやチューリンゲン地方で生み出されたと言われています。レースドールは新世界・アメリカにも伝えられ、やがて第二次世界大戦後、趣味や生き甲斐を追求するアメリカ女性の工夫と情熱によってレースドールは発祥の地ドイツをしのぐほどの精緻な作品が作られていきました。レースドールは手工芸品の極致と言える“やきものの華”となったのです。
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(↑テーケー名古屋人形製陶所製のレースドール)
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*瀬戸市の窯業関係者がレースドールと出会ったのは戦後まもなくのことだそうです。
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(↑テーケー名古屋人形製陶所)
*「テーケー名古屋人形製陶所」の加藤星鏡さん(現会長)は昭和25、6年頃、アメリカ・シカゴの見本市を訪れました。星鏡さんはその時、展示会場に一体のレースドールが展示されているのを見ました。瀬戸市の窯業関係者が初めてレースドールというものと出会った瞬間でした。
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(↑「テーケー名古屋人形製陶所」の加藤星鏡会長)
*加藤さんは初めてそれを目にした時、「これがレースドールというものか…。レースドールはきっと日本でも人気になるにちがいない」と思ったそうです。当時、加藤さんの会社は布レースを扱う会社とも知り合いで、その会社から布レースを納入してもらい、瀬戸窯業界として初めて「布レースに泥状の粘土を染み込ませて作るレースドール」を生み出すことに成功したのです。
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(↑「テーケー製陶所」製のレース人形:石原陶器貿易から当会への寄贈品↓)
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石原陶器貿易寄贈2016年3月 (5)sa

*瀬戸には「後藤松吉商店」(後の「ゴトー」)というノベルティメーカーがあり、ちょうど同じ頃、同メーカーは「和紙に泥状の粘土を染み込ませて作るレースドール」を生み出していました。また、もう一社のノベルティメーカーでも和紙を用いたレースドールを生み出していました。
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(↑和紙を用いたと思われるレースドール:石原陶器貿易から当会への寄贈品↓)
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*↑和紙を用いたレースドールは“板レース”とも呼ばれるそうです。↓
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*「テーケー製陶所」(現テーケー名古屋人形製陶所)は布レースを用いた美しいレースドールの生産を次々と成功させていきました。(以下はレースドールの名品『アン王女』製作工程の一シーン↓:当会撮影)
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(↑焼成窯から出されたばかりの名品『アン王女』)

*そして、「後藤松吉商店」も、またもう一社のノベルティメーカーも和紙から布レースを用いてのレースドール生産へと転換していきました。
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*世界的にみれば、レースドールは発祥地・ドイツの他、ナチスドイツの迫害からのがれて渡ったアイルランドにも“アイリッシュドレスデン”として根づきました。そして、日本では瀬戸市が唯一のレースドール生産地となってきたのです。
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(↑レースドールの最高峰とされるテーケー名古屋人形製陶所製「アン王女」:映画『ローマの休日』のヒロイン↓)
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*しかし、円高などの影響で、ノベルティメーカーが次々と消えていくにつれ、今では瀬戸ではレースドールを作るノベルティメーカーは「テーケー名古屋人形製陶所」ただ一社となってしまいました。

*「テーケー製陶所」現社長の加藤徳睦さんによれば、1970年代、瀬戸にはレースドールメーカーが数社あったそうです。また、その頃、アメリカから日本の愛好家の間に本格的なレースドール製法が伝えられました。
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*瀬戸市には2014年まで、ノベルティメーカーに併設したレースドール教室がありました。しかし、そのメーカーの廃業に伴ってレースドール教室もなくなってしまいました。以来、レースドールを作ってみたい、どこかレースドール教室を教えて欲しいという問合せが当会にたびたび寄せられるようになりました。そこで、当会は、当会会員で、東京在住のレースドール作家と相談し、当会の活動拠点「瀬戸ノベルティ俱楽部」でレースドールのワークショップを4月29日(土)に開くことにしたのです。

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(↑瀬戸ノベルティ俱楽部)
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*↑29日は、瀬戸ノベルティ俱楽部の中、こんなリラックスした雰囲気でレースドールを楽しみます。会費制ですが、すでに定員に達しており、もう参加できません。好評であれば今後も折に触れ、「テーケー名古屋人形製陶所」の協力も頂いて開催していきたいと考えています。

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(↑今回のワークショップで講師をお願いするレースドール作家の作品)


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『ドン・キホーテ』のノベルティ

4月25日
☆『ドン・キホーテ』のノベルティをご紹介します。 

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*↑これは本の形をした『ドン・キホーテ』のノベルティで、「丸利商会」から当会が入手したノベルティです。
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*これは1985年、円が急騰する「プラザ合意」が行われた年の製品でした。↓
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*“Offering Southport Limited Cervantes "Don Quixote". A limited edition of 7,500 of which this is no  GARE Inc. U.S.A. 1985 Designed and Sculptured by Garry Sharpe. ”と底に書かれています。7500点限定で作られ、サウスポートという商社が買い付け、GARE Inc.という会社の製品としてアメリカで販売されました。この製品はGarry Sharpeという人がデザインと原型を手がけていたことがわかります。匿名性が特徴だった瀬戸のノベルティのありようとは大きく異なります。
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*当会はテーケー製陶所からも『ドン・キホーテ』のノベルティを入手しています。↓
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*当会はこの製品の意匠認証申請書も入手しています。
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*テーケー製陶所の『ドン・キホーテ』のノベルティには、この製品の他にもう一種類の製品がありました。↓
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せと狛犬プロジェクト、華の都パリへ!

4月24日
☆瀬戸市の市民活動団体「せと狛犬プロジェクト実行委員会」(神尾周治代表)が今年7月、やきものの街・瀬戸をPRするためフランス・パリに行くことになりました。

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(↑左:こまちゃん、右:せとくん、愛フェスタで、2016年撮影)

*「ジャパンエキスポ」は日本文化に憧れを抱くフランス人が設立したイベント会社が運営するヨーロッパ最大の「日本文化とエンターテイメント」の祭典(外務省や経産省の後援あり)。漫画からゲーム、伝統文化からポップカルチャーまで“クールジャパン”として近年とみに人気が高まる日本文化の多様な魅力をフランスの人たちに丸ごと満喫してもらいたいと、パリを主会場として開催されています。2000年に始まり、昨年の集客は24万人。今回が18回目で、今年7月6日~9日に開催されます。
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*今、パリへ発送する展示販売品の製作が追い込みの最中です。「ジャパンエキスポ」には日本の伝統文化や各地の産物を紹介する出展ブースが設けられ、「せと狛犬プロジェクト」から神尾代表ら10人が参加します。
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*この出展ブースでは、特に瀬戸のノベルティ生産で盛んに用いられた「ハクウン(白雲)」という軽くて発色鮮やかな粘土生地で作った芸妓人形や県瀬戸窯業技術センターで開発された蓄光粘土による金魚やブローチの展示販売も行い、日本を代表するやきものの町・瀬戸をPRする予定です。
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(↑「ハクウン(白雲)」生地の芸妓のノベルティ↓)
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(↑水に浮くほど軽い「ハクウン」生地の金魚↓)
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* 「ジャパンエキスポ」では特に“コスプレ”人気がきわめて高く、会場には1万5千人収容の大舞台が設けられ、「せとくん」が着ぐるみでサックスを演奏、それに合わせて「こまちゃん」などが華麗な踊りを披露する予定です。
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(↑自慢のサックスを吹くせとくん)
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(↑左から:神尾周治さん、中:こまちゃん、右:せとくん)

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澤宮優著『集団就職~高度経済成長を支えた金の卵たち~』が発刊!

4月23日
☆待望久しい集団就職についての本が出版されました。澤宮優著『集団就職~高度経済成長を支えた金の卵たち~』、福岡市の弦書房からこのほど刊行された本で、今日、著者の澤宮さんから当会に新著が寄贈されました。 

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*出版社の弦書房では、「集団就職と言えば東北や北海道から東京への集団就職ばかりが語られ、九州や沖縄からの集団就職がほとんど語られないのは如何にも残念」と、ノンフィクションライターの澤宮優さんに執筆の仕事が舞い込んだのだそうです。 
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*澤宮さんは瀬戸の町への集団就職についても取材を重ねられ、書いてくれました。↓
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*澤宮さんは、瀬戸市の最大の洋食器メーカーであった宮崎製陶への集団就職を具体的に取材されています。宮崎製陶の場合、同社へ集団就職した女性たちで作る「宮崎製陶OG会」があり、そのメンバーへ取材されたようです。↓
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(↑宮崎製陶で働く女性たち:当会収集写真)
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*↑2005年の「愛知万博」の折、瀬戸の元工場跡を再訪した宮崎製陶OG会のメンバー。当時、この小路を挟んで両側に立ち並んでいた工場はすべてが解体され、高層マンションや建売住宅に一変していました。(2005年当会撮影)
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*↑2005年当時、彼女らの後方にまだ残されていた寮はその後すべてが取り壊され、建売住宅に変わり、今はもうありません。まさに往時茫々です。宮崎製陶の集団就職を詳細に調査していた当会提供の資料や情報が澤宮さんのこの本の出版に役立ったようです。
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*↑瀬戸への集団就職などの項では当会中村が独自に掘り起こした瀬戸ノベルティの会社への写真も6枚掲載されました。↓
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*この書の第七章「いま、働くことの意味を問う」で当会・中村の所感も紹介して頂きました。
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「集団就職された方が働き蜂の世代だと揶揄されたとしても、彼ら、彼女たちの存在がなければ戦後復興はなかったと思います。なぜこれほどの大きな働きが記録されていないのだろうと思いました。如何にすごい勢いで働いていたか、取材すればするほど知りました。集団就職というものをきちんと評価していないんですね」。(P228~229 )
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「端的にいえば、無名の群像とされてきたけど、名前も人生もある一人なんです。それを無名の群像として集約して忘れちゃう。勿体ないことであり、罪なことです。いろんな人たちの集積が今の日本という国で、その町の構成員になっているんです。この方たちがどういう仕事をしてどんな思いで住んでいるのか記録を残すことが大事なことだと思うんです」。(P229~230)

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*当会は、瀬戸市がこの「集団就職」を学術的に、また社会学的に調査研究し、この「集団就職体験」を地域的な個性豊かで活力ある町づくりに活かすような仕掛けとして瀬戸市が文化庁所管の「日本遺産の認定都市」に名乗りを上げて欲しいと次のように強く瀬戸市長に提言しています。
「私たちの研究により、瀬戸のノベルティが日本最大級の輸出やきものであることがわかってきました。多様な文化や宗教、人生観に満ちた世界の80もの国々に送り出されたノベルティほど、異文化理解や多文化共生に大きな役割を果たしてきたやきものは他にありません。そうした途方もない世界性を持つ製品を生み出す力となった集団就職という大仕事の中に地域を再生させる活力や魅力が埋もれていないはずはありません。その観点から私は、地域の活性化や賑わいの創出を目的とする文化庁所管の国家的事業『日本遺産』に熱く注目しています。“戦後日本の一大叙事詩”とも呼ぶべき集団就職をどのように今に活かし、後世へ伝えていったらよいのか。その一つの方途として集団就職を文化庁の所管になる『日本遺産』に認定登録してもらい、集団就職を再評価してもらえるうような広域的な取り組みが関係自治体から育まれることを私は期待しています。九州から最初の集団就職専用列車が走って60余年。青春を打ち込んで異郷の地で全力で生きぬいきた若者たちの集団就職を“誇りある群像”として再発見し、再評価することの中に私たちは地域おこしの新たな活力と叡智を見出せるのではないか、と思うのです」。

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(↑澤宮優著『集団就職~高度経済成長を支えた金の卵たち~』より↓)
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*↑瀬戸市・尾張旭市・瀬戸雇用推進協議会が共同で編集した集団就職者雇用のためのパンフレット『愛知県就職案内・瀬戸』。
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*↑このパンフレットに掲載されていた集団就職の若者たちの憩いのひととき。(瀬戸市に隣接する憩いの場・森林公園で)
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*↑当会が鹿児島県に住む元集団就職者から収集した写真(同じ森林公園で)。
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(↑瀬戸市への集団就職を報じた当時の地元新聞記事)
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(↑瀬戸市と瀬戸の窯業関係団体などによる新卒者の歓迎会)
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(↑澤宮優著『集団就職~高度経済成長を支えた金の卵たち~』より↓)
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*現代の日本は外国から“クールジャパン”として文化的に熱く注目され、また、日本社会の様々な局面が夥しい数の外国人やその労働力によって支えられている一方で、高度経済成長期の日本を彩る特異な社会現象であった「集団就職」は日本人社会の底層深く埋没されたまま看過されてきました。「集団就職」というこのリアルな戦後史の一大事が日本の中でまるで今なお“まつろわぬ人々の群れ”でもあるかのように忘れ去られてきたことは、考えてみれば実に異様で異常なことのように思えてなりません。当会は澤宮優さんのこの新著がそうした「罪深い偏見と無関心」を熔解してくれる契機の一冊として高く評価されるべきである、と受けとめています。

※澤宮優著『集団就職~高度経済成長を支えた金の卵たち~』の出版社は弦書房、
〒810-0041 福岡市中央区大名2-2-43-301 <定価2000円+税>
☎092-726-9885  ファクス092-726-9886 
※最寄りの書店からも、また直接弦書房へも注文できます。



☆水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』に登場するキャラクターをモチーフとした珍しいやきもの製のノベルティをご紹介します。
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*これらは“鬼太郎”のふるさと・島根県の業者から発注され瀬戸市で作られてきた製品で、瀬戸市では売られていません。

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*↑この製品は日本酒を入れる瓶で、瀬戸の次のメーカーで生地が作られていました。↓
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*このメーカーは昨年秋に工場のすべてが解体され、今は更地となって買い手を探しています。↓
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工場の解体が迫る老舗オーナメントメーカーA社の製品

4月22日
☆創業200年を前に瀬戸市を代表するオーナメントメーカーA社の解体が5月始まります。このほど当会がA社から収集した製品は瀬戸を代表するオーナメントと言える品々で、当会は来年、このA社からの収集品を中心に『瀬戸のオーナメント展』を開催したいと考えています。当会の収集品の中からさらにご紹介します。 

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*↑直径およそ34㎝、高さ11㎝ほどの盛り付けプレート皿です。
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*↑宮廷貴族の恋する男女を数多く描いたフランス・ロココ期の画家・フラゴナール(FRAGONARD)の原画イメージに基づくとされる絵画を嵌めこんだ皿です。
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(↑フラゴナールの絵画作品)
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*↑この製品がどんなモチーフのものなのか分かりません。高さ17cm、経およそ13㎝。↓
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*↑ちょっとしたクッキーとか小物などを置く台なのでしょうか…。実によくできた美しいフォルムです。
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*しかも、白磁の美しさを際立てているのは金一色のみを用いたシンプルな絵付けです。
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*↑金彩のバラ、金彩の取っ手付き、サディック・アンドレアの磁器製のバスケット。貝殻状の上縁部に金彩が施されています。↓
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*底には“ANDREA”のシールが貼られ、G-1043の文字とYの文字が焼き付けられていますが、Yの文字が何を意味するのかはわかりません。
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*↑瀬戸のノベルティは世界各地へ土産物として輸出されていました。ここにご紹介する灯台を描いたマグカップもそうした土産物の一つでした。
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*↑例えばこの灯台のマグカップ。↓
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*↑製品の底に“Cape Flattery(フラッタリー岬) ”と焼きつけられています。「フラッタリー岬」にある灯台はアメリカ・ワシントン州のグレイズ・ハーバー湾の入口にあるTatoosh Island(タトゥーシュ島)という島に作られている灯台。Tatooshというのはこのあたりの“Makah Indian Tribe(先住民マカー族)”というネイティブアメリカンのリーダーの名前だそうで、フラタリー灯台は1854年に作られた歴史的な灯台なのだそうです。↓
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*このマグは“Minots Light ”という灯台です。↓
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*アメリカ・マサチューセッツ州のボストン湾の東南の入口にあるMinots(マイノット)岩礁に作られた“海上灯台”です。
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ああああew

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*↑これは「インセンスバーナー(お香入れ)」でしょうか?↓
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*工場内の整理処分が進んでいます。
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*オーナメントの名品を焼いてきた焼成窯も間もなく撤去解体されます。








                





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老舗オーナメントメーカーの工場解体、迫る…

4月20日
☆来年、創業から200年を前に瀬戸市の老舗オーナメントメーカーA社の工場の解体が目前に迫っています。 

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*A社の工場の中にある板の間↑は最盛期、絵付け場でした。この会社に長く勤めてきた職人のKさんが昭和30年代にこの場所を撮影した写真があります。↓
加藤成良氏撮影提供d
*↑セーラー服や学生服を着た男女は九州から集団就職してきた若者です。入社して間もない頃、まだ仕事着がなく、中学時代に着ていた制服のまま仕事の見習いをしている時だそうです。
若さ溢れるひとときds

*当会は来年、このオーナメントメーカーA社とその製品を紹介する企画展を開くつもりです。そこで、工場の解体を前に当会は同社の製品200点あまりを入手しました。当会は、同社が製造していた製品の中から白生地も入手しました。白生地は絵付けを施す前の段階のものですが、その見事さは同社の製品のレベルの高さを物語るものです。↓
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*↑高さ23センチほどの大きな製品です。男の子のような人魚が貝殻状の器を体で支えているといった感じの製品です。
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*↑高さ28㎝の大きなオーナメントです。飾り皿か、何か籠盛りのような製品のようです。↓
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*この白生地に絵付けが施された製品も残されていました。↓
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*金メッキが施されたきらびやかな製品も入手しました。↓
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*↑これはランプスタンドです。↓
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*この製品にどんな物語があるのか、どんな意味が秘められているのか分かりません。しかし、手の込んだ、とても素晴らしい製品です。
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*↑これは一人用のティーポットなのです。↓
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*↑一番下のティーポット。
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*↑ミルクポット。
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*↑ティーカップ。
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*この形状は“コルヌコピア(cornucopia)”と呼ばれるものです。
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*“コルヌコピア”はギリシア神話に起源を持ち、〈豊穣の角〉と訳され、幸運・豊穣を象徴する装飾図案だそうです。
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*これも“コルヌコピア(cornucopia)”の形状を持つノベルティです。
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*この裏印シールによれば、この製品は1950年代にG社が作った製品で、プランターとして売られたようです。
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*G社はこの製品の同類として次のような製品も作っていました。↓
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*これらの製品を保存していたサンプルルーム↓もまもなく解体されることになっています。
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