瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

瀬戸ノベルティ文化保存研究会・瀬戸ノベルティ倶楽部

“これこそ、せともの”セトノベルティの魅力を紹介し、その技術継承に努める市民活動団体です。

瀬戸ノベルティ文化保存研究会 We are the Seto Novelty Culture Preservation Society, a citizens’organization in Seto City, Aichi Prefecture 、Japan◆瀬戸ノベルティに“最高の評価”!レース人形の最高峰・TK名古屋人形製陶所製「アン王女」が皇室に献上!★瀬戸から「ノベルティ」と「昭和の青春切符~集団就職の記録~」を『日本遺産』に!◆時を超えて香り立つ魅力・ノベルティこそ“瀬戸の華”!セト・ノベルティこそ「せともの」!【瀬戸ノベルティ倶楽部:The Seto Novelty Club〈office〉、Americans who love SETO NOVELTIES, your mail to us is deeply welcome. address :setonovelty_club@yahoo.jp】 写真などこのブログでの画像の無断使用は固くお断りします!

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21日(土)と22日(日)、瀬戸ノベルティ俱楽部はお休みです。

4月19日
☆当「瀬戸ノベルティ俱楽部」は、映像コンクール準備などのため、21日(土)と22日(日)をお休みとさせて頂きます。あしからずご了承ください。

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瀬戸・美濃コラボレーション招き猫

4月15日
☆当会は、伝統和紙の町・岐阜県美濃市の町づくりのありようを長年研究し、当瀬戸市の町づくりの参考にしてきました。その美濃市で思いがけず瀬戸のやきものと出会いました。


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☆美濃市の伝統的家並みの中に「石川紙業」の体験ショップがあります。↓
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*↑定番の招き猫ですが、実はこの製品は芯が瀬戸の業者が納入した素焼きの招き猫で、その素焼きの白生地に石川紙業の美濃和紙を貼り付けたもので、“和紙貼り招き猫”と名づけられている製品です。↓
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*この製品はやきものの形の簡潔さを保ちつつ、やきものの肌の冷たさを美濃和紙の柔らかさが覆い、独特な味わいの招き猫製品に仕上げっています。美濃市は伝統の手漉き和紙が世界文化遺産に指定されており、瀬戸市内外に沢山の和紙ちぎり絵作家や愛好家がいます。この製品も和紙業者と和紙職人とのコラボレーションによって作られています。
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※「石川紙業」の情報です。
 岐阜県美濃市吉川町2382 
☎ 0575-33-0228   ファクス 0575-35-1363 

☆内藤ルネへ高い関心を抱かれている人が数多くおられます。岐阜県多治見市の金正陶器(かねしょうとうき)というメーカーでも内藤ルネのカップを作ってこられたようです。
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(↑博物館・多治見商人物語「陶都創造館」のチラシより)
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(↑同社のHPより)
*同社は1946年創業、食器やファンシー小物や日用品雑貨などを製造販売している会社だそうです。同社は、かつての赤銅鈴之介、巨人の星、ミッフィー、ドラえもん、ハローキティ、アンパンマン、スヌーピー、ポケモンなどいろいろなキャラクターを絵付けした製品を販売してきており、同社の「こども陶器博物館」で見ることができるそうです。
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(↑歴代のキャラクターを展示しているコーナー:同社のHPより)
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(↑同社の「こども陶器博物館」:同社のHPより)


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今日と明日、当倶楽部はお休みです。

4月14日
☆当会は、今日14日(土)と明日15日(日)の二日間、瀬戸ノベルティ倶楽部をお休みとさせて頂きます。あしからず、ご了承ください。

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『日本人形玩具学会』会誌第28号が発行されました。

4月12日
☆当会も加盟している一般社団法人『日本人形玩具学会』会誌≪人形玩具研究≫の第28号が発刊されました。当会代表も寄稿しています。

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*↑瀬戸ノベルティに関する概論です。↓
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*この号で、先に瀬戸市美術館で3000人もの来館者を集めて開催した「海を渡ったせとものたち~オキュパイド・ジャパン・田中荘子コレクション~」の図録についても紹介しています。↓
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*テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」で有名な北原照久さんも『日本人形玩具学会』の会員です。
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*北原さんは、この号で『ブリキのロボット』という論考を書いています。
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*また、この号には、人気の「鉄人28号」についての寄稿もあります。↓
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*そして、この号には、昔懐かしいNHKテレビ人形劇「ひょっこりひょうたん島」の思い出も掲載されています。↓
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*「NHKテレビ人形劇『ひょっこりひょうたん島』は、『チロリン村とくるみの木』(操演・劇団やまいも)に続く番組として、1964年から1969年までの5年間、月曜日から金曜日まで夕方5時45分6時までの15分間、1224作品が放映された。脚本/井上ひさし・山元護久、音楽・宇野誠一郎、人形美術/片岡昌、出演/藤村有弘・熊倉一雄・中山千夏・楠トシエ、人形操演・ひとみ座」。
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*この項は「ひょっこりひょうたん島」でトラヒゲを操演した南波郁恵さんとサンデー先生を操演した石原ひとみさんの対談を収録したものです。
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(↑左・石原ひとみさん、右・南波郁恵さん)
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*実は、当会は、この「ひょっこりひょうたん島」のノベルティも収集しています。瀬戸市で作られたノベルティです。
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(↑当会の収集品:非売品で、常時非公開です。)
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(↑トラヒゲ、声・熊倉一雄)
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(↑サンデー先生、声・楠トシエ)
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(↑ドン・ガバチョ、声・藤村有弘)
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(↑ダンディ、声・小林恭治)
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(↑当会の収集品)

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*この号は下記「日本人形玩具学会」事務局↓へお問い合わせ頂ければ入手できます。一冊2000円です。(税・送料別)
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*『日本人形玩具学会』では会員を募集しています。
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首振り人形(Nodder)のこと

4月11日
☆今、静かな人気を集めているノベルティに「首振り人形(Nodder)」があります。


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*これまで低かった評価のノベルティが今、改めて見直されています。

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*陶体に布を貼りつけ、目玉や口布を取り付け、頭部を動くような仕掛けを仕込んだ製品です。今ではなかなか採用されないような手のかかる仕事を昔の人をよくしたものです。安価に作られ、安価で売られていたのでしょうが、こうしたものづくりの仕事は今となっては大変貴重な仕事のように思われてなりません。
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「瀬戸陶磁器工業協同組合」の解散と消滅…

4月10日
☆ノベルティを作ってきた「瀬戸陶磁器工業協同組合」(「瀬陶工」)がこの3月31日をもって解散しました。

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*↑これは「瀬戸陶磁器工業協同組合」から当会に郵送されてきた同組解散の挨拶状です。↓
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*「瀬陶工の解散」は陶都・瀬戸市の歴史的な出来事であると当会は考えています。そこで、このような解散という重大な出来事は関係機関に対してだけでなく、瀬戸市を中心としてその生産や流通に関わってきた人々に広く伝えるため早く記者会見を行うべきではないか、と当会代表は同組の池田理事長に提言しています。それは、ノベルティが生産品の種類とその出荷実態の両面に於いて瀬戸窯業史千余年の中で最大の産物であり、ノベルティほど世界の津々浦々に行き渡ったやきものは他に類を見ないからです。また、一子相伝というような陶芸分野などとは異なり、瀬戸のノベルティは、分業生産という特徴を持ち、その生産や販売流通にかかわってきた諸資材の調達、集団就職などを含めた多様な生産労働力や技術者、それらの多くの人々の仕事や暮らしを支えた諸商工関分野といった裾野の広い町ぐるみの生産品であったからです。池田理事長は資産処分などをすべて済ませた後の6月頃をメドに正式な記者会見を行いたい、と当会代表に語っています。

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*↑「瀬戸陶磁器工業協同組合」(「瀬陶工」)が作り、当会に寄贈してくれた旗です。肝心な主役が退場して、この旗を掲げる所は今では当会以外になくなりました。この旗は当会が高らかに掲げる“陶都の誇り”を示す旗です。

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☆↑時折しも、当会に「瀬陶工」加盟社の一つであった某ノベルティメーカーの寮母をしていたという人の娘さんから貴重な資料や写真を提供して頂きました。今は、瀬戸市外に住んでおられ、「寮母をしていた母が亡くなりました。その母が生前お世話もし、会社がなくなってからも親しくしていた元女子社員<仮名・Aさん>の写真が母の残した遺品の中に入っていました。Aさんは昭和30年代中ごろに九州から“集団就職”で瀬戸へ働きに来た一人ということで、すでに故郷に帰っています。実は、そのAさんは人員整理が進んでいた頃、退社して急いで帰郷することになり、「瀬戸の物はみんな処分していきたい」と、帰る前に母に託していったものが残されていたのです。母が亡くなったのを機に、ノベルティ研究会さんの活動を知り、少しでも参考にでもなればと、母の思いもありましたので、九州に帰っているご本人にも連絡をとり、『私はもういりません。名前を出さなければいいですから…』ということで了解されましたので…」と、当倶楽部に寄贈して下さったのです。↓
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*これは、故郷の両親から女子寮宛てのAさんへ送られてきた成人を祝う電報です。
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*↑日付は昭和40年1月15日。この瀬戸電報電話局も今はもうありません。
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*↑Aさんの成人式は工場のあった連区の公民館で地元の若者たちと合同で行われました。
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(↑Aさんの成人写真)
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*当会は、その会社や寮の様子を早くから記録していました。↑上の写真は工場と社員寮のすべてが解体された後の写真です。当会に寄贈された写真の中には、この会社が盛況を極めていた頃のAさんの写真がありました。
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*↑琵琶湖への慰安旅行(「山行き」)。撮影年は不明ですが、昭和30年代末頃か?と思われます。

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*↑Aさんが22歳の頃。寮の屋上で同僚に撮影してもらい、故郷に送った写真であると思われます。
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(↑昭和42年の慰安旅行(「山行き」):Aさん、22歳の時↓)
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(↑青春時代のAさん:昭和48年・28歳↓)
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*当会は、この会社が廃業する時、廃棄するという資料の一部を了解を得て収拾していました。その資料により、Aさんのような集団就職の若者たちが作ったノベルティがどんな国々へ輸出されていたかを知ることができました。
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(↑ベルギーのアンテロープ・フランスのマルセイユ)
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(↑シカゴ)
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(↑イギリスのリバプール)
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(↑中東のクウェート)
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(↑ノルウェーのオスロ)
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(↑オランダのロッテルダム、アメリカのダラス)
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(↑昭和52年の慰安旅行(「山行き」):Aさん、32歳の時↓)
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*Aさんたちの作ったノベルティは世界の国々へ輸出されていったのです。

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*Aさんのような集団就職の若者たちは「寮生」と呼ばれていました。この写真は寮生たちが暮らしたありし日の社員寮の様子で、解体される前に当会が了解を得て撮影させて頂いたものです。
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(↑九州の故郷から送られてきた両親の写真)

*当会は幾多のノベルティメーカーの末路を見つめてきました。「瀬陶工」は、この町の繁栄に力を尽くしながら人生を生きていたAさんたち個々の人生や心の襞へ分け入ることなく、この町からひっそりと姿を消しました。当会は、Aさんたちが作ったノベルティ製品や資料、そして、ノベルティ生産に明け暮れていた様々な会社の様々な人生の掘り起こし作業をできる限り続けていこうと思っています。
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*↑Aさんたちが作ったノベルティ製品の例。
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*↑Aさんが瀬戸に残していったアルバム。Aさんが絵付けを行った製品なのでしょうか?しかし、裏印の情報がなく、これらの製品がその後どんな国へ輸出されていったのかはわかりません。



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田中比左良と田中比左良…

4月8日
☆亡くなった高畑勲さんとともにジブリを立ち上げた宮崎駿さん監督。その名作アニメ「となりのトトロ」のノベルティも瀬戸市でたくさん作られていました。当会は、その製品製作に至る過程で作られた半完成品のノベルティも収集しています。

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☆当会の4月3日のブログで、「大正末から昭和40年代にわたり、とりわけ女性風俗を描いて一世を風靡した人に田中比左良(たなか・ひさら)という画家がおり、その画家が戦後のある日、瀬戸市のある陶磁器メーカーを訪ねていた」とご紹介しました。そのことについて、新たにわかったことがあります。 


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(↑画家・田中比左良)
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(↑ある瀬戸のノベルティメーカーに保存されていた写真↓)
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(↑田中比左良)

*田中比左良は、「西洋文化の移入、模倣、折衷などで疲れた精神を脱ぎ捨て、軽やかで遊び心に満ち溢れた“娯楽”を絵と彫刻に引き込」んだ≪比左良調≫といわれた漫画・挿絵を生み出した人です。「社会がある意味で男だけで構成され、戦争への関心を高揚させるぐらいしかなかった窮屈な世の中にあって田中比左良(たなか・ひさら)はおそらく初めて、あるがままの女性を大衆に登場させました」。(岐阜県美術館発行の図録「昭和モダンとユーモア・田中比左良展」より)
*実は、この画家と交流のあったノベルティメーカーが瀬戸市にありました。水の江瀧子(ターキー)をモデルにしたと言われる[なわとび人形]の作者はこの田中比左良でした。水の江瀧子は元女優でタレント、映画プロデューサー。テレビ放送の開始とともに始まったNHKの人気クイズ番組「ジェスチャー」の女性軍キャプテンを務め、お茶の間でも人気者でした。
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(↑[なわとび人形]↓を手にする水の江瀧子)
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(↑[なわとび人形])
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(↑田中絹代をモデルにした「お化粧人形」:某元ノベルティメーカーの収蔵写真)
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(↑田中絹代をモデルにした「お化粧人形」:(岐阜県美術館発行図録「昭和モダンとユーモア・田中比左良展」より)

*当会は、水の江瀧子(ターキー)をモデルにしたと言われる[なわとび人形]も、また、稀代の女優・田中絹代をモデルにした「お化粧人形」もこのメーカーで製作されていたそうです」と書きました。しかし、昨日、新たな事実がわかりました。これらの人形を作ったメーカーについての資料を入手したのです。↓
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*↑この資料は、「公告第十一号」と題する“考案権付与”決定に関する日本陶磁器工業組合連合会の公告書でした。
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*↑この文書には昭和十年七月十四日の日付がありました。
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*↑考案権付与者: 愛知県知多郡常滑町  石川秋之助
   品名:比左良ユーモアー人形
   形状: 田中絹代化粧人形 水江ターキー人形 銀ブラ人形 舞踊人形
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*↑左: 田中絹代化粧人形、右: 水江ターキー人形
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*↑左: 銀ブラ人形 右: 舞踊人形 (田中比左良作)

☆この製品を作った「愛知県知多郡常滑町・石川秋之助」とはどんなメーカーであったのか?そのことも実は、当会がかつてあるノベルティメーカーから頂いていた廃棄資料から分かりました。
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*昭和33年刊の『時事経済新報・1958年・東海地区産業篇』に「石川秋之助」の記述がありました。↓
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*常滑市にあった「石川人形園」というメーカーだったのです。
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※当会は、この資料をあるメーカーから寄贈されました。そして、その資料と当会との間には不思議な縁がありました。
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*「石原嘉多志」という人の製品に考案権が付与されていました。その工場の所在地は名古屋市東区白壁町。「石原嘉多志」さんは200点ほどの製品を当会に寄贈してくれたあの「石原陶器貿易」という会社の創始者だったのです。
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(↑「石原陶器貿易」から当会へ寄贈された品々↓)
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*「石原嘉多志」さんは、加賀百万石の支藩大聖寺藩の士族で、初め日本陶器へ入社した後、大正10年に独立して陶器屋を始めたという人でした。
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*工夫を凝らした灰皿の考案品でした。瀬戸ノベルティの草創期、瀬戸の窯屋は知恵と工夫を尽くして製品の開発に打ち込んでいたのです。
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*そうしたノベルティ生産者団体の後裔「瀬陶工」は、この春、「設立以来61年の歴史」に終止符を打ち、解散に至ったのです。
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*瀬戸ノベルティの歴史や文化、産業実態を真摯に掘り起こそうとする人や機関は当会以外にあまり見当たらないようです。「陶都の誇り」という言葉が虚空でさまよっている、と言う他ありません。




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“かわいいの元祖”・内藤ルネの製品

4月7日
☆今、再び熱い視線を集めている“かわいいの元祖”マルチアーティスト・内藤ルネの製品を新たに収集しました。当会はこれらの製品を研究資料として収集保存しているもので、販売はしておりません。これらの製品のメーカーは瀬戸市にありましたが、今はもうこの世に存在していないからです。どうぞ、ご了承ください。 

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*まず、“メチャンコぺりちゃん”と“ウサコちゃんシリーズ・アムール・アムール・ラパン”です。
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(↑小と大)
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(↑“メチャンコぺりちゃん” 大↓)
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(↑“メチャンコぺりちゃん” 小↓)
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*↑“ウサコちゃんシリーズ・アムール・アムール・ラパン(AMOUR AMOUR  RAPIN)”↓
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*↑これらは未完成製品です。“MADEMOISELLE KIKI”と“Mister BOB ”と名づけられた製品の白生地(しろきじ)です。
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*↑“MADEMOISELLE KIKI”の白生地、次が完成製品のイメージ画像とのことです。↓
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*これらの犬と猫のデザインは次のような湯呑の絵柄ともされていたようです。↓
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(↑「内藤ルネ“ロマンティックよ、永遠に”2008」図録より)


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